子どもたちとのふれ合いを大切に
(左から)稲垣友登さん(経済学部2回生)
薮内亮太さん(経済学部2回生)
和仁裕之さん(理工学部3回生)
吉村 龍之介さん(情報理工学部3回生)
南笠東小学校の児童と共同で陶板壁画を制作した「Rits BBS」のみなさん
私たち「Rits BBS」は小学生を対象にボランティア活動を行っている団体です。BBSというのは「Big Brothers and Sisters」の略称で、子どもたちのお兄さんやお姉さんとなり、気軽に相談できる存在になれるようにという思いから来ています。2002年に設立し、現在は約35人のメンバーが活動しています。
私たちの主な活動は「寺子屋」という、休みの日に公民館に小学生を集めて一緒に遊ぶボランティア活動です。遊びはオリジナルのものから鬼ごっこやドッチボールなど、みんなで楽しめるものをやっています。寺子屋は元々非行防止活動の一環として始まったもので、子どもたちが楽しく過ごせる居場所をつくることを目的としています。活動は隔週土曜日に草津市内の西渋川、南笠東、老上の3つの学区で行っています。

小学生と関わる活動をしている団体ということで、今回学生オフィスから「陶板壁画プロジェクト」のお話をいただきました。これは草津市内を流れる狼川の河川敷整備に伴い、幅30メートルの陶板モニュメントをつくるというものです。30センチ四方の陶板を600枚組み合わせた、とても巨大なものです。未来の草津のまちをテーマにして、南笠東小学校の子どもたちと一緒に制作を行いました。
作業を始めたのは2月初旬、私たちが担当した作業は下絵作りと色塗りです。下絵作りでは、小学生がデザインした下絵を元に、実際の建物の写真も見ながら小学校や大学のキャンパス、公民館などを下絵の用紙に写していきました。建物を写すときは決められたレイアウトに合うように作業を進める必要がありました。少しでも角度が狂うと絵が大きくずれてしまうので、細かい作業の連続に苦労しました。
3月に入ってからは、子どもたちと共同で色塗りをしました。色塗りは子どもたちの昼休みや授業時間を利用して、クラスや学年を入れ替えながら作業を進めました。何回か小学校に訪問するうちに、子どもたちの方から積極的に話しかけてくれるようになって、よい触れ合いができて嬉しかったです。
今回小学校と共同で活動し、新しいつながりができたのは良かったと思います。今後もこのような依頼があれば、積極的に参加していきたいと考えています。そして、寺子屋の活動も地域の方々との連携をさらに深めて盛り上げていきたいです。

――活動に参加して感じたことは?
吉村さん……寺子屋活動の経験から、子どもたちとの活動にあまり不安はありませんでした。しかし、陶板製作は経験したことのないことだったので、特殊な絵の具を使うなどの作業に苦労しました。
薮内さん……一緒に一つのものをつくり上げることで、子どもたちの自由な発想や丁寧な作業などいいところを知ることができました。
稲垣さん…寺子屋に参加している子どもたちに小学校で会うことができて、子どもたちの別の一面を見ることができてすごく新鮮でした。
和仁さん…校長先生や教頭先生のお話を聞く機会があり、今後の寺子屋活動の参考になりました。先生方の子どもたちへの接し方や仕事への取り組み方など、今回学んだことを活動に活かしていきたいと思います。
陶板壁画は来年2月に狼川河川敷に設置されます。子どもたちと一緒に今から楽しみにしています。
Rits BBSホームページ
http://www.geocities.jp/ritsbbs/
私たちの主な活動は「寺子屋」という、休みの日に公民館に小学生を集めて一緒に遊ぶボランティア活動です。遊びはオリジナルのものから鬼ごっこやドッチボールなど、みんなで楽しめるものをやっています。寺子屋は元々非行防止活動の一環として始まったもので、子どもたちが楽しく過ごせる居場所をつくることを目的としています。活動は隔週土曜日に草津市内の西渋川、南笠東、老上の3つの学区で行っています。
小学生と関わる活動をしている団体ということで、今回学生オフィスから「陶板壁画プロジェクト」のお話をいただきました。これは草津市内を流れる狼川の河川敷整備に伴い、幅30メートルの陶板モニュメントをつくるというものです。30センチ四方の陶板を600枚組み合わせた、とても巨大なものです。未来の草津のまちをテーマにして、南笠東小学校の子どもたちと一緒に制作を行いました。
作業を始めたのは2月初旬、私たちが担当した作業は下絵作りと色塗りです。下絵作りでは、小学生がデザインした下絵を元に、実際の建物の写真も見ながら小学校や大学のキャンパス、公民館などを下絵の用紙に写していきました。建物を写すときは決められたレイアウトに合うように作業を進める必要がありました。少しでも角度が狂うと絵が大きくずれてしまうので、細かい作業の連続に苦労しました。
3月に入ってからは、子どもたちと共同で色塗りをしました。色塗りは子どもたちの昼休みや授業時間を利用して、クラスや学年を入れ替えながら作業を進めました。何回か小学校に訪問するうちに、子どもたちの方から積極的に話しかけてくれるようになって、よい触れ合いができて嬉しかったです。
今回小学校と共同で活動し、新しいつながりができたのは良かったと思います。今後もこのような依頼があれば、積極的に参加していきたいと考えています。そして、寺子屋の活動も地域の方々との連携をさらに深めて盛り上げていきたいです。
――活動に参加して感じたことは?
吉村さん……寺子屋活動の経験から、子どもたちとの活動にあまり不安はありませんでした。しかし、陶板製作は経験したことのないことだったので、特殊な絵の具を使うなどの作業に苦労しました。
薮内さん……一緒に一つのものをつくり上げることで、子どもたちの自由な発想や丁寧な作業などいいところを知ることができました。
稲垣さん…寺子屋に参加している子どもたちに小学校で会うことができて、子どもたちの別の一面を見ることができてすごく新鮮でした。
和仁さん…校長先生や教頭先生のお話を聞く機会があり、今後の寺子屋活動の参考になりました。先生方の子どもたちへの接し方や仕事への取り組み方など、今回学んだことを活動に活かしていきたいと思います。
陶板壁画は来年2月に狼川河川敷に設置されます。子どもたちと一緒に今から楽しみにしています。
Rits BBSホームページ
http://www.geocities.jp/ritsbbs/
- 取材・文
- 松下 健太郎(情報理工学部3回生)