スポーツ愛がスポーツを盛り上げる
土井里佳子さん(産業社会学部2015年3月卒)
小学生だった土井さんがいつも携帯していたのは、長嶋茂雄元巨人軍監督の写真。父親の影響で幼いころからプロ野球のテレビ中継を見るうちに、いつの間にか読売ジャイアンツのファンになっていた。
自身は何一つスポーツをしないという。スポーツは見るのが大好きで、スポーツとメディアに興味があったことから、スポーツ社会専攻で学びながら、ダブルメジャー制度を利用してメディア社会専攻の専門科目も履修することができる立命館大学産業社会学部に入学した。
今年3月、土井さんは、読売新聞主催の大学生対象のプロ野球を盛り上げるための企画やビジネスモデルを競い合うコンペティション、「BASEBALL BUSINESS AWARD 2014」において、優秀賞を受賞した。

課題テーマのなかから、「高価格・高付加価値サービスの提供」を選択した土井さんは、「カメラ女子」をターゲットにしたビジネスプラン「Plan for 写ガール」を提案した。近年、広島カープの「カープ女子」やオリックスバファローズの「オリ姫」など熱心なプロ野球の女性ファンが増加する背景を踏まえ、その女性ファンの中でも選手らをカメラで撮影する「カメラ女子」に注目。選手から近い場所で撮影ができる専用シートを高価格で設けることや、地域活性化を目的とした地方試合の観戦ツアーもプランに取り入れた。

「ビジネスプランを考えるなんて初めての経験でした。4年間の学びで身についた“定義づけ”の重要性を意識し、プランを考える前に球場で撮影する女性を対象にアンケートを実施しました。」ビジネスプランの作成を始めたのは昨年秋。卒業論文執筆と同時進行だったため、大変苦労したと振り返る。彼女の卒業論文のテーマは「阪神タイガースのファンは、なぜ読売ジャイアンツのファンを敵視するのか」というもの。2紙のスポーツ新聞の言説を比較研究したという。「この研究をしていたので、ファンの心理や、球団に対する要求を掴むことができ、プラン立案にとても役立ちました。プランの内容の良し悪しや収益性の有無など、自分が読売ジャイアンツファンだからということでなく、客観的にみるように心がけましたね。」

大学中に何か1つ形に残したいという想いがあった。受賞の知らせを受けて、そのことが実現して嬉しかったという。スポーツ社会専攻の学びを振り返り「スポーツという1つのテーマだけでなく、スポーツとビジネス、スポーツとメディアなど、スポーツを多角的に研究することができました。プロ野球業界も女性の視点が新しい動きを起こしているので、この専攻にもっと女子学生が増えてほしいと思います。」
月に一度は読売ジャイアンツの応援のため東京へ向かう。応援や写真を通して新しい友だちができ、「今が楽しい」と笑う土井さんは、これからも応援を通じてスポーツの魅力を伝えていきたいと語ってくれた。

自身は何一つスポーツをしないという。スポーツは見るのが大好きで、スポーツとメディアに興味があったことから、スポーツ社会専攻で学びながら、ダブルメジャー制度を利用してメディア社会専攻の専門科目も履修することができる立命館大学産業社会学部に入学した。
今年3月、土井さんは、読売新聞主催の大学生対象のプロ野球を盛り上げるための企画やビジネスモデルを競い合うコンペティション、「BASEBALL BUSINESS AWARD 2014」において、優秀賞を受賞した。
課題テーマのなかから、「高価格・高付加価値サービスの提供」を選択した土井さんは、「カメラ女子」をターゲットにしたビジネスプラン「Plan for 写ガール」を提案した。近年、広島カープの「カープ女子」やオリックスバファローズの「オリ姫」など熱心なプロ野球の女性ファンが増加する背景を踏まえ、その女性ファンの中でも選手らをカメラで撮影する「カメラ女子」に注目。選手から近い場所で撮影ができる専用シートを高価格で設けることや、地域活性化を目的とした地方試合の観戦ツアーもプランに取り入れた。
土井さんが提案したビジネスプラン
「ビジネスプランを考えるなんて初めての経験でした。4年間の学びで身についた“定義づけ”の重要性を意識し、プランを考える前に球場で撮影する女性を対象にアンケートを実施しました。」ビジネスプランの作成を始めたのは昨年秋。卒業論文執筆と同時進行だったため、大変苦労したと振り返る。彼女の卒業論文のテーマは「阪神タイガースのファンは、なぜ読売ジャイアンツのファンを敵視するのか」というもの。2紙のスポーツ新聞の言説を比較研究したという。「この研究をしていたので、ファンの心理や、球団に対する要求を掴むことができ、プラン立案にとても役立ちました。プランの内容の良し悪しや収益性の有無など、自分が読売ジャイアンツファンだからということでなく、客観的にみるように心がけましたね。」
大学中に何か1つ形に残したいという想いがあった。受賞の知らせを受けて、そのことが実現して嬉しかったという。スポーツ社会専攻の学びを振り返り「スポーツという1つのテーマだけでなく、スポーツとビジネス、スポーツとメディアなど、スポーツを多角的に研究することができました。プロ野球業界も女性の視点が新しい動きを起こしているので、この専攻にもっと女子学生が増えてほしいと思います。」
月に一度は読売ジャイアンツの応援のため東京へ向かう。応援や写真を通して新しい友だちができ、「今が楽しい」と笑う土井さんは、これからも応援を通じてスポーツの魅力を伝えていきたいと語ってくれた。