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夢のオリンピックで、2人だからこそだせる「世界観」を作り上げたい

乾 友紀子さん(経営学部4回生) 写真右
小林千紗さん(2010年経済学部卒業) 写真左

ロンドンオリンピック・シンクロナイズドスイミング
チーム・デュエット日本代表

  • No.416
  • 2012年7月13日更新
ロンドンオリンピックに出場するシンクロナイズドスイミング チーム・デュエットの乾 友紀子さん(経営学部4回生)、小林千紗さん(2010年経済学部卒業)。演技に対する思いやオリンピックへの意気込み、また普段のお2人の素顔にも迫りました!

Q、オリンピックでは、お2人の演技のどの部分に注目してもらいたいですか?

(小林さん)
デュエットでは、6月に振り付けを変え、オリンピック予選の時とは違う内容になったので、あとはレベルの高いものに調整していきたいと思います。日本人にしかできないルーティンだと思われる演技にしたいですね。今回の曲は、和太鼓や尺八を使った和のテイストの強さが特徴なので、その曲に合った力強さや繊細な動作を表現したいです。自分たちの演技から曲が流れているようなイメージを感じとってもらえたらいいなと思います。

(乾さん)
今回のオリンピックでシンクロを初めてみる人も多いかもしれませんが、シンクロは採点競技なので、どの部分が評価されるのかわかりにくいかもしれません。シンクロは音楽にあわせて泳ぎ、音楽と自分たちの演技を一体化することができます。それぞれの国によってテーマもあるので、音楽に合わせてシンクロをしているところを楽しんでみてもらいたいです。また、自分たちも音楽にのって泳ぎたいですね。

Q、演技をあわせるために心がけていることはありますか?

(小林さん)
毎日、演技のビデオをみたり、自分たちの思っていることを、どんなに小さなことでも相手に伝えるようにしています。

(乾さん)
同じ振り付けでも、自分が「どうみせたいか」というものを共通しながら理解し、表現しようという点を心がけています。


Q、試合に、必ず持っていくものは?


(乾さん)
ご飯です。お米を食べるとすごくエネルギーがわくので、試合の時にはご飯を持っていくようにしています。

(小林さん)
梅干し!好きなのと、疲労回復にもいいと聞きます。また日本の食べ物なので、それを食べると落ち着きます。

 

Q、好きな言葉はありますか?

(乾さん)
「希望のあるところには必ず試練がある」。

少し前に足首を怪我していた時があったんですが、この言葉がすごく心に響きました。

(小林さん)
「努力にまさる天才なし」。

どんなに才能を持っている人でも、努力には勝てないのかなと思っています。以前、「努力できることは才能だし、自分は自分でしか変えられない。」とコーチに教えていただきました。弱点も、努力によって克服し、強い自分になれるのだと思える言葉です。

Q、目標にされている方は?

(小林さん)
フランスのヴィルジニー・デデュー選手。表現力の豊かさと見ている人を虜にする演技が魅力的です。

(乾さん)
ロシアのナターリア・イシェンコ選手。洗練された技や動きなどすごいなと思います。

Q、大会や練習の合間(オフができた時)に楽しみにしている事は?

(小林さん)
地元の友達とおいしいものを食べに行ったり、昔から習っていたピアノを弾くことです。得意な曲は「銀波」というピアノ曲ですね。

(乾さん)
目覚ましをセットしないで寝ることですね(笑)

Q、在学生のみなさんにメッセージをお願いします!

(小林さん)
私は、学生の時からシンクロ中心の生活を送ってきて、頑張りたいと思うものがありました。大学と練習との両立は難しかったのですが、頑張っている姿を見て、応援してくれる先生や友達もたくさんいましたし、何よりも頑張る事のできる環境をつくっていただけていたので、本当にいい環境にいたと思いました。自分がこうありたいという目標を持っていれば、ぜったい応援してくれる学校なので、学生のみなさんにも、何か打ち込めるものをもって、充実した学生生活を送ってもらいたいと思います。

(乾さん)
立命館大学の先生方や友達は、みんなあたたかい人たちばかりなので
その中でやりたいことや目標に打ち込めるのは素晴らしい環境だと思っています。個性豊かな人が多い大学なので、その中でいいものを吸収して、自分を磨いてもらえたらいいなと思いますし、自分もそうやって成長できたらいいなと思います。

 


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