折り紙のような革小物製品を。 電車専用ブックカバー「cocotte」
(左から)
畦地翔太さん、壺井彩香さん、岡野綾香さん、道念 奈津絵さん
(すべて経営学部3回生)
Student Innovation College 2012(Sカレ)に出場し、革小物部門で優勝!
総合で優秀賞(2位)受賞!チーム「MIO」のみなさん
私たち、経営学部・吉田満梨先生のゼミでは、新商品開発におけるマーケティングを学んでいます。その実践的な学びの場として、3回生になると毎年Student Innovation College(以下、Sカレ)に参加しています。協力企業から出された10部門の商品開発テーマの中から、私たちは「折り紙のように1枚で作られる革小物」部門を選び、約半年間かけて商品提案を行いました。
最初に考えたのは、SUICAやEdyのような電子マネー専用のケースでした。しかし、「パスケースとの差別化が難しい、革の良さが活きていない、斬新さが足りない」といった、いくつかの問題点がありました。周りの学生に聞いてみたところ、「電子マネーはあまり使っていない」「財布とケースの両方を持ち歩くのは面倒」といった意見が寄せられました。また、複数のカードをケースに入れることで、誤作動の可能性があるといった問題点もありました。
そういった声をうけて、もう一度コンセプトからしっかり案を考え直そうと思い、本番2ヶ月前に合宿を行いました。ここで、「将来身近にあって当たり前になるような商品をつくりたい」という気持ちをこめて、「未来の普通をつくる」というチーム理念をまとめました。そして、具体的には審査基準を考えるのではなく、自分たちがほしい商品をつくろうという方向性がまとまりました。
そんな時、偶然電車で本を読んでいる人を見て、揺れる電車で本を読むのは危ないし不便なので、もっと快適にならないかなと感じました。「革との親和性があること、周りの人に聞いて需要があったこと」もあり、商品はブックカバーに決定しました。

しかし、革のブックカバーはすでに世の中にたくさんあるので、ここでも他との差別化が必要になりました。まず、革製品の工房に見学に行って、革の特性を勉強しました。次に、本の角が挟み込めてページが閉じてもまたすぐに開けたり、かばんの中で本が開かないようにするベルトをつけて、読むときはそのベルトに手を通して片手でも読みやすい、といったアイディアを盛り込んでいきました。また、一枚革でシンプルなデザイン性と機能性を両立させるために、マグネットを使う工夫もしました。商品名は、フランス語で「折り鶴」という意味の「cocotte」に決めました。
コンテストでは、実際に売れそうだという実現可能性の面と、一枚革というコンセプトを忠実に守ったところが評価されたのだと思います。また、プレゼンテーション画像でメンバーが演技をしたり、ブックカバーに顔を付けて擬人化したことも、わかりやすさとインパクトを残すことができ、評価されたと思います。今春の販売を目指し、今は商品化に向けて、協力企業の方に試作品を作っていただいているところです。できあがったらインターネットで販売していく予定です。

Q:Sカレへの参加を通して成長したことは?
道念さん:粘り強くなりました。アイディアが行き詰まり、実現できなくてくじけそうになっても最後まで諦めずに頑張ることができました。
岡野さん…はじめはSカレへの思い入れが強すぎて空回りしていましたが、全員が楽しんで作業をすることが大切なことだと気づきました。それからは1人で抱え込まず、みんなの力を信じて頼むことができるようになりました。
畦地さん…最後までやり通したことで自信がつきました。1人ではできないことも、仲間がいるからできるということがわかりました。
壺井さん…今までは悩みや弱みをあまり人に見せずに、自分で解決するタイプでしたが、みんなに相談して受け入れてもらったことで、少し自信がつきました。
Q:今後の目標は?
道念さん…cocotteを作りあげた時のように、仕事においても私生活においても、相手の立場にたった思いやりのある行動がとれる人になりたいです。
岡野さん…提案した商品は、今まで諦めていた悩みを解決してくれるアイテムです。この商品のように、どんな課題にも諦めず、挑戦し続ける人間を目指したいです。
畦地さん…将来は商品企画に携わりたいと思います。また残りの大学生活で水球部の活動でも結果を残したいと思います。
壺井さん…就職したら、自分のできることを精一杯やって、チーム全体のパフォーマンスをあげられるような存在になりたいです。
Student Innovation College についてはこちら↓

