RITSUMEIKAN 立命館大学



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▼▼EVENT(スポーツ/学芸)▼▼

【1】[@島根][無料][申込不要]
   女子陸上競技部「まつえレディースハーフマラソン」
   「第18回日本学生女子ハーフマラソン選手権大会 兼
    第28回ユニバーシアード競技大会(2015/光州)日本代表選手選考競技会」


 まつえレディースハーフマラソンと日本女子学生ハーフマラソンの併催です。今回はユ
 ニバーシアード競技大会の日本代表選考会も兼ねています。本学女子陸上競技部からも
 選手が出場予定です。応援よろしくお願いします!

 [日 時]3月15日(日) 10:02スタート ※雨天決行
 [場 所]島根県松江市(松江城大手前)
 [入場料]無料

 詳細はコチラをクリック≫
 
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【2】[@大阪][有料][申込不要]
   応援団吹奏楽部「東海大学吹奏楽研究会ジョイントコンサート」


 東海大学吹奏楽研究会は全日本吹奏楽コンクールの常連とも言える名門クラブで、2012
 年から3年連続で金賞を受賞しています。このジョイントコンサートは部員同士の繋が
 りによって実現したもので、第1部東海大学ステージ・第2部立命館大学ステージ・第3
 部合同ステージの3部構成となっています。

 [日 時]3月12日(木) 18:30開演 (18:00開場)
 [場 所]大東市立文化ホール
 [入場料]500円(高校生以下無料)

 詳細はコチラをクリック≫
 
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▼ ▼輝く学生インタビュー▼▼

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  第48回 輝く学生インタビュー
        この時にしか撮れない「一瞬」を切り取る
                       立命館大学映像学部 山脇 航さん

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 このコーナーでは、立命館でいまを精一杯頑張り、輝いている学生や団体を紹介してい
 きます。

 今回ご紹介するのは立命館大学映像学部で活躍する山脇航さん(映像学部3回生・京都
 府出身)
です。
 山脇さんは、昨年11月に開催された「第13回JCF学生映画祭 in 山形」において、自身
 が監督・脚本・編集を務めた長編作品
『刹那』(41分)が審査委員特別賞を受賞し注目
 を集めました。この映画祭は「次世代を担う才能の発掘・育成」をコンセプトに開催さ
 れている学生映画のコンテストです。山脇さんの作品は応募総数257作品の中から入選
 20作品に選ばれ、さらに今回の受賞に至りました。

 今回のインタビューでは、映像学部の特徴や映画制作の取り組み、さらに今回の受賞作
 品に込めた思いなどをお伺いしました。

 

 Q:山脇さんは普段どのような生活をされていますか?
 基本的には映像、なかでも映画制作活動を中心とした生活を送っています。授業期間中
 は学部内で活動を行い、長期休暇に入ると映像サークルや自主ゼミの活動、あるいは自
 主制作活動に取り組んでいます。映像学部生が多く所属しているサークルが3?4つ存在
 し、その中でも私は主に実写映像(映画・PV・CM等)を制作している「GREENS」に所属
 しています。ちなみに、今回「第13回JCF学生映画祭 in 山形」にて受賞した作品は、
 この「GREENS」で制作したものです。

 Q:映画制作以外で取り組んでいることがあれば教えてください。
 昨年に映像学部オリター団の団長を務めていました。「オリター」とは学生主体の団体
 で、主に基礎演習や小集団科目での授業運営、新入生がスムーズに学生生活に馴染むた
 めのサポートにあたっています。映画制作との両立は正直厳しい面もありましたが、副
 団長や周りのサポートのおかげで、制作時期はある程度集中させてもらいながら活動し
 ていました。映画監督も団長も「組織をまとめる力」が必要なので、その点では団長と
 しての経験が映画制作に活きていると感じます。

  
 オリター団活動時の様子
 
 Q:立命館大学映像学部を選んだ理由を教えてください。
 高校生の頃、友人関係や学校生活がうまくいかずに、とても悩んだ時期がありました。
 そのうち進路を選択する時期がやってきて、大学に行く意味を模索し「何か1つでも熱
 中できるものがあれば…」との思いで辿り着いたのが、幼い頃から好きだった映画やゲ
 ームを含む「映像コンテンツ」でした。ただ、初めから映画・ゲーム・CGなどの分野に
 分けられた専門学校に通うのは何か違うと感じていました。「様々なコンテンツを学び、
 思いのままにチャレンジしたい」という思いが強かったため、映像について幅広く学べ
 る立命館を志望しました。

