RITSUMEIKAN 立命館大学



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▼▼EVENT(スポーツ/学芸)▼▼

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【1】[@滋賀][有料][申込不要]
   応援団吹奏学部 「第50回定期演奏会」


 今回の曲目はアルメニア民謡をアレンジした構成となっています。
 表情豊かな曲目に、初めて聞く方も色鮮やかなアルメニアの世界
 に引き込まれるでしょう。今回は、全国から集まったOB・OGの方々
 とのコラボ演奏にもご期待ください!

 [日 時]12月7日(土)開演 18:00  (開場 17:15 )
 [場 所]滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 大ホール
 [入場料]指定席:前売り 1,000円/当日 1,200円
     自由席:前売り  600円/当日  800円
     高校生以下無料(要学生証)

  詳細はコチラ≫
 http://ritsbrass.web.fc2.com/concert.html

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【2】[@滋賀][有料][申込不要]
   交響楽団「第110回定期演奏会」


 「ショスタコーヴィチ交響曲第5番」は、聴きどころしかない曲
 と言われています。弦が奏でるユニゾン(同じラの音を252回も
 弾く)も注目です。100名を越える団員による生演奏をぜひお聴
 きください。

 [日 時]12月8日(日)開演 16:30  (開場 15:30)
 [場 所]滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 大ホール
 [入場料]一般 1,000円/大学生以下 700円(要学生証)

 前売券もあります。詳細はコチラ≫
 http://ruso.s297.xrea.com/

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【3】[@埼玉][無料][申込不要]
   「第58回全日本学生競技ダンス選手権」


 全国から大学生ボールルームダンサーが集い、種目別学生
 日本一を決定する重要な一戦です。日々の練習の集大成と
 言える舞台です。東日本と西日本では、ダンスの表現やアク
 セントに違いがあり、一組一組のダンスの魅力を見つけるのも
 楽しむポイントです。

 [日 時]12月8日(日) 9:00?18:00(予定)
 [場 所]獨協大学(埼玉県)
 [入場料]無料

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 その他のスポーツ・スケジュールはコチラ≫
https://www.ritsumei.ac.jp/event-sports/sports/schedule.html/

 その他のイベント・スケジュールはコチラ≫
https://www.ritsumei.ac.jp/event-sports/event/schedule.html/
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▼▼輝く学生インタビュー▼▼

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 第26回 輝く学生インタビュー
 「一生分の流れ星を見た」
 立命館大学 草津天文研究会
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 このコーナーでは、立命館でいまを精一杯頑張り、輝いている
 学生や団体を紹介していきます。

 今回ご紹介するのは、立命館大学草津天文研究会です。
 通称「くさてん」と呼ばれる草津天文研究会はBKC開設と同時に
 設立され、今年で20年を迎えます。主な活動は、「天体観測」と
 「子ども達との交流会」です。

 インタビューに答えてくれたのは、前代表・杉浦崇行さんと、
 学園祭を終えて新代表に就任したばかりの岡部和希さんです。

 前代表・杉浦崇行さん(理工学部3回生・愛知県出身)
 新代表・岡部和希さん(情報理工学部2回生・佐賀県出身)


 
 杉浦さん(左)と岡部さん(右)

Q:草津天文研究会に入ったきっかけを教えてください。

(杉浦さん)
 サークル探しは、射撃部や剣道部など運動系を見てまわっていま
 した。入学前、愛知の大学に通う従兄から「天文サークルが楽し
 くて仕方ない」という話を聞いたことが頭の片隅にありました。
 
 新入生対象の観測会の存在を知り、「とりあえず、天文研究会も
 見てみるか」と軽い気持ちでに参加しました。出身の愛知は街な
 ので、ほとんど星が見えない環境でした。「少しでも星が見られ
 たらラッキー」と思って参加した観測会でしたが、星の量・美し
 さ・先輩が教えてくれる星座の話に、心を持っていかれるほどの
 感動を覚えました。

 もし従兄に天文サークルの話を聞いていなかったら、あんなに綺
 麗な星空があることを私はまだ知らなかったと思います。

(岡部さん)
 小学生の頃、小さい望遠鏡を買ってもらったことをきっかけに、
 星に興味を持ちました。ただ、そのときは空を眺めていただけで、
 特別に勉強はしていませんでした。