最初に考えたのは、SUICAやEdyのような電子マネー専用のケースでした。しかし、「パスケースとの差別化が難しい、革の良さが活きていない、斬新さが足りない」といった、いくつかの問題点がありました。周りの学生に聞いてみたところ、「電子マネーはあまり使っていない」「財布とケースの両方を持ち歩くのは面倒」といった意見が寄せられました。また、複数のカードをケースに入れることで、誤作動の可能性があるといった問題点もありました。
そういった声をうけて、もう一度コンセプトからしっかり案を考え直そうと思い、本番2ヶ月前に合宿を行いました。ここで、「将来身近にあって当たり前になるような商品をつくりたい」という気持ちをこめて、「未来の普通をつくる」というチーム理念をまとめました。そして、具体的には審査基準を考えるのではなく、自分たちがほしい商品をつくろうという方向性がまとまりました。
そんな時、偶然電車で本を読んでいる人を見て、揺れる電車で本を読むのは危ないし不便なので、もっと快適にならないかなと感じました。「革との親和性があること、周りの人に聞いて需要があったこと」もあり、商品はブックカバーに決定しました。
しかし、革のブックカバーはすでに世の中にたくさんあるので、ここでも他との差別化が必要になりました。まず、革製品の工房に見学に行って、革の特性を勉強しました。次に、本の角が挟み込めてページが閉じてもまたすぐに開けたり、かばんの中で本が開かないようにするベルトをつけて、読むときはそのベルトに手を通して片手でも読みやすい、といったアイディアを盛り込んでいきました。また、一枚革でシンプルなデザイン性と機能性を両立させるために、マグネットを使う工夫もしました。商品名は、フランス語で「折り鶴」という意味の「cocotte」に決めました。
コンテストでは、実際に売れそうだという実現可能性の面と、一枚革というコンセプトを忠実に守ったところが評価されたのだと思います。また、プレゼンテーション画像でメンバーが演技をしたり、ブックカバーに顔を付けて擬人化したことも、わかりやすさとインパクトを残すことができ、評価されたと思います。今春の販売を目指し、今は商品化に向けて、協力企業の方に試作品を作っていただいているところです。できあがったらインターネットで販売していく予定です。
Q:Sカレへの参加を通して成長したことは?
道念さん:粘り強くなりました。アイディアが行き詰まり、実現できなくてくじけそうになっても最後まで諦めずに頑張ることができました。
岡野さん…はじめはSカレへの思い入れが強すぎて空回りしていましたが、全員が楽しんで作業をすることが大切なことだと気づきました。それからは1人で抱え込まず、みんなの力を信じて頼むことができるようになりました。
畦地さん…最後までやり通したことで自信がつきました。1人ではできないことも、仲間がいるからできるということがわかりました。
壺井さん…今までは悩みや弱みをあまり人に見せずに、自分で解決するタイプでしたが、みんなに相談して受け入れてもらったことで、少し自信がつきました。
Q:今後の目標は?
道念さん…cocotteを作りあげた時のように、仕事においても私生活においても、相手の立場にたった思いやりのある行動がとれる人になりたいです。
岡野さん…提案した商品は、今まで諦めていた悩みを解決してくれるアイテムです。この商品のように、どんな課題にも諦めず、挑戦し続ける人間を目指したいです。
畦地さん…将来は商品企画に携わりたいと思います。また残りの大学生活で水球部の活動でも結果を残したいと思います。
壺井さん…就職したら、自分のできることを精一杯やって、チーム全体のパフォーマンスをあげられるような存在になりたいです。
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