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【研究データの管理・利活用】

1.立命館大学研究データポリシー 研究データの管理・利活用

立命館大学は2023年3月29日に「立命館大学研究データポリシー」を策定しました。 これは、立命館大学の研究者が研究データを管理・公開・利活用する際の原則を示すものです。
また「立命館大学研究データポリシー解説」では、ポリシー本文に沿って、定義や考え方などの解説を加えています。


=立命館大学研究データポリシー PDF=
=立命館大学研究データポリシー 解説PDF=



2.研究データの保存

研究データの保存方法は、法令、立命館大学の規程その他これに準ずるものの範囲内ならびに他の者の権利および法的利益を害さない範囲内において研究者が決定することができます。これまでご利用の保存方法に加え、保存先の選択肢の一つとして下記の「GakuNin RDM」の使用が可能です。


●研究データの管理基盤(GakuNin RDM)

「GakuNin RDM」とは、国立情報学研究所(NII)が提供している研究データ管理サービスです。
「GakuNin RDM」は研究プロジェクト実施中に、個人の研究者あるいは研究グループが研究データや関連の資料を管理するために使用することができます。
既存のストレージや研究ソフトウェアと連携し、クローズドな空間で、研究プロジェクトに関わるファイルのバージョン管理や、メンバー内でのアクセスコントロールができます。研究公正への対応としての研究証跡を記録する機能や、ファイルを保存する機能を有します。
2023年4月1日より、本学のアカウントを持つ研究者の方々が利用できるようになりました。WEBブラウザから本サービスを利用することができ、学外からも本サービスを利用して研究データの管理が可能です。

・詳細はこちら⇒リンク(学内専用ページ)



3.研究データの公開

世界におけるオープンサイエンスの潮流や国際的な動向(FAIR 原則※)等を踏まえつつ、本学ではオープン・アンド・クローズ戦略に基づき公開可能な研究データを可能な限り公開することとしています。


●研究データ公開基盤(機関リポジトリ:R-Cube)

研究データの公開基盤として、機関リポジトリ(R-Cube)を整備しています。
R-Cubeでは現在、紀要や論文のプレプリントの公開等が可能です。将来的には論文等の研究成果の元になる、研究データを公開できる機能の整備も進めていく予定です。

・詳細は⇒こちら


●研究成果公開の際の留意点

研究成果を公開するかどうかの判断は研究者自身で行う必要がありますが、以下に例示する研究成果については公開できない場合や公開が困難である場合があります。ご留意ください。

・共同研究者との合意ができていない場合
・ジャーナルや出版社との契約等による制限がある場合
・企業等との共同研究契約等で公開に制限がある場合
・法的問題(個人情報、特許等の知財、安全保障等)で公開に制限がある場合
・研究コミュニティの慣習で公開に制限がある場合(例えば、治験データの扱い、絶滅危惧種の生息地域、文学研究のインタビュー等)


※ 公開に問題がないと判断された研究データを公開する際には、可能な限り「FAIR原則」に則って公開することが望ましい。
FAIRとは、「Findable(見つけられる)、Accessible(アクセスできる)、Interoperable(相互運用できる)、Reusable(再利用できる)」の略であり、FAIR原則は現在オープンサイエンス推進にあたり、最低限でありながら広範囲に通用する原則として広く承認されている。
○DOI:10.18908/a.2019112601



4.参考リンク集(外部リンク)

オンライン学習システムであるGakuNin LMSにて下記を含む学習教材を提供
https://lms.nii.ac.jp/


●研究者向けの教材(GakuNin LMS上で提供)

「研究者のための研究データマネジメント」(2022年度版)
「倫倫姫の情報セキュリティー教室」(学生向け)


●研究支援者向けの教材(GakuNin LMS上で提供)

「研究データ管理サービスの設計と実践」(2022年度版)


●その他、参考情報

・統合イノベーション戦略推進会議「公的資金による研究データの管理・利活用に関する基本的な考え方」(2021年4月27日)
https://www8.cao.go.jp/cstp/tyousakai/kokusaiopen/sanko1.pdf
・⼤学ICT推進協議会(AXIES)「学術機関における研究データ管理に関する提⾔」(2019年5⽉)
https://axies.jp/report/publications/proposal/
・国⽴情報学研究所(NII)「学術情報基盤オープンフォーラム2022」(2022年5⽉)
https://www.nii.ac.jp/openforum/2022/
・国⽴情報学研究所(NII)「オープンサイエンスのためのデータ管理基盤ハンドブック」(2022年7⽉)
https://www.nii.ac.jp/service/handbook/