2018.06.29

2018年度デザイン思考ワークショップ(セブン銀行協賛) 

開催日時: 2018年6月29日(金)~7月1日(日)
テーマ: 地域通貨×まち起こし
参加者: 学内 29名

2018年度デザイン思考ワークショップ(セブン銀行協賛)では、神奈川県藤野をフィ-ルドとしてお借りし、地方創生に向け地域のイノベーター達が活躍し、イノベーションを起こしている現場で、デザイン思考を用いたフィールドワークを実施しました。 

 まずはフィールドワークに先がけて2回の事前講義を行いました。6/14にセブンラボ/本学客員教授の山田智樹氏を講師に迎え、「デザイン思考とは?」について講義をいただき、Insight力について学び、6/20には藤野地域通貨「萬(よろづ)」についてのインプットを行いました。

 6/29-7/1にはいよいよ藤野現地にてフィールドワークを実施しました。町開発以外で生き残る方法を模索してきた藤野の歴史や、人材をもって活性化を図ってきた中で生まれたワーキンググループの活動(森部、藤野電力など)、地域通貨萬の役割と今後について学び、実際に体験しました。その中で「藤野で活動する人・藤野に来ている人」に注目し「誰かの何かを解決する」アイデア提案をゴールに、各チームがデザイン思考の手法をとりいれながら「ファクト」「気づき」を「インサイト」にまで掘り下げ、ディスカッションし最終日にアイデア発表を行いました。セブン銀行の社員の方々をはじめ、ご協力いただいた藤野の皆さまや外部企業のコメンテーターの皆さんからアドバイスやご意見等をいただき、終了となりました。

 合宿形式で行なった今回のフィールドワークでは、夜遅くまでアイデアを話しあい、スライド作成を行なったチームもあったようです。受講生からは、「インサイトへと落とし込む面白さをこのフィールドワークを通して感じました。ファクトの基づき仮定していき、こうではないかと考えを練り、そこからの新しいアイデアや斬新なデザインを出していく、気づいていくという過程が面白かったです。」「藤野に行って、Give Firstの考え方を体験することができ、こういう考え方を大切にすることが信頼関係を作っているんだなと感じた。」「他の班の発表を聞いていると、目にしたものはほとんど同じなのに、提案がどれも自分の班と異なっていたのがとても面白く、多角的な視点を学べたのではないかと考えています。」「Insightを得るために、Factを集めるために、観察・インタビューするという行為をしていく。思考が変われば、行動も変わる。今までは見逃していたを収集することで新たな気づきが生まれていくことを実感するとともにイノベーションが方法論なのだなと分かりました。」といった感想が聞かれました。