The “Great Divergence” and the “Great Convergence”: Reconstruct
本プロジェクト「『大分岐』と『大収斂』:アジアからの世界史像の再構築」は、「グローバル化、特に中国をはじめとするアジアの発展を踏まえて、
①世界史における近代/近代化の意義を捉え返して社会科学の前提となる歴史観を更新し、
②そうした歴史的前提の更新が社会科学の諸ディシプリンの基礎的な問題意識にどのようなインパクトを持つかを評価し、
③グローバル化する社会のなかの社会科学教育の基盤の再整備を行うこと」を目的として立ち上げられ、立命館大学アジア・日本研究機構(RAJO)をホストとする2017年度アジア日本研究推進プログラムに採択されました。
本プロジェクトは、2019年3月までの研究予定期間において、「社会科学の各ディシプリンの前提にある世界史像を更新して、特に学部レベルにおいて各ディシプリンで共通に用いることのできる教科書(『グローバル・リベラル・アーツの世界史』)を設計すること」を主目標に掲げて活動しています。
グローバル化、特に中国をはじめとするアジアの発展を踏まえて、1世界史における近代/近代化の意義を捉え返して社会科学の前提となる歴史観を更新し、2そうした歴史的前提の更新が社会科学の諸ディシプリンの基礎的な問題意識にどのようなインパクトを持つかを評価し、3グローバル化する社会のなかの社会科学教育の基盤の再整備を行う。
社会科学の各ディシプリンの前提にある世界史像を更新し、特に学部レベルにおいて特にアジア圏を中心に国際的に各ディシプリンで共通に用いることのできる英語版の教科書(『グローバル・リベラル・アーツの世界史』)を設計する。
立命館アジア・日本研究機構は、「アジアを中心に世界の未来創造に貢献する学園」創造の推進母体として、アジア研究を行う 研究機関を繋ぐ結節点(ハブ)としての役割を担う研究機構である。本機構は、立命館大学学長が機構長を務める全学横断的なアジア・日本研究者の所属組織であるとともに、世界各地から研究者が集うアジア研究のプラットフォームとして機能する。本機構においては、自然科学・人文科学・社会各分野における発展と、諸分野の融合した学際的研究を推進する挑戦的、かつ独創的な知の創造拠点として、アジアに機軸をおいた、新たなアジア研究の可能性を追求する。
本機構は、所属するアジア・日本研究所を中心に、アジア太平洋地域に位置する私立総合学園の研究組織として、イノベーショ ン溢れる組織アクティビティで、研究を広域展開する。立命館大学研究者との連携を促進し、世界に誇るアジア・日本の総合的実践研究と研究者育成を目指す、学際的なアジア研究拠点の形成、研究成果発信を推奨する。
アジアにおける様々な課題の解決を目指す研究拠点の形成と次世代を担う若手研究者育成を目的とした助成制度。本プログラムは「共生」「共創」「和解」の3つの研究分野に分かれ、立命館大学研究者であるプロジェクトリーダーと、国内外の研究者や若手研究者等のプロジェクトメンバーがプロジェクトを組織し、アジアをテーマとした研究課題に取り組む。
本機構での研究活動を通じ、国際論文の共同執筆・学術書出版、シンポジウム開催の具体的な研究成果の発信に加え、将来的には国際的な助成金制度への申請・獲得を目指す。国際的に通用する研究体制の構築のもと、成果をアジア域に留まらず、全 世界へグローバルに発信していく。