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514 -  学生能が目指すもの

学生能が目指すもの

坂井順亮さん(文学部3回生)立命館大学能楽部 部長
立命薪能三十周年記念を迎える

  • No.514
  • 2013年4月18日更新
私たち立命館大学能楽部は、3月25日(日)に大阪府茨木市のみなさんを対象にした「能楽公演会~立命館大学能楽部による仕舞・ワークショップ~」を実施しました。応募により選ばれた40~60代の市民のみなさんに、所作(能の基本的な動き)や着付け体験、能の一部を披露しました。普段は指導受ける側ですが、市民のみなさんに教える立場として、身が入りましたね。

 

私が能楽部に入ったのは、「大学で能ができるなんで珍しいなぁ」と部室を覗いたことがきっかけです。能は難しいというイメージがありますが、使われている古典は大学の入学試験で出題されているものよりも、わかりやすいなと感じています。稽古や公演の経験を重ねるたびに、能全体の神秘さや物語、お囃子の音色に惹かれていきました。1回生の時に、お囃子の大鼓(おおづつみ)を志願し、今でもプロの先生に稽古を付けていただいています。馬の皮を使い演奏前に炭で燻す大鼓は、打つ面が鉄ように硬く、長時間の練習では指の感覚がなくなるほどの痛みを感じます。それでも続けることができるのは、プロの演奏姿への憧れともっと大鼓を打つことが楽しく、好きだからです。


活動を続けるうちに、私は「学生能の役割」について考えるようになりました。能の技術はプロの先生方に及ぶことはできませんが、「“学生”が能に取り組んでいること」そのものが大きな魅力ではないかと考えています。単に技術力を高めるということよりも、私たちが「能が好き!楽しい!」という気持ちを表現し、その想いを客席のみなさん伝えることこそが、学生能の神髄ではないかと思っています。同じ空間で来場者と演者が「能の魅力」を共有し、演者の楽しみが来場者の方の楽しみになったとき、その学生能は大成功であると思います。その楽しみを感じてくださった方々が、今度は能楽堂に足を運ぶ。能楽に触れるきっかけをつくることが「学生能の役割」ではないかと思います。学生のみなさんが能に触れる大切な機会として、「立命薪能」を成功させたいと思います。

    


【お知らせ】
夜間に野外で能舞台をつくり、火を焚いて公演する
立命薪能三十周年記念「立命薪能」

日にち:2013年4月22日(月)

時間:開始18:00(火入れ式)
    吉野天人(連吟)・仕舞18:08頃~
    敦盛(舞囃子)18:38頃~
    賀茂(能楽)19:05頃~

場所:以学館前特設能舞台


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