 Q:実際に映像学部で学んでみて、いかがですか?
 映像学部生はいつも「面白いこととは何か?」を追求しています。私の周りには好きな
 ものに忠実な人が多く、何かしらのコンテンツで自分を表現しています。他人が感じる
 「面白さ」を自分自身に取り入れることで、新たな“発見”や“価値観”が生まれた瞬
 間はとても楽しいですね。映像学部生に限らず、そういった様々な価値観を持った学生
 が互いに刺激し合っているところが、総合大学である「立命館の強み」だと思います。

 それに、多くの学生は休みの日(特に長期休暇)を各々の制作活動に充てる行動力を持
 っています。映像というジャンルを幅広く捉えて自ら学ぶ姿勢を大切にしているところ
 もまた、映像学部生の特徴です。

 Q:「映画制作」に興味を持ったのはいつですか?また、そのきっかけを教えてください。
 幼い頃から映画が好きで、父によく映画館に連れて行ってもらいました。映画館という
 独特の空間で、感情をあらゆる角度から揺さぶられることが新鮮で、最高に楽しかった
 からです。しかし制作面については興味がなく、入学後も「映画は単純に見るだけもの」
 だと思っていました。

 そんな私が1回生の夏、先輩の卒業制作で照明係としてお手伝いさせてもらう機会があ
 りました。撮影自体はとてもハードで、夏休みをすべて費やすほどでしたが、そこで「
 ものづくり」に対する姿勢を学び「映画制作って面白い!」と感じるようになりました。
 脚本を書こうと思うようになったのはさらに後の話です。
 
 Q:映画制作にはどのような役割がありますか?
 学生映画では、監督や脚本のほかにプロデューサー(製作)・照明・音響・撮影・編集
 ・美術など、様々な人が関わって初めて完成します。監督は演出面での統括として、映
 画の全体像を常に把握している必要があります。反対にプロデューサーは演出面以外の
 統括で、ロケ地の許可取りやキャストのスケジュール管理などを行います。監督の最大
 の理解者であり、パートナーです。ちなみに俳優については、自分のイメージと合った
 方を確実に選ぶために、京都造形大学の俳優コースの舞台を鑑賞したうえで、直接交渉
 しました。この作品には私の母を含め、100名を越える方々にご協力いただいています。

  
 映画撮影時の様子

 Q:脚本を作るうえでの「こだわり」はありますか?
 脚本作りにおいて大切だと感じるのは「研究」と「キャラクター作り」です。
 「研究」とは私の場合、映画の題材とする事件の背景を探ることです。当事者や周りの
 人間は、その渦中で何を考えていたのか、どういった行動をとったのか…などを、あら
 ゆる情報から自分なりに分析・研究します。

 もう一つの「キャラクター作り」とは、映画の中には出てこないような細部のプロフィ
 ールまで意識して作ることです。先輩の教えから、私はキャラクターの履歴書を細部ま
 で作り込み、スタッフに共有するようにしています。俳優だけがキャラクターを演じる
 のではなく、スタッフ全員がキャラクターへの理解度を高めていくことによって、撮れ
 る映像も変わってくるからです。

 Q:撮影においての苦労はありますか?
 意外と苦労するのが、ロケ地の許可取りです。個人の建物のみならず、道路や線路など
 の「公共の場」での撮影にも許可が要るため、企画書を作成しては交渉の繰り返しです。
 撮影までの道のりは簡単ではありません。
 それに、学生映画とはいえやはり人間が動くため、お金もかかります。映画にもよりま
 すが、私の場合は映画を1本完成させるにあたり、10?30万円の制作費を見込んでいま
 す。

