2019.12.22
2019年度起業家・事業家トークイベント
開催日時: | 2019年10月2,7,18日 |
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テーマ: | 起業家・事業家トークイベント |
参加者: | 学内・他大学・社会人 |
10月2日、7日、18日の3日間、2019年度立命館大学EDGE+R起業家・事業家トークイベントを開催しました。起業家・事業家をお招きし、EDGE受講生・学内学生だけでなく他大学、近隣企業等、社会人へも広報し、関西圏を中心に広くアントレプレナーマインドを高める機会とし意識醸成につなげることを目的として実施しました。
第1回概要
日時:10月2日(水) 19:00-20:30
会場:OIC C471
テーマ:「人生赤ボタン!素直人であれ」
講演者:青山恭明 氏
(株式会社サイエンス 取締役会長 / 一般社団法人ファインバブル産業会理事)
「人生赤ボタン」とは、青山氏が前向きかつ積極的に物事に取り組むために、社内で言い続けているキーワードです。人間には右胸に「赤ボタン:積極的」、左胸に「黒ボタン:消極的」があり、課題にぶつかった時に、赤ボタンを押すことで前向きになり、例えうまくいかなかったとしても次の成功に繋がるというお話や、これまでを振り返ると、自分自身が本当に喜ばせたいと思ったことは成功しており、失敗していることの共通点は、自分たちの都合で行った事業であること、落ち込んで得することは何も無く、失敗を受け入れた上で今何ができるのかを考えながら、素直で謙虚な気持ちを持って事業にあたっていくことが重要である、といったお話をいただきました。
第2回概要
日時:10月7日(月) 19:00-20:30
会場:OIC C471
テーマ:「未来構想戦略~近未来を生きるための2つの思考法と3つの時間軸のアプローチ」
講演者:安川新一郎 氏
(Mistletoe株式会社上級フェロー、東京都顧問、大阪府市特別参与、内閣官房政府CIO補佐官、Wellbeing for planet earth財団理事)
テクノロジーは10年毎に進化する時代である中、未来を予測するためのアプローチ(何が変わり、何が変わらないのか)についてお話いただきました。何をしたいか、将来を見据えたうえで情報を入手し活用していくこと、ロジカルシンキングの考えを徹底して身につけることの重要性、また社会問題は1つ1つが繋がっているため、因数分解することで世の中が見えてくるといったお話をいただきました。
第3回概要
日時:10月18日(金) 19:00-20:30
会場:OIC B275
テーマ:「自立し自律する民間研究開発機関の経営ノウハウ」
講演者:西田純二 氏
(株式会社社会システム総合研究所代表取締役)
「売り上げは2億円以上にしません。」「会社組織は10人以上にしません。」「社員は自分で会社を経営し、外部の仕事をすることを奨励します。」等の経営方針のご紹介があり、一般的な企業には考えにくいものばかりであるが、ユニークな研究を社会に実装していくことを徹底していること、社員は、大学(アカデミア)との二足の草鞋が推奨され、研究者にとっても面白い職場を徹底していることのご紹介がありました。「交通コミュニティカード」「ETC車載器の無料配布」「スマートフォンを車載端末にしたバスロケーションシステム」「駅でのバス情報の提供バス案内システム」等、これまでに実施したプロジェクトやビジネスモデルが紹介され、エネルギッシュでポジティブな経営者マインドについて語っていただきました。
これら3回のトークイベントを通じて、受講生からは、「実体験をもとにたくさんのお話が聞けたので、より現実的に考えられました」「起業において、大切なことと人間として大切なことの両方をおしえてもらい、とても参考になった」「多様な価値観を認め、受け入れることが今日の講演のキーワードだなと思いました。働くことを楽しみながら、誰かのためにも生きられるようなっていきたいなと思いました」「自身のキャリアや仕事に対する考え方にプラスなスパイスとなりました」「自分の中に新たな視点が入り込んでいく感覚があり、大変おもしろかった。」といった声が聞かれました。