2021年度 EDGE+R

オンライン創造性教育ワークショップ

GAstroEdu Coffee Adventure

 ~コーヒーから学ぶ持続可能性・生産者活動~

【開催報告】

2021Coffeeアイキャッチ


「コーヒー」を題材に,持続可能性と生産者運動をテーマとして、スローフード協会フェアトレードプロジェクトを進めた伝説のマルコ・フェッレーロ氏を招き、ホンジュラスと北イタリアとの中継からコーヒーの生産から消費までを学ぶオンラインワークショップ『GAstroEdu #4Coffee Adventure』を202198日・9日に開催しました。

  中米・ホンジュラスは,コーヒーの名産地として知られています。ホンジュラスのコーヒー農園から生豆を輸入し、イタリア・トリノの郊外にある刑務所で焙煎されるコーヒーは、現在日本でも入手することができ親しまれています。本ワークショップでは、ホンジュラスと北イタリア、日本を中継し、イタリアの Pausa Caffè 代表マルコ・フェッレーロ氏による講義から中南米のコーヒー・カカオ栽培におけるChild Laborやフェアトレードの問題を学び、食を通じて真の豊かさと持続可能性を考えました。7研究科・11学部から60名以上の参加者があり、「コーヒーの生産過程、焙煎、入れ方、イタリアの食や文化など今まであまり学んでこなかったことを勉強できたため、非常に貴重な経験になりました。また、食の奥深さを感じる機会にもなり、参加してよかったと感じました。」「気候の変化によって、まだ青いコーヒー、熟したもの、花などが混ざった状態にあることが分かりました。先進国での地球温暖化を招く行動が、遠い地域にまで押しつけている印象をうけました。」といった感想が聞かれました。

本ワークショップは、食マネジメント学部正課科目であるGastronomy Study ProjectGSP)「イタリアに行かないイタリア実習」と連携し開催いたしました。

【実施概要】

DAY198

 21:00-22:30  ホンジュラス・北イタリア中継

・コーヒー生産地(ホンジュラス)から学ぶ

Pausa Caffè 代表マルコ・フェッレーロ氏による講義

DAY299

  13:00-13:30  EDGE+Rプログラム紹介,GAstroEduプロジェクト紹介

  13:30-14:00  平畑氏によるコーヒーサロン講座(食マネジメント学部4回生)

  14:00-14:50  トスカーナ・トリンチ焙煎所から中継:コーヒー加工を学ぶ

         石田雅芳教授講義

  14:50-15:00  休憩

   15:00-16:40  サンセポルクロ中継(GSP講義見学)

 

GAstroEduプロジェクト】

 GAstroEduは,世界が抱える社会課題に対し,「食」をテーマにしたワークショップを通じて主体性や創造性を育むことを目的とするオンライン創造性ワークショッププロジェクトです.世界中の人たちとオンラインでつながり「本物」に触れながら体験することで,真の異文化理解や内発的動機の種を育てること,生産者と生活者を教育を媒介につなぐプラットフォームの開発を目指しています.

大学が有する食の世界的なネットワークと最先端の技術を活用して,海外と直接繋がるライブ感あふれる体験型プログラムを実現.世界の社会課題に対し,身近な食を通じて,小さくとも自らの手でひとつの解決策を作り出していく経験から,サイエンス,テクノロジーのみならず文化や歴史などの多くの視点から問題の本質をとらえることができるイノベーション人材の育成につながることを目指しています.

3.レポート動画の公開

  RIMIXHPより公開⇩

 https://youtu.be/45kNBeYyVB8

4.Coffee Adventureの講義風景

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