 Q:今回の受賞作品『刹那』のストーリーを簡単に教えてください。
 この作品は高校生の「ケン」が主人公の物語です。
 ある日、高校生のケンは自殺を図りますが、見知らぬ人の犠牲のうえに助かってしまい
 ます。どん底に突き落とされたケンが再び自殺を図ろうと決心した時、一人の少女「カ
 グヤ」と出会います。ケンはカグヤと話すうちに、徐々に本来の自分の姿を取り戻して
 いきます。「僕は透明人間以下だ」と塞ぎ込んでいたケンに、カグヤは「誰にだって色
 があること、さらにどんな色にだってなれる可能性を秘めていること」を教えてくれた
 のです。

  
 しかし次第にカグヤに異変が起き始め、ある日、突然ケンの前から消えてしまいます。
 その時カグヤは、不治の病に襲われていました。ケンは「限られた時間」を生きる彼女
 を必死に励ますと同時に、自分の存在意義を見出していきます。やがて彼女は帰らぬ人
 となりますが、彼女が教えてくれた思いを胸に、彼は社会人として新たな一歩を踏み出
 していく…という物語です。

  

 Q:この映画はどのような思いで制作されたのですか?
 私は高校生の頃「自分の存在意義とは何か」「“生きる”とはどういうことか」を日々
 自問自答していました。主人公のケン同様、特にいじめにあった訳でも、何か苦労を強
 いられた訳でもありませんでしたが、希薄な人間関係や、やりがいのあるものを見いだ
 せないことから生きることに嫌気が差し、何事も楽しめなかった時期がありました。そ
 んな過去の出来事に、ある事件をリンクさせて制作したのが今回の作品『刹那』です。

 感じ方は人それぞれだと思いますが、この映画には「“自らの存在意義”について何か
 しら考えるきっかけになるような作品にしたい」との思いを込めています。ケンの「興
 味のあることに対して素直な性格」は、私自身を投影した部分です。私が映像コンテン
 ツに出会って救われたように、「生きていることの素晴らしさ」ではなく、「這いつく
 ばってでも生きることに、自分なりの意義を見つけ出すことの大切さ」をこの映画で伝
 えたいと思い制作しました。

  

 Q:映画を制作するうえで一番楽しいと感じるときはどんなときですか?
 今回の撮影で言えば、ラストで「主人公と相手役の2人が抱き合うシーン」が撮影でき
 たことです。この演出は、一切台本にはありませんでしたが、俳優の方々の思いが溢れ
 た流れの中で出来たシーンです。それに勝るものはないと思い、その場で採用しました。
 映画には“その時、その瞬間”にしか撮れないものが必ずあります。単なる記録ではな
 く、その時にしか起こりえない「一瞬」を切り取ることが出来たときがたまりません。

 Q:257作品の中から審査員特別賞を受賞したときのお気持ちはいかがでしたか?
 正直、賞をいただけると思っていなかったので驚きましたが、とても嬉しかったです。
 何よりプロのプロデューサーの方から、自分がこだわっていたシーンについて「定点の
 使い方が上手く、主人公の心情の変化がよく伝わってきた」と高い評価をいただけたこ
 とが自信につながりました。そのシーンとは、主人公が線路の前に立ったときの心情の
 変化です。最初は主人公にとって人生を終わらせるはずだった場所が、最後には未来へ
 の「スタートライン」になっています。あえて同じ地点で撮ることで、主人公の気持ち
 を読み取ってもらえるよう工夫しました。グランプリこそ受賞出来ませんでしたが、プ
 ロデューサーの方には「一番気に入った作品だった」と言っていただけて、今までの苦
 労が報われる思いでした。

 

 Q:映画を見るうえで、知っておくとさらに面白くなるポイントがあれば教えてください。
 1つは、主人公に限らず「登場人物をもっとよく見る」ということです。プロの作品は
 特に、細かいしぐさや動きなど全てに理由があると思うので、台詞のみならず人物に注
 目してほしいと思います。
 もう1つは美術です。何気なく飾られているように見えるものでも、そこには登場人物
 の趣味・趣向が表れていたりします。そういった観点で映画を見てみると、また違った
 ものが見えてくるかもしれません。映画って奥深いですね(笑)。

 
 作品受賞を受けて笑顔の山脇さん(撮影は昨年11月時点)

