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2019年度 活動報告

1.拠点構成員の一覧

研究センター長 近本 智行 理工学部 教授
運営委員 周 瑋生 政策科学部 教授
小幡 範雄 政策科学部 特別任用教授
仲上 健一 OIC総合研究機構サステイナビリティ学研究センター 上席研究員
桜井 良 政策科学部 准教授
中島 淳 理工学部 客員教授
橋本 征二 理工学部 教授
赤堀 次郎 理工学部 教授
大上 芳文 理工学部 教授
李 明香 理工学部 准教授
清水 聡行 理工学部 講師
津田 雅也 立命館グローバル・イノベーション研究機構 研究顧問
竹濱 朝美 産業社会学部 教授
山神 進 立命館アジア太平洋大学
アジア太平洋学部
特別招聘教授
銭 学鵬 立命館アジア太平洋大学
アジア太平洋学部
准教授
Faezeh MAHICHI 立命館アジア太平洋大学
アジア太平洋学部
准教授
学内教員
(専任教員、研究系教員等)
島田 幸司 経済学部 教授
寺脇 拓 経済学部 教授
松原 豊彦 食マネジメント学部 教授
村山 皓 政策科学部 授業担当講師
小杉 隆信 政策科学部 教授
高尾 克樹 政策科学部 特別任用教授
宮脇 昇 政策科学部 教授
上子 秋生 政策科学部 教授
中野 勝行 政策科学部 准教授
今田 真 理工学部 教授
天野 耕二 食マネジメント学部 教授
神子 直之 理工学部 教授
高倉 秀行 理工学部 特任教授
建山 和由 理工学部 教授
峯元 高志 理工学部 教授
吉原 福全 理工学部 教授
武田 史朗 理工学部 教授
本間 睦朗 理工学部 教授
惣田 訓 理工学部 教授
野村 泰稔 理工学部 教授
佐藤 圭輔 理工学部 准教授
柿ヶ野 浩明 理工学部 准教授
吉岡 修哉 理工学部 准教授
吉川 直樹 理工学部 講師
ラウパッハ・スミヤ・ヨーク 経営学部 教授
薬師寺 公夫 法務研究科 特別任用教授
柴田 晃 OIC総合研究機構 客員教授
酒井 達雄 総合科学技術研究機構 上席研究員
Malcolm COOPER 立命館アジア太平洋大学
アジア太平洋学部
客員教授
JONES Thomas Edward 立命館アジア太平洋大学
アジア太平洋学部
准教授
その他学内者
(非常勤講師・研究生・研修生等、
博士前期課程院生、学部生等)
吉岡 泰亮 OIC総合研究機構サステイナビリティ学研究センター 客員研究員
その他の学外者
(他大学教員・若手研究者等)
土井 脩史 京都橘大学 専任講師
研究センター構成員 合計 48名

2. 2019年度研究活動計画の概要

1.プロジェクト研究の推進:
これまでの文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業や環境省研究費等公的外部資金の採択実績、およびR-GIRO等学内競争的資金の採択実績を活かし、新たな研究プロジェクト(資金)の新規獲得と研究推進を継続する。
2.プログレスレポート会議の開催:
各プロジェクト研究の進捗ともに、若手研究者による報告を交えつつその到達点を確認する。
3.RCS フォーラムの開催:
センター内外の研究者を中心に、人文社会系、自然科学系相互の分野融合型の新規プロジェクト提案を見据えた研究交流を行う。
4.産学官連携ワーキング:
水とグリーンビル研究会等の活動を進め、産官学の連携を強化する。
5.研究成果の外部発信:
シンポジウム等の開催、あるいは参画などにより研究成果を広く発信する。

