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494 -  留学生との共同生活!異文化交流で学べること。

留学生との共同生活!異文化交流で学べること。

村上 彩さん(経営学部1回生)

「BKCインターナショナルハウス」で、留学生のサポートスタッフとして活動中。

  • No.494
  • 2013年2月15日更新
私たち学生サポートスタッフ(Residential Mentor:RM)は、留学生と一緒に寮で生活をしながら、日本で暮らす上での生活面全般のサポートを行っています。例えば、寮や学校生活のルールを教えたり、銀行口座を作るための手続きで市役所へ付き添いをしたり、公共交通機関の使い方を説明したりしています。また、寮で快適に過ごせるように、共同キッチンで一緒に料理を作ったり、留学生同士が楽しめるパーティーを考えたりしています。これまでには寮がある地域の清掃活動への参加や、日本の文化の体験として、餅つきや書き初めを地域のお子さんと一緒に体験するなど、地域の方々と楽しく交流する機会も設けています。他にも、各国で価値観が違うために生じる生活のズレを埋めること、国際寮ができたばかりで、まだ明確なルールが定まっていないことをどう解決していくか話し合っています。



私自身、海外に行って外国人とシェアハウスをした時に、最初は、生活の基準を現地の人に合わせることが難しく感じました。しかし、現地の人と一緒に生活することで、日々の生活のちょっとした困りごとも相談できたり、その国の文化を深く知ることもできました。今度は、私自身が、そういうサポート役になれたらいいなという思いが強くなり、国際寮のサポートスタッフの募集を見てすぐにやってみようと思いました。

留学生は世界各国から来ていて、欧米諸国だけでなく、アフガニスタン、トンガ、バングラデシュなど、なかなか出会えない国のひともいます。会話は英語が中心なのですが、色んな言語が飛び交うこともありますし、各国の「ありがとう」や、簡単な挨拶の言葉などを教え合ったりしています。日本語がわかる留学生は少なく、日本語表記のものが理解できなくて、バスの乗り方や行き先、買い物にも苦労していますね。その手助けのために、私たちが一緒に買い物について行くこともあります。

留学生と一緒に過ごしていると、異文化に驚くこともたくさんあります。一緒に料理を作ると、見たことのない料理も出てきますし、食事にはカルチャーショックを受けました。日本と調理の仕方が違っていますし、具材が何か分からないこともありますが、それが面白いですね。留学生の経歴や出身国の話を聞くのも面白いです。中には政府で働いていて、国からの派遣で2年間日本で勉強しているという方もいます。他にも、母国の歴史を教えてもらったり、新しいことを学んで、知らない世界を知ることができますね。



異なるバックグラウンドを持つ留学生達は、違う価値観を持っているので、お互いの「当たり前」の感覚やイメージも全然違っています。何かを説明する時も、言葉では上手く伝わらないこともあるので、言葉だけでなく絵で表すなど、説明の仕方には気を付けています。留学生と接することで、今までの考え方や常識が覆されることもあります。

しかし一方で、全然違う国の出身、価値観も違えば文化も違う留学生達が、パーティーや食事をしている時は、国籍の違いを越えて、みんな一丸となって楽しんでいることに感動したこともあります。パーティーが大好きな留学生も多く、夜中まで盛り上がることもありますよ。今後も留学生が困っている時はサポートしていきたいですし、留学生にも、もっと日本のことを知ってもらいたいです。よく観光で京都や大阪に出掛けることがあるのですが、その時に私たちに知識があれば案内や説明ももっとできますし、日本の文化や伝統に興味を持ってもらいやすくなるので、そういうフォローもできればいいなと思います。地域の方との交流や在学生と交流する機会も増やせるように考えていきたいですね。



今のRMとしての経験は、これから色んな国の人とコミュニケーションをとる時に役立つと思います。また、様々な国から来ている留学生から、母国での生活や国の抱える様々な問題についての話を聞くことができて、自分自身の知識にもなっています。RMとしての活動は留学と違って、自分自身が留学生をサポートする立場なので、どうしたら上手くいくのかというプランを自ら考え、実行していく力が身につきます。将来、役立つと思いますし、ここでの生活は面白いだけでなく、私自身の視野と可能性も広げてくれていますね。

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  • 取材・文
  • 梅田友裕(政策科学部2回生)

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