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708 -  「強さの限界」を追い求めて

「強さの限界」を追い求めて

大元貴志さん(2015年3月産業社会学部卒)

  • No.708
  • 2015年3月23日更新
 1 月に行われた大相撲初場所。入間川部屋に入門した立命館大学相撲部(以下相撲部)の大元貴志さん(2015年3月産業社会学部卒)が、序ノ口の取組の前に行われる「前相撲」でデビューを飾った。

 大元さんが相撲を始めたのは、中学生時代。助っ人を頼まれて、とある相撲大会の団体戦に出場したことがきっかけだった。大元さんの活躍もありチームは3 位に。試合を見ていた、後の母校の先生に声をかけられ、高校では相撲部に入部。高校時代は、高校総体で県大会優勝、中国大会3 位の成績を収めるなど、その才能を開花させていった。


 立命館大学への進学を決めたのは、観戦に訪れたインカレの団体戦で、相撲部の活躍を目の当たりにしたことが決め手となった。他大学にはない団結力と会場全体を引き込む熱のこもった取り組みに圧倒された。相撲部に入部して感じたことは、良い意味で上下関係がなく、厳しい中であっても部の雰囲気が非常にいいこと。週6 回の練習では、四股、摺り足などの基本練習や部員同士のぶつかり稽古などに2 時間集中して取り組む。練習では、監督、コーチ先輩も、手取り足取り指示はしない。言葉ではなく、先輩の胸を借り、ぶつかり合って感じたことから自分の課題を考え、その克服に日々取り組んでいく。全体練習が終わった後、大元さんは、ウエイトトレーニングで筋力強化を図ってきた。



 2 回生の時、西日本学生個人体重別選手権の1 3 5 キロ以上級で準優勝するなど、順調に力を付けていった。入部した頃に比べれば、間違いなく技術も向上し、身体も強くなっている。練習にも、トレーニングにも手を抜くことなく取り組んでいる。でも、「何かがおかしい」。相撲部の中心となった3 回生の頃から、そんな違和感を覚え始めた。チームの中心として勝たなければならないという気持ちが先走り、考えすぎるあまり、持ち前の「前に出る相撲」が影を潜めていった。次第に「受ける相撲」が多くなり、思うような成績を上げられない日々が続いた。

 正課では、教職課程の単位取得を含めた教育を中心に、幅広い分野に積極的に取り組んできた。4 回生となり、卒業が近づいてくる中で、進路については小学校教員の道へ進むことも考えていた。しかし、自分の相撲人生が不完全燃焼のままで終わってしまってもいいのか。どこまで強くなることができるのか。「自分の限界に本気で挑戦したい」その一心が、夢見る全てがある場所「大相撲」への挑戦を決意させた。

 「1 年で幕下、2、3 年で幕下上位に定着、4 年で関取になりたいと考えています」と今後の具体的な目標を語ってくれた大元さん。「立命館大学で学んだ全てを活かして、角界でも多くのみなさんに愛される力士になれるよう、一日一日を大切に頑張っていきます。応援よろしくお願いします」とメッセージを語ってくれた。立命館スピリッツを持った力士の活躍を心から応援したい。

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