News 【MEDIA】総合心理学部長 サトウタツヤ先生が著書を刊行されました。

サトタツこと総合心理学部長のサトウタツヤ先生が昨年末から今年にかけて二冊の本を出版しました。いずれも臨床心理学の歴史に関するものです。

①『臨床心理学小史』 ちくま新書 2022年5月刊
◆『臨床心理学小史』の作品紹介
心理実践の職業化は、教育・医療に比べると比較的遅く、近代になってからの事象です。本書では、心理実践=臨床心理が、専門として確立し職業として成り立っていく様を、描いていきます。また、本書には、『臨床心理学史』(東京大学出版会)では扱いきれなかった日本の臨床心理学史が含まれており、その点が本書の特徴と言えるでしょう。

『臨床心理学小史』 ちくま新書 2022年5月刊

②『臨床心理学史』東京大学出版会 2021年11月刊
◆『臨床心理学史』の作品紹介
公認心理師の時代を迎えるいま、臨床心理学という「文化・歴史的存在」の歩みを振り返ることが重要な課題になっています。有名なフロイトの精神分析ではなく、近代心理学を学んだウィトマーを臨床心理学の起点におき、その前史から初めて、現在のエビデンス・ベイストな実践展開までを描きます。目次が年表になっているという工夫もあります。『臨床心理学史』(東京大学出版会)とは異なり心理学史の全体像を描きつつ細かい年代記述にもこだわった専門書です。

★立命館大学ものづくり質的研究センター主催の読書的研究会が7月5日(火) 20:00~ 開催されます。著者本人(サトウタツヤ)による本書の解説+質疑応答です。ぜひご参加ください! https://ritsumei-ac-jp.zoom.us/meeting/register/tJYtc-6uqj8sHdw-3tIBc8D-7HusFy71Lci5

『臨床心理学史』東京大学出版会 2021年11月刊