3. 2019年度研究活動報告

1. プロジェクト研究の推進:
(1)文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業:「水再生循環によるアジアの水資源開発研究拠点形成」
研究期間終了後であるが研究活動の継続を図るとともに、成果のとりまとめ発信を行い、新たな研究の枠組み構築を検討。特にサステイナビリティ・サイエンス・コンソーシアム(SSC)と共催の研究集会「持続可能な発展を可能とする水資源再生と国際戦略」をOICカンファレンスホールにて実施した(2019年6月3日)。
また次の日には、SSCと立命館大学地域情報研究所(RDIRI)と共催の市民公開シンポジウム「水がない・・・災害時における水の重要性」を、同じくOICカンファレンスホールにて実施した(2019年6月4日)。
(2)アジア・日本研究推進プログラム:
研究期間終了後であるが「アジアの持続的発展および循環型社会形成のための環境・エネルギー分野の研究開発と人材育成」の目的で、国際研究ネットワークの構築。
またアジア・日本研究所重点プロジェクト「アジア・日本共創の展望」の研究として研究継続中。
(3)科研費:
2018~2021年度科研費基盤研究A(循環型でしなやかな社会の構築を目指した自立型水再生循環・エネルギーシステム)(研究代表者:中島淳)の採択を受けて、地域または建築物における自立型の水再生循環・エネルギーシステムを実装するための技術開発を行うとともに、そのシステムの導入可能性と評価を行っている。自立型の水循環・エネルギーシステムを構築することは、災害対策や途上国のインフラ整備促進には効果的であると考えられるが、国や地域によって異なる状況に対応するために、どのようなシステムが導入可能で持続可能であるかという課題に応えねばならない。本研究では、そのための技術シナリオとして、①膜、紫外線、酸化処理等を用いた水再生技術の開発、②自然型浄化方法を用いた水再生技術の開発、③創エネ技術と蓄エネ技術の最適化、④Virtual Power Plant(VPP)の構築、を行っている。そして、これらの技術の組み合わせとパッケージ化システムを検討し、ベトナムを例に対象地域に見合った水循環・エネルギーシステムを提案するとともに、システムのインパクト評価や導入可能性を検討している。

2. プログレスレポート会議の開催
2019年7月4日(木)KICをメイン会場に、BKC・OIC・APUを接続して、第1回のプログレスレポート会議を開催し若手を中心に各プロジェクト研究の進捗報告を行った。会議に先立ち、理工学部建築都市デザイン学科 青柳憲昌講師に案内いただき、旧堂本印象邸の見学会を実施した。
2020年1月16日(木)OICをメイン会場に、BKC・APUを接続して、第2回のプログレスレポート会議を開催し若手を中心に各プロジェクト研究の進捗報告を行った。

3. RCSフォーラムの開催
第1回RCSフォーラムを2019年5月21日(火)BKC・OIC・APUを接続して開催した(理⼯学部・野村泰稔 教授、APUアジア太平洋学部・JONES Thomas Edward 准教授、政策科学部・周瑋生 教授の講演)。
第2回RCSフォーラムを2020年2月3日(月)BKC・OIC・APUを接続して開催した(理⼯学部・吉岡修哉 准教授、APUアジア太平洋学部・須藤智徳教授、サステイナビリティ学研究センター・仲上健⼀ 上席研究員による講演)。

4. 産学官連携ワーキング
(1)地球環境委員会シンポジウムの開催
立命館地球環境委員会と共催で第11回地球環境委員会シンポジウムを2019年12月3日(木)BKCローム記念館大ホールで開催した。今回のテーマは「Society 5.0時代におけるサステイナブル社会」。仲谷善雄総長の挨拶の後、近畿経済産業局新エネルギー推進室 大平昌幸室長、三菱地所DX推進部 渋谷一太郎統括、理工学部 野村泰稔 教授の基調講演、サステイナブルキャンパス・アイデア・コンテスト2019表彰式、パネルディスカッションを実施した。パネルディスカッションは基調講演者のほか、大学院学生、付属守山高生に参加してもらい、近本智行センター長がパネルディスカッションのコーディネーター、閉会挨拶を務めた。会場の外では、ポスター展示のほか、学内で検証している運搬ロボットの実演を行った。
(2)Sustainable Week支援について
学生主体で、17の国連の持続可能な開発目標SDGsを全て個々に企画実施したSustainable Weekの支援を行い、学生の主体的な取り組み・成長につながった他、期間中参加したBKCの多くの学生、来学者などへの環境意識向上、環境に対する取組み活動のアピールにつながった。今年度は2019年12月14日~20日開催。
(3)サステイナビリティ評価研究会
今年度から、新たに、仲上健一上席研究員を代表とした「サステイナビリティ評価研究会」を立ち上げ、2019年9月30日(月)に第1回研究会、11月25日(月)に第2回研究会、2020年1月20日(月)に第3回研究会を開催した。
(4)低炭素戦略研究会
2019年6月19日(水)に第36回研究会、2019年7月4日(金)に第37回研究会、2019年11月15日(金)に第40回研究会を開催した。
(5)その他
UTokyo CSIS(東京大学空間情報科学研究センター) x APU Joint Seminar(2020年3月5日)への共催を企画していたが、新型コロナ感染拡大の状況を鑑み中止となった。

