私は、University of British Columbia（UBC）から交換留学生として、立命館大学にきました。日本のことが大好きで、もっと日本で学びたい、日本の文化に触れたいと思い、当初予定していた留学期間を延長したほどです。日本人はやさしいし、日本語の美しさにも魅力を感じています。

日本の浮世絵をはじめてみた時、その美しさに心を奪われ、日本の文化、特に芸術・美術に魅力を感じるようになりました。アメリカに比べて日本の歴史は長く、いたるところで歴史を感じることができます。
これまで、日本の文化を肌で感じたいと思い、大学での学び以外にも、陶芸や華道、今宮戎神社での福娘などさまざまな体験してきました。その中で、一番私を魅了したものは三味線です。最初はそのユニークな音に興味を持ったのですが、知れば知るほどおもしろくなり、今では定期的に先生に指導をうけています。先日は発表会にも参加しました。

高校生の頃に1度、日本に来たことはあったのですが、そのときは短期滞在だったので、日本になじみきれていませんでした。今回の滞在では、日本人の友達も数え切れないくらいつくることができました。アルバイトをしたり、文化を体験したり、自ら一歩踏み出すことで、日本がとても身近になり、日本が私の「ホーム」になりました。一歩踏み出すことは勇気が必要だけど、外の世界を見ることで考え方や価値観も広がりました。

日本にはまた帰ってきたいと思っていますし、何らかの形で日本とつながっていたいと思います。そして将来は、絵本作家になって、大好きな日本の昔話を翻訳し、母国で紹介したいと思っています。