2021年度 EDGE+R 起業家・事業家トークイベント

 ～学生起業・グローバルに活躍する第一歩に～

【第３回開催報告】

10月26日（火）にオンラインにて開催しました「2021年度 EDGE+R 起業家・事業家トークイベント 第３回」は、一般社団法人AgVenture Lab 代表理事/理事長 農林中央金庫 特別参与 荻野浩輝氏を講師に迎え、「食と農とくらしのイノベーション:スタートアップと共に社会課題の解決を目指す」をテーマにご講演いただきました。AgVenture Labでは、「食」と「農」と「くらし」に関わる社会課題を解決するスタートアップを支援するという使命の中で多種多様な支援を行っており、ラボでは日本や海外と連携して様々なイベント・セミナーも開催しています。

講演の冒頭では、なかなか触れることのない海外での農業におけるスタートアップ事例についてお話いただきました。画期的なアイデアを持って社会課題を解決し注目を浴びている企業を数多くご紹介いただき、また、国内のスタートアップ事例については、自社で行っている「JA アクセラレータープログラム」の中から採択された団体を実証実験やマッチングのサポートなどで支援し、スタートアップに成功している企業をご紹介いただきました。今後は大学生を対象にしたコンテスト「大学ビジネスコンテストJUMP」を開催されるそうです。

荻野様より参加者の皆様へ、「チャレンジを恐れない・スピード感といった起業家マインドを身に着けることはとても大事であり、そういったイノベ―ティブなマインドは、起業するために必要だが大企業においても現在求められている人材です。EDGE+Rプログラムでそのようなマインドを学べる事は、非常に価値が大きいと思います。皆様には、社会に貢献できる意識を持って働いてほしい、社会の為に学んで働いてほしいと思います。そしてイノベーティブなマインドを持ってください。」とのメッセージで講演を締めくくっていただきました。

　参加者からは「幅広い内容の興味深い事例をご紹介いただき、未来に対して希望が持てるようなお話でした。ありがとうございました。」「ご紹介いただいた諸外国のスタートアップ事例が大変刺激的でした。海外渡航制限が緩和されたら、諸外国のスタートアップを訪問する生徒対象の海外研修をデザインしてみようと思います。また、お話全体を通じて農業と食の分野におけるイノベーションの可能性を感じることができました。安心安全で高品質な商品を提供できる日本の農業こそ世界で勝負できるポテンシャルがあると思っておりますので、この分野でイノベーションを起こすことが日本の将来にとって重要なのだと思います。」といった感想が聞かれました。