5. 研究成果の外部発信
(1)エコプロダクツ2019出展について(2019年12月5日~7日開催)
RCSでは研究成果発信を目的に、毎年12月に東京ビッグサイトで開催される環境に配慮した製品や技術などを集めた国内最大級の展示会「エコプロダクツ展」に出展しているが、今年は学園創立120周年事業の一環で、「SDGsの推進」および学園の「知の見える化」を多くの方に知っていただく機会として、研究センターとしてではなく学園として大規模に出展。
①1日12回開催の小中学生対象ワークショップ「大学研究者と未来を探求してみよう」
近本センター長(理工学部)による「あたらしい空調って?」
桜井副センター長(政策科学部)による「野生動物を守るってどういうこと?」。
清水講師(理工学部)による「水の循環と安全な水供給」
②研究紹介「100を超える研究をのぞいてみよう」
これまでRADIANTに掲載された文系理系、様々な分野の100を超える研究をタブレットで紹介。RCSからは清水講師や惣田教授(ともに理工学部)の記事が掲載。
③特別展示「研究にもっと触れてみよう、体験してみよう」
3日間の常設展示を行い、来場者に気軽に、楽しく、より深く研究を体験。立命館ブースの顔になっていた近本センター長(理工学部)による「空気砲で考えるあたらしい空調」。
清水先生(理工学部)による特別展示「すべての人に安全な水を!」
小瓶に色のついた水と吸着剤を入れて振ると色が消える実験、など。
④立命館とエコプロ来場者とで未来を描こう「20年後も残したいもの」「20年後に無くなってほしいもの」
高校生・大学生をはじめとして、学園関係者、立命館と関係の深い世界20か国約70名にインタビュー。

4. 2019年度研究成果の詳細

若手研究者や後期課程院生の育成において実施した取り組みについて
(1)プログレスレポート会議において
RCSでは、プログレスレポート会議について、①各プロジェクトの進捗情報確認の場とすると同時に、②若手研究者の研究発表トレーニングの場、さらには③人文社会系・自然科学系研究双方の研究者が集うRCSならではの分野融合の場であるとして位置づけている。今年度は、RCS運営委員等中核メンバー(近本、周、橋本、桜井、吉川、銭)が指導する大学院生らが、それぞれの研究課題について発表を行い、運営委員ならびにベテラン教員らがコメントを行った。使用言語は日英両言語として、BKC、APU、OIC間でTV会議接続を行い、10分間の発表に対し、5~10分程度の質疑応答を行う形で進行した。
質疑応答では、学会発表等の本番さながらに、研究課題の趣旨と取り組み方の根本をあらためて問い直すような質問、異なる学問領域からの疑問・改善点の提示、あるいは英語でのやり取り等、緊張感のあるやり取りが展開され、若手研究者にとっては研究力量を研鑽する絶好の機会となった。
(2)RCSフォーラムにおいて
5月21日の第1回RCSフォーラムでは新規にメンバーとなった理⼯学部・野村泰稔 教授、JONES Thomas Edward 准教授、そして初代センター長である政策科学部・周瑋生 教授の講演を行い、大学院生も交えた活発な議論を実施した。
また2月3日開催の第2回RCSフォーラムでは、理⼯学部・吉岡修哉 准教授、APUアジア太平洋学部・須藤智徳教授、サステイナビリティ学研究センター・仲上健⼀ 上席 研究員の講演で、活発な議論を実施した。
(3)エコプロダクツ2019出展について
研究センターとしてではなく学園として大規模に出展し、3日間を通してエコプロには15.5万人が来場し、子どもから大人まで様々な方にSDGsへの取り組み、研究の最前線を紹介できた。日経新聞にも掲載されたほか、
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO53315410T11C19A2LKA000/
格段に注目度が向上した。若手教員、学生の勉強の機会となると共に、実際に説明対応での成長の機会となった。
(4)Sustainable Week支援について
Sustainable Weekは年に1度のイベントの開催だけではなく、年間を通じた活動を行っており、その支援を実施している。またSustainable Week出身者を母体に設立した一般社団法人SDGs Impact Lab.にも近本智行センター長が理事として参画し、支援を実施している。
さらに2019年6月に中国上海・同済大学で開催の、Asian Sustainable Campus Network国際大会(ASCN)、環境と持続可能性の関する国際学生会議(ISCES)への参加なども支援。

