立命館大学×アイシン 共同研究PROJECT DESIGN SCIENCE WORKSHOP立命館大学×アイシン 共同研究PROJECT DESIGN SCIENCE WORKSHOP

立命館大学×アイシン立命館大学×アイシン

人とモビリティの未来を拓く人とモビリティの未来を拓く

世の中のあらゆる仕組みが大きな変革を余儀なくされている今日、モビリティ業界でも新しい価値の創出に向けたイノベーションが求められています。

モノやサービスの移動や運搬にとどまらず人々の「心」までも動かすような、新たな「社会共生価値」を生みだしたい。
そのような想いのもと、立命館大学と株式会社アイシンは、「人とモビリティの未来を拓く」という共通のビジョンを掲げて、共同研究プロジェクトを進めています。その一環として実施しているプログラムのひとつが、「デザインサイエンス・ワークショップ」です。
心理学から航空宇宙工学の専門家まで、多様なバックグラウンドをもつ立命館大学デザイン科学研究センターの研究者が講師を務める、「対面による対話」を重視した一連のレクチャーとワークショップ。社会共生価値を生みだすイノベーターの育成を目指して、デザインサイエンスの思考法やノウハウを学ぶリスキリングの場を社員のみなさんに提供しています。

このサイトでは、2023年から2025年にかけて全13回開催予定のワークショップの模様を順次レポート。未来の“あるべき姿”を考えるヒントをお届けします。

Message

徳田 昭雄

立命館大学では、デザイン科学研究センターを拠点として国内屈指の規模でデザインサイエンスの研究・教育・産学連携に取り組んでいます。

科学を「あるものの探究」としての認識サイエンス(cognition science)と「あるべきものの探求」としてのデザイン・サイエンス(design science)の二つの大きなカテゴリーに分類する考え方が示されています。前者は、唯一絶対の存在である自然をよりどころにして「ただひとつの真理」を探究するのものです。これに対して、デザインサイエンスは未来に向けたあらゆる営みを対象として、そこに新しい価値を導入し、より良い社会への共創を探究するものです。

デザインサイエンスは、「総合知の発揮」や「オープンイノベーション」、「産学官地域連携」といったコトバに代表されるような、横断的な「知の統合と共創の実践」にこそ真価が問われる科学と言えるでしょう。社会が混迷を極める現在、これまで盛んに議論されてきた「デザイン思考」からさらに一歩踏み出し、「知の統合と共創の実践」によってイノベーションを加速させ、未来を切り開いてゆくことが求められています。共同研究プロジェクトでは、こうした立命館のデザインサイエンスの知見とアイシンの「技術開発力」や「ものづくり力」を掛け合わせることによって、既存の思考と行動の枠を打ち破るモビリティの新しい価値の創出をめざします。

徳田 昭雄
学校法人立命館 副総長 経営学部 教授

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