研究テーマの紹介

生産・施工研究室では豊かな社会の実現を目指し、その都市デザインについてソフト、ハード両面からの研究を行っています.

これからの都市は、経済的に国際競争力が高く、生活の質を向上させ、環境に配慮した持続可能なものでなければなりません。 このような都市デザインについて、効率・環境・土地利用・安全・エネルギーに着目した研究を行う必要があります。

このような背景のもと、本研究室では主に建設施工における新しい技術開発に関わる研究を行っています。研究の対象としては、構造物や建物の基礎などの地盤構造物の施工に関わる内容が中心ですが、最近は、構造物の設計や施工に関わる情報を有効利用して施工の合理化を図る精密施工の提案、さらには精密施工や建設分野のマネジメント技術を農業に応用し、将来の食料自給システムの構築を目指した研究を行っています。

卒論2007年度テーマ案


  1. 近未来型食料自給システムに関する研究
     
    1. 生産消費協調型食料自給システムの研究

       -  情報の共有と双方向化(コンカレントエンジニアリングの適用)による

         食料供給システムの効率化

       -  都市型食料自給システムの構築に関する考察と実践モデルの提案

    2. 高度情報化食料生産システムに関する研究

            - 都市型食料自給における植物工場の適用性に関する研究

        - 植物工場における食料生産システムに関する研究

        - 精密農業における食料生産システムに関する研究

     

  2. 都市基盤の構築に関わる新技術の開発研究
     
    1. ジオメカトロニクスと建設ロボットの開発に関わる研究
    2. 小孔の衝撃押し広げによる地下空間構築技術の開発
    3. シールドトンネルの覆工構造の最適化に関する研究
    4. 力学的安定性と景観からみた人工法面の形状最適化に関する研究
    5. 植物の根系の吸水作用による地盤補強に関する研究
      • 精密施工による環境負荷軽減と施工の効率化の提案
      • 地盤を対象とした視覚センサーの開発