5. 学外研究費への申請実績および次年度以降の申請予定

■2019年度の学外資金申請・獲得実績
科研費受入実績
名称 委託者等 研究代表者 研究課題 研究期間
(年度)
期間全体の
研究費
(千円)
科研費 基盤(A) 日本学術振興会 中島 淳 循環型社会構築のための自立型水再生循環・エネルギーシステムの開発と実証 2018-2021 42,770
科研費 基盤(B)    〃 近本 智行 非定常・局所分布環境下で人体の生理、心理、呼吸、生産性を考慮した環境制御法の構築 2019-2021 17,550
科研費 基盤(B)    〃 橋本 征二 天然資源利用の価値・効率・環境影響に着目した循環経済の計測手法の開発 2019-2021 17,290
科研費 基盤(B)    〃 薬師寺 公夫 移住労働者とその家族の国際人権保護基準に基づいた法基盤整備の総合的研究 2019-2021 16,640
科研費 基盤(C)    〃 上子 秋生 行政の政策実施の効率性と有効性の担保の構造と地方自治体の規模 2019-2022 4,290
挑戦的研究(萌芽)    〃 惣田 訓 土壌・植物・微生物機能を用いた人工湿地によるマンガン含有坑廃水処理システムの開発 2019-2022 6,500
その他研究費
<政府系事業>
・環境省平成31年度CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業(自然エネルギーとヒートポンプを併用する躯体スラブ蓄熱放射冷暖房システム)25,392,650円(研究代表者:近本智行)

<受託研究>
・新晃工業株式会社「新晃工業寝屋川事務所の、空調システム検証及び展示の監修」2,200,000円(近本 智行)
・本田技研工業株式会社「車載リチウムイオン電池の循環シナリオ構築に関わる技術指導」1,210,000円(中野 勝行)
・竹中工務店「本社ビルに導入した空調システムの技術検証」2,200,000円(近本 智行)
・亀岡市「亀岡クルベジファーマーズの課題改善と加工品およびバルク販売に関する研究および太陽光ソーラパネル化における光量子と地温・水分量の研究および電気の地産地消の範囲の研究」332,000円(柴田 晃)
・CLT活用施工技術開発コンソーシアム「国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)『革新的技術開発・緊急展開事業(うち経営体強化プロジェクト)』」1,000,000円(中野 勝行)

<補助金配分>
・龍谷大学政策学部「京都府『1まち1キャンパス』『低炭素農業(カーボンマイナスプロジェクト)による多世代協働の亀岡づくり』」330,000円(柴田 晃)

6.2020年度研究活動計画の概要

1.プロジェクト研究の推進:
これまでの文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業や環境省研究費等公的外部資金、科研費の採択実績、およびR-GIRO等学内競争的資金の採択実績を活かし、新たな研究プロジェクト(資金)の新規獲得と研究推進を継続する。
2.プログレスレポート会議の開催:
各プロジェクト研究の進捗ともに、若手研究者による報告を交えつつその到達点を確認する。
3.RCS フォーラムの開催:
センター内外の研究者を中心に、人文社会系、自然科学系相互の分野融合型の新規プロジェクト提案を見据えた研究交流を行う。
4.産学官連携ワーキング:
水とグリーンビル研究会等の活動を進め、産官学の連携を強化する。
5.研究成果の外部発信:
シンポジウム等の開催、あるいは参画などにより研究成果を広く発信する。