体で表わし、遊んで覚える漢字の世界を広めたい
布谷達朗さん(文学研究科博士課程前期課程2回生)
漢字教育士第一号取得。漢字探検隊の活動に取り組む。
みなさん、「漢字教育士」という資格を知っていますか?
漢字教育士とは、漢字の成り立ちや諸々の学説を理解し、漢字についての幅広い知識を身に付け、漢字を教える力を認定する資格です。この資格取得のカリキュラムは、立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所(白川研)が定めています。
2012年7月、私は漢字教育士の第一期生としてこの資格を取得しました。

私が漢字教育士を目指し始めたのは、文学部に入学した3回生のとき。5歳の頃から「字が上手くなりたい」という一心で書道を習っていた私は、徐々に書道と関係の深い漢字の成り立ちに興味を持つようになりました。現在は、文学研究科へ進学し、竹簡に書かれた文字の書風と字形の研究をしています。
現在、漢字教育士として、白川研が主催する「漢字探検隊」「漢字あそび大会」の活動に取り組んでいます。「漢字探検隊」では全国の動物園・植物園・城跡や伝統産業館を訪れ、漢字の成り立ちやその元となった事柄を学ぶことを主にし、また「漢字あそび大会」では漢字のジェスチャーやクイズなどを用いて、子どもから大人まで年齢を問わず、漢字の世界のおもしろさを伝えています。教えたことを子どもたちが理解してくれた瞬間が本当に嬉しいですね。子どもたちの笑顔は活動のやりがいに繋がっています。漢字と聞くと“暗記”というイメージが強くありますが、白川文字学による“漢字を分かりやすく体系的に学べる”ところ、“体”で覚えられるところが、「漢字のおもしろさ」だと思っています。漢字の歴史の講義では、「何年生?どんな漢字習っているの?」と問いかけるなど、一方的に話すのではなく、子どもたちに関心をもってもらえるように講義のスタイルを工夫していますね。

資格取得まで、漢字検定の受験や字書を手に、漢字の成り立ちを毎日勉強しました。学ぶ立場から、学んできたことを人に教える側へと変わったこと。そこに自分の成長を感じています。将来は、国語(書道)の教師か漢字教育に関わる仕事に携わりたいと考えています。その為に、教員免許も取得予定です。漢字探検隊での活動は、将来の夢にもつながっていると思っています。今後も、研究に励みながら、子どもたちに漢字の世界の魅力を広めたいと思います。
漢字教育士とは、漢字の成り立ちや諸々の学説を理解し、漢字についての幅広い知識を身に付け、漢字を教える力を認定する資格です。この資格取得のカリキュラムは、立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所(白川研)が定めています。
2012年7月、私は漢字教育士の第一期生としてこの資格を取得しました。
私が漢字教育士を目指し始めたのは、文学部に入学した3回生のとき。5歳の頃から「字が上手くなりたい」という一心で書道を習っていた私は、徐々に書道と関係の深い漢字の成り立ちに興味を持つようになりました。現在は、文学研究科へ進学し、竹簡に書かれた文字の書風と字形の研究をしています。
現在、漢字教育士として、白川研が主催する「漢字探検隊」「漢字あそび大会」の活動に取り組んでいます。「漢字探検隊」では全国の動物園・植物園・城跡や伝統産業館を訪れ、漢字の成り立ちやその元となった事柄を学ぶことを主にし、また「漢字あそび大会」では漢字のジェスチャーやクイズなどを用いて、子どもから大人まで年齢を問わず、漢字の世界のおもしろさを伝えています。教えたことを子どもたちが理解してくれた瞬間が本当に嬉しいですね。子どもたちの笑顔は活動のやりがいに繋がっています。漢字と聞くと“暗記”というイメージが強くありますが、白川文字学による“漢字を分かりやすく体系的に学べる”ところ、“体”で覚えられるところが、「漢字のおもしろさ」だと思っています。漢字の歴史の講義では、「何年生?どんな漢字習っているの?」と問いかけるなど、一方的に話すのではなく、子どもたちに関心をもってもらえるように講義のスタイルを工夫していますね。
資格取得まで、漢字検定の受験や字書を手に、漢字の成り立ちを毎日勉強しました。学ぶ立場から、学んできたことを人に教える側へと変わったこと。そこに自分の成長を感じています。将来は、国語(書道)の教師か漢字教育に関わる仕事に携わりたいと考えています。その為に、教員免許も取得予定です。漢字探検隊での活動は、将来の夢にもつながっていると思っています。今後も、研究に励みながら、子どもたちに漢字の世界の魅力を広めたいと思います。