「新富町フィールドワーク」
~産業と環境のサスティナビリティを両立させる事業家のチャレンジを紐解く~
【開催報告】
プログラム後のアディショナルプログラムとして開催予定であった学外実習は、一昨年のシンガポール研修に引き続き昨年もコロナウィルス感染拡大の影響で開催することができませんでした。そのため本年度は、2020・2021年度の両EDGEレギュラー・SPORUT受講生を対象に募集し12名の参加者を選抜、こゆ財団※コーディネートのもと、「世界一チャレンジしやすいまち」というコンセプトを軸に、稼いだ収益を町に循環するまちづくりの実態を学ぶフィールドワークを宮崎県児湯郡新富町にて12月11日(土)・12日(日)の日程で開催しました。本プログラムは、最先端の社会の変化を肌で感じ、リサーチ能力の向上を目的としたもので、テーマは「産業と環境のサスティナビリティを両立させる事業家のチャレンジを紐解く」、1日目は新富町内の多様なチャレンジャーとの出会いと体験を通じて、なぜチャレンジを続けるのか、チャレンジの源泉は何かについて探究し、2日目はその体験をもとに得た学びと気づきをまとめ、自らのチャレンジについて発表しました。
※宮崎県児湯郡新富町が2017年に設立した地域商社「一般財団法人こゆ地域づくり推進機構」
受講生はフィールドワーク後、「新富町で見つけた個人のワクワクと刺激~大学生の私が考えるキャリア~」をテーマにレポートを提出。参加者からは、「新富町の方々は自分のやりたいことを言語化して、実行している人が多く、その実行していることに対してとても楽しんでいると感じた。」「キャリアは「何になりたいか」ではなく「何をしたいか」だと気が付いた。」「なりたい職業に“なること”がゴールではなくむしろスタートラインであり、その職業での未来像を実現するために模索していくことが重要であると思った」などといった声が聞かれ、新たなキャリア観を学ぶこととなりました。
■「新富芸術祭」を企画運営している甲斐さんから、湖水ヶ池でこの日実施しているアートワークショップと、新富芸術祭にかける思いを聞く
■140頭の乳牛を飼育している松浦牧場で、牧場見学やアメリカ留学経験を生かして体験型牧場づくりに取り組む松浦夫妻から、体験や商品開発への思いについてお話を聞く
■集合写真