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滋賀県三日月知事と半導体産業振興の取り組みについて意見交換を行いました
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2025年8月17日、三日月大造滋賀県知事と、森島朋三学校法人立命館理事長、立命館大学半導体応用研究センター(RISA)の金子健太郎センター長をはじめとしたメンバーで懇談を行いました。
この懇談は、2023年12月に立命館大学と滋賀県が半導体構想推進で合意し、2024年10月に立命館大学からの要望書を理事長から県知事に手渡して以降、両者が毎月1回のコミュニケーションを重ねてきた成果を踏まえたものです。
立命館大学側は滋賀県が行ってきた取り組みについての進捗を評価しつつ、改めて、本学近傍地における研究開発拠点の整備や半導体プロフェッショナル人材の確保を早急に行うことの重要性について説明しました。金子健太郎センター長は、今後も半導体需要が増加する見通しを示し、滋賀県には半導体産業に適した環境があることを強調しました。一方で、熊本県のTSMC工場の例を挙げ、物流インフラ問題が産業発展の課題となる可能性を示唆しました。
三日月大造滋賀県知事は、立命館大学との連携強化を重視し、特に研究開発拠点の整備について検討する意向を示しました。また、半導体分野における戦略的な目標設定や連携体制構築の必要性にも言及しました。
会議の最後には、アントレプレナーシップ教育プログラムの開発やウェルビーイング分野における共同研究など、半導体分野以外の連携提案が滋賀県からなされ、森島朋三学校法人立命館理事長も快諾し、連携していく旨が確認されました。
立命館大学半導体応用研究センターと滋賀県は、今後も産学官連携を一層推進し、研究開発拠点の整備や人材育成に貢献する中で、県内における地域産業の発展と半導体技術の革新に取り組んでまいります。