 大学入学後、どのサークルに入ろうか迷っていたときに天文研究会
 を知って、望遠鏡を覗いていた昔のことを思い出しました。新月期
 の観測会に参加した日の星空は今でも忘れられません。場所は、滋
 賀県湖西にある朽木でした。いつも見ていた星空とは圧倒的に違う
 星の数、話でしか聞いたことのなかった「天の川」が見えたことに
 感動しました。夜空に白く光る星が、まさに川のように流れている
 光景は格別でした。
 
 あの星空を見た後には、「くさてん」以外は考えられなかったですね。

 
 天の川(右上から左下にかけて)

Q:天文研究会に入って感じた天体観測の「魅力」は何ですか?

(岡部さん)
 サークルのメンバーみんなで観測することが楽しいですね。
 天体観測では、メンバー全員がマットの上に横になって、雑談した
 り、星を確認し合ったりします。冬はその場でおでんを作って食べ
 ることもあります。みんなで楽しみながらするからこそ、何時間も
 外で星を観察できるのかもしれません。

(杉浦さん)
 観測地で見る星は、日ごろ生活している場所からは絶対に見ること
 ができない星です。これまで見たことのない星を見ることができる、
 そんな感動を味わうことができます。観測地では3分間に1つは星が
 流れ、もう一生分の流れ星を見たような気がします(笑)。1日に
 何十個と流れているのに、いつも気づいていないだけなんですよね。

 1回生は11月の学園祭企画でのプラネタリウム公演に向けて、秋冬
 合わせて16個の星座を暗記します。30個以上覚えている人もいます。
 星座早見盤を見なくても星の名前や星座がわかってくるので、今は
 観測が一段と面白くなっている頃です。

 天体観測や星の勉強を続けていると、単なる光の点が星座の形に
 線で結ばれて「図形」に、そして「絵」に見えてきます。
 「あの星とあの星を結べば、カシオペア座になるよね」と話しながら、
 まるで空のキャンバスに絵を描いている感覚です。ただ、星座の近くに
 「惑星」があると、「あれ?星座の星の数が違う……」と戸惑うことも
 あります。惑星は、写真を撮るときにはアクセントになるのですが、
 天体観測では少し邪魔ですね(笑)。

(岡部さん)
 楽しみ方は人それぞれです。星を観察することが好きな人もいれば、
 星空の写真を撮ることが好きな人もいます。宇宙を深く知るには物理学、
 特に量子力学や素粒子の知識が必要です。理工学部物理科学科の
 メンバーは驚くほどの知識を持っています。

 
 星の動きをとらえた写真(中心の点が北極星)

Q:一方で、「大変さ」はありますか?

(岡部さん)
 天候・寒さ、そして眠さの3つです。
 天候に大きく左右されるため、雲が憎くて仕方ないです(笑)。
 月が見えなくなる新月期前後に、観測員が「GPV(Grid Point Values)」
 という気象予報の専門サイトをチェックして、普通の天気予報ではわから
 ない雲の動きを詳細に分析します。分析結果により観測日を決めますが、
 実際の雲行き次第で急に中止になることも多々あります。逆に「今日、
 観測に行きます」と突然メールが回ってきて、数時間後には出発している
 こともしばしばです。

 冬はもちろんですが、夏でも山での観測は「寒さ」との戦いです。昨年の
 夏休み、富士山の5合目で観測したときは持ってきた服を全部着込んだ
 ほど寒い中での観測でした。しかし、山は空気が澄んでいるため5等星や
 6等星といった暗い星まで見ることができます。そのせいで、星座をすぐ
 には見つけることができませんでした(笑)。

 観測が終われば、最後に「眠さ」との戦いがあります。次の日に授業が
 あっても、観測日和なら観測に行きます。観測は、深夜0時から早朝5時
 頃まで行ないます。次の日の授業が1限ならば、一睡もしないで授業に
 出席する人もいます。私は今のところ、「天体観測があったから」という
 理由で授業を休んだことは無いはずです(笑)。

 大変なところも含めて天体観測の醍醐味として楽しんでいます。

Q:印象に残っている「空」を教えてください。

(杉浦さん)
 三重県志摩市に行ったとき、初めて見た「火球」が印象に残って
 います。火球とは、簡単に言うと「とても明るい流れ星」です。年に数回
 しか観測されない、とても珍しい現象です。

