2022.5.23

2021年度立命館大学EDGE+Rプログラム GAstroEduワークショップ【牛 Adventure】開催報告

開催日時: 12月16日(木)
テーマ: ~ピエモンテ牛祭りと岩手県岩泉町を繋いだ牛アドベンチャー
参加者: どなたでも参加可

2021年度 立命館大学 EDGE+Rプログラム

GAstroEdu 創造性教育ワークショップ

「うし Adventure

【開催報告】

2021うしアイキャッチ


食の多様性から生物多様性や持続可能性を学ぶワークショップを行っているAdventureシリーズ、今回の『うしAdventure』は、牛の畜産をテーマに~ピエモンテ牛祭りと岩手県岩泉町を繋いだ牛アドベンチャー~と題し、1216日(木)khb東日本放送のスタジオから参加する現地参加者と、全国各地から参加するオンライン参加者とのハイブリッド形式で実施しました。

「短角牛」で有名な岩手県岩泉町と「ファッソーナ牛」で有名なイタリアピエモンテ州の遠く離れた2拠点をライブ中継でつなぎ、生産者同士が対話し、ひと・文化に触れながら、「食」の観点から豊かな未来社会を考えました。上質な肉質であり赤身肉として評価の高いこの2つの肉は、ともにスローフード協会の保護食材プロジェクト「味の箱舟」に選ばれた貴重な品種です。また、本取り組みは、東北地域の魅力を発信するkhb東日本放送(宮城県仙台市)と、大学が有する食の世界的なネットワークとリモート機能を活用したワークショップを展開する立命館大学による「テレビメディアの未来 ×オンライン教育の未来」を目指したコラボレーション企画の第1弾として本ワークショップの開催と共にテレビ番組放映も行いました。イタリア・東北それぞれの生産者の話やイタリア・カルーの牛祭りの中継、日本とイタリア・トスカーナのシェフに習うステーキ調理講座、短角牛とファッソーナ牛の食べ比べなど時間内では伝えきれないほどの充実した内容に参加者からは、「牛ひとつでも飼育法や調理法が地域や文化によって多様であるということを学びました。」「自然豊かで美しい岩泉町で、震災に負けず懸命に牛達の命を守り繋ぎ、日々愛情深く育てられている生産者さんが居られることを知り、頭が下がる思いでした。そして母国だけではなく、異国であっても素晴らしいものは認め合い、伝え続けることは素敵だなと。平和とは、そういった想いからも生まれると思いました。」「アニマルウェルフェアという言葉を最近耳にするようになりました。取り組むべき課題なんでしょうが、「幸せな牛はおいしい」、これだけでいいと思いました。」といった声が聞かれました。

牛 Adventure」動画は、こちら