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 いかがでしたでしょうか。

 山脇さんが今回の作品で焦点を当てた
 「自らの存在意義とは何か?」という問いは
 誰しもが一度は自問することではないかと思います。
 『刹那』の主人公・ケンと自分を重ねた山脇さんは
 映画制作に出会い、映画を通して「伝えたい思い」を表現することで
 新たなスタートラインに立てたのかもしれません。

 ぜひ、これからも応援をよろしくお願いします。
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▼▼編集後記▼▼

 今回は、2月15日(日)に行われた「第43回全日本実業団ハーフマラソン大会」で初優
 勝を果たした、豊田自動織機の沼田未知さん(2012年理工学部卒)をご紹介します。

 小学校4年生から、大阪で地域の陸上クラブに入った沼田さん。陸上の面白さに触れ「
 中学生になったら、絶対陸上部に入る」と決めていたにも関わらず、引越し先の埼玉県
 の中学校には陸上部がありませんでした。そんな沼田さんの取った行動とは「一人黙々
 と練習をすること」。個人参加できる競技会を自分で探してきては出場し、休日は隣町
 の中学校の陸上部と一緒に練習をさせてもらっていたそうです。
 その後は立命館宇治高校に進学し、大学時代は本学陸上競技部に所属。アジアジュニア
 陸上選手権や日本学生対抗選手権で優勝するなど、数々の優秀な成績を収められました。

 
 立命館大学陸上競技部所属当時の沼田さん(右)

 そんな学生時代の沼田さんをよく知る、本学女子陸上競技部の十倉みゆきコーチにお話
 を伺いました。

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 理工学部の彼女は、日々の研究も忙しくしていましたが
 そんな時は寝る間も惜しんで練習に励んでいました。
 普段は穏やかな性格の彼女ですが、陸上に関しては相当の負けず嫌いで
 毎日黙々と走りこんでいた姿は、記憶に新しいです。
 「マラソンで五輪を狙いたい」と意気込んでいた彼女の夢の実現も
 そう遠くないでしょう。

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 相当な量のクロスカントリーコースを走りこみ挑んだ、今大会の優勝タイムは1時間9分
 27秒。なんと自己記録を3分20秒も更新したそうです。
 「今後はフルマラソンにも挑戦したい」と語る彼女。立命館初の“五輪マラソンランナ
 ー”誕生に向けて、今後も彼女の活躍に目が離せません。

 (立命館CLUB事務局 堀井)


▼▼67号読者プレゼント▼▼

 今回は「映像学部 山脇航監督作品映画DVD『刹那』&立命館オリジナルハンドタオル&
 ミラー」
3名様にプレゼントします。今回▼輝く学生インタビュー▼に登場してくれ
 た山脇さんの思いが詰まった作品を、立命館グッズとともにお届けします。映画は41分
 の長編作品となっています。この映画を通して、学生のひたむきな努力に触れてみては
 いかがでしょうか。

 

 プレゼントをご希望の方は、下記URLよりお申し込みください。
 なお、プレゼントの抽選結果は次号でお知らせします。

 <応募締切:3/9(月)>

 【パソコンの方はコチラをクリック】
 
 【携帯電話の方はコチラをクリック】

 ※上記フォームがご利用できない場合は、下記必要事項を明記の
  うえ、立命館CLUB事務局までメールにてご連絡ください。

 応募先:立命館CLUB事務局(rclub@st.ritsumei.ac.jp)
 応募必要事項
 (1)名前: (2)プレゼント送付先住所: 
 (3)電話: (4)今回のメルマガ内容に関する感想:
 (5)プレゼント発表時の氏名公開:可  否
  (否の場合はイニシャルで表記いたします。
   ご希望のペンネームがございましたらご連絡ください。)

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▼第66号読プレ当選発表▼

 多数のご応募ありがとうございました。
 第66号の読者プレゼント当選者の発表です。 
 プレゼント到着まで今しばらくお待ちください。

 ★★★★★★★★★★★★★★★★★
 ★・M・Mさん     (鳥取県) ★
 ★・kurobeさん   (兵庫県) ★
 ★★★★★★★★★★★★★★★★★

 次回のご応募もお待ちしています。

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 次回配信予定は3月13日(金)です。お楽しみに。
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