 私が入部して3回目の観測のときでした。まだまだ知識のない私は、
 先輩と一緒に横になって星座について教えてもらっていました。すると
 突然、雷のように空がピカッと明るくなったんです。当時、火球の存在
 を知らなかったので、何が起こったかわかりませんでした。なかなか
 見ることができない現象だと先輩に教えてもらい、「まだ3回目なのに
 珍しい現象が見られるなんて、運が良いな」と思いました。

(岡部さん)
 火球は、場所・大きさ・燃え方・角度……様々な条件が整わないと
 見ることができない流れ星です。何回も観測に行っているのに、見た
 ことがない人はたくさんいます。私もその一人です。観測できるチャンス
 はあったのですが、ちょうど靴紐を結んでいるときでした(笑)。ただ、
 地面を向いていても空が明るくなったことはわかりました。「もしかして」
 と思って空を見上げたときには光は消え、周りのメンバーが感動している
 姿だけが記憶に残っています……。

 日常生活ではなかなか見ることができないので、引退までには
 どうしても見たいと思います。

Q:もう1つの主たる活動である「子ども達との交流会」について
   教えてください。


(杉浦さん)
 交流会は、年4回程度行なっています。
 企画は大きく3つにわかれます。

 1つ目は、自作のプラネタリウム公演です。先輩から代々引き継いでいる
  簡易プラネタリウムを使って、星座や神話について話します。子ども達に
 「この星座は何でしょう」と問いかけると「わかるー!」と勢いよく手を挙げ
 て答えてくれる姿が嬉しいです。

 
 代々引き継ぐ自作のプラネタリウム

 2つ目は、工作教室です。星座早見盤を作って、家でも星座を見てもら
 えるようにしています。NASAの火星探査が話題に挙がっていたときは、
 丸い発砲スチロールに紙を貼り付けて「火星儀」を作り、火星の成り立ち
 やクレーターの位置を教えたこともありました。

 3つ目は、天体観測です。工作教室で作った星座早見盤を使って星座を
 探したり、星の名前を当てたりします。プラネタリウム公演で話したことを
 覚えてくれている子どもがいると、私たちもやりがいを感じます。
 
 時には、話題になっている天体ショーを一緒に見ることもあります。

 
 学園祭企画「天体写真展」

Q:天体ショーといえば、「アイソン彗星」が近づいていると聞きました。
 どのような彗星ですか?


 史上最大級の大彗星と言われています。もう二度と戻ってくることのない
 要チェックの大彗星です。1680年に訪れた「キルヒ彗星」が満月ほどの
 明るさに輝いたとの記録があり、その軌道はアイソン彗星とよく似ている
 と言われています。
 
 星の明るさは「1等星」や「2等星」と表し、数字が小さくなるほど明るい
 です。今回のアイソン彗星は「0」を通り越して「マイナス13等星」になる
 かもしれないと予想され、過去最大のキルヒ彗星を上回るとも言われて
 います。

Q:観測のポイントはありますか?

 おとめ座からてんびん座あたりに見ることができます。
 11月29日(金)の前後4日間が「極大」といわれる一番大きく見える時期
 です。ただし、「見かけの位置」が太陽に近くなり高度も低くなっている
 ため、観測は難しいかもしれません。うまくいけば昼間でも観測できる
 可能性があります。観測するときには、太陽は直接見ないでくださいね。

 極大を過ぎてからは日を追うごとに高度が高くなるため、観測しやすく
 なるはずです。「はず」というのも、アイソン彗星が太陽の間近を通過する
 とき、分裂したり、崩壊する可能性があります。そのため、12月以降どの
 ように観測できるのかは断定できません。
 来年2月頃まで観測できると言われていますが、12月後半以降は双眼
 鏡などがなければ、観測は難しいと思います。

Q:その他に、今後注目の天体ショーはありますか?

