研究設備

当研究室のポリシーは,モノを作って評価するというところです.セキュリティにおいて重要な役割を果たす,暗号LSIでは,暗号鍵データが攻撃者に知られないことが重要です.2000年以降,LSI動作時の消費電力や,漏えい電磁波を使って暗号鍵を窃取するサイドチャネル攻撃が現実の脅威となっており,当研究室は図1に示すような,国内トップクラスの攻撃評価環境を用意しています.当研究室で開発しローム社で試作した攻撃対策回路や,ICカードを評価する実験を行っています.また,車載セキュリティの実験は実車以外では,図2に示すような模型を使って実装を行っています.自動車で用いられているマイコンやリアルタイムOS上でのプログラミングを学び,かつ各種車載センサの機能や動作のさせ方など,実践的なエンジニアとしての技術を身につけていくことができます

(図1 電磁波を用いたサイドチャネル攻撃実験設備)

(図2 模型を用いた車載セキュリティ実験設備)