 近ごろ注目されているのは「スーパーノバ」です。砂時計の形をした
 オリオン座の左上に位置する「ペテルギウス」が超新星爆発の兆候を
 見せています。もし爆発したら、とても明るい夜が続くかもしれません。
 ただ、それは明日かもしれないし、千年後かもしれません。天文には
 確定した情報はなかなかありません。
 
 わからないからこそ、色々想像できる楽しさがあると思います。

 

──────────────────────────
 いかがでしたでしょうか。

 杉浦さんが「火球」について興奮して語ってくれている横で
 岡部さんはうらやましそうに話を聞いていました。
 しかし、「珍しい現象だけが天体観測ではありません。
 山や海岸など、南の空が開けてみえる観測地で見る星空に
 興奮しない人はいませんよ」と口を揃えて語るお二人。
 地平線や水平線から次々と現れる星座に、感動・安らぎ・癒し……
 何を感じるかは、その人次第なのでしょう。

 皆さんも、今日はゆっくり夜空を見上げてみてはいかがですか?
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▼▼編集後記▼▼

 突然ですが、レディー・ガガをご存知でしょうか。
 世界を舞台に活躍するアメリカのポップシンガーで、全世界アル
 バムセールスは2,000万枚を超え、フォーブス誌で「世界で最も
 影響力のある100人」の 一人に選ばれています。

 そんなガガさんと立命館大学の教授がなんと新作アルバムでコ
 ラボしました!
 錯視研究の第一人者である文学部の北岡明佳教授です。

 
    『アートポップ』のCDを持つ北岡教授

 11月6日(水)に日本で先行発売された新アルバム『アートポップ』
 の盤面やトレイ下部分に北岡先生が作成した「錯視」のアート作
 品が採用されたのです。採用された作品は、2008年に北岡教授が
 考えた「ガンガゼ」というもので、放射状に描かれたウニの刺の
 ような静止画が、錯視の効果で浮き出てくるようにガクガクと動
 いて見えるのが特徴です。本アルバムのアートワークを担当した
 ジェフ・クーンズ氏やガガさん側から9月に「作品を使用したい」
 と北岡教授へ依頼があり、今回のコラボが実現しました。

 アルバムは全世界での販売が予定されており、ガガさんを通じて
 北岡教授の「錯視」のアート作品も世界に発信されます。これを
 機に北岡教授の研究に注目が集り、錯視の面白さが世界に伝わる
 とともに、立命館大学の名前も世界に広がって欲しいと期待に胸
 を膨らませる今日この頃です。

 詳細はコチラ>>
 http://www.ritsumei.jp/news/detail_j/topics/12336/year/2013/publish/1

 (立命館CLUB事務局 森山)


▼▼第39号読者プレゼント▼▼

  今回は、「学園祭グッズ(衣笠祭典Ver.)」を6名様にプレゼント
 します。学生が考えた学園祭キャラクターを使ったトートバック・時計・
 タンブラーを各2個ずつ学園祭事務局からご提供いただきました。

 

 BKC祭典Ver.が応募者多数だったため、今回は各1個ずつ合計6名
 の方にプレゼントします。学園祭グッズは、立命館大学校友会の
 支援により作成されました。

 プレゼントをご希望の方は、下記URLよりお申し込みください。
 なお、プレゼントの抽選結果は次号でお知らせします。

 <応募締切:12月2日(月)>
 【パソコンの方はコチラ】

 https://reg34.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=mbsd-oekcs-56c4828b83b7298508e5197dc24b61ce

 【携帯電話の方はコチラ】
 https://reg34.smp.ne.jp/regist/is?SMPFORM=mbsd-oekbt-021bc76cab8b8dee6fb681ad47bb33dc

 ※上記フォームがご利用できない場合は、下記必要事項を明記のうえ、
  立命館CLUB事務局までメールにてご連絡ください。

 応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp)
 応募必要事項
 (1)名前: (2)プレゼント送付先住所: 
 (3)電話: (4)今回のメルマガ内容に関する感想:
 (5)ご希望のプレゼントプレゼント(トートバッグ・時計・タンブラー)
 (6)プレゼント発表時の氏名公開:可  否
  (否の場合はイニシャルで表記いたします。
   ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。)

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▼第38号読プレ当選発表▼

 多数のご応募ありがとうございました。
 第38号の読者プレゼント当選者の発表です。 
 プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。

 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★
 ★・N I さん  (大阪府)                ★
 ★・羽ばたき鳥さん(兵庫県)            ★
 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★

次回のご応募もお待ちしています。

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次回配信予定は12月13日(金)です。お楽しみに。
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