サービスラーニングカフェ「風が吹いている！　地域で学ぶコツとツボ」
第1回 「祭は 見るもの？ 担うもの！ ～時代祭プロジェクトの取り組みから～」

サービスラーニングカフェ正課科目「シチズンシップ・スタディーズ」の活動先キーパーソンと過去の受講生をお招きするトーキングカフェ企画です。
第1回は時代祭で維新勤王隊列を担当する「平安講社第八社」の太田さんと過去の受講生をゲストにお招きしました。

＜ゲスト＞
平安講社第八社　太田 興 さん
2008年度受講生　飯田 晃 さん（法学部5回生）
2010年度受講生　東 亜佑美 さん（文学部3回生）

時代祭は1895年から続く、歴史と伝統あるお祭です。この授業の時代祭りプロジェクトでは、そんな伝統あるお祭に担い手として学生が加わり、衣装の虫干しや寄付金集め、楽器演奏や隊列更新の練習補助などをしています。そして、時代祭当日は行列に加わります。
そんな時代祭の裏方仕事を通じて、祭を支える地域住民と出会い、地域社会について学んでいる様子が語られました。また、当初は男子学生のみが祭当日の行列に参加できたが、太田さんが平安講社に働きかけていただき、女子学生も婦人列に参加できるようになったエピソードなども明らかになりました。

時代祭プロジェクトの特長の1つが、1年間のプロジェクト終了後もボランティアサポーターとして2年目以降の活動に関わる学生が多いことです。元受講生の飯田くんと東さんの2人とも、1年目はわからないことが多くて思うように動けず、自分の関わりに満足できなかったとのこと。そこで、2年目以降にサポーターとして活動を継続することで、ようやく自分で考えて動けるようになり、本当の意味で時代祭に参加できたという実感が得られたことなどが話されました。

会場全体の様子	参加者はケーキと飲み物を楽しみながらリラックスしてトークを観ていました。
聞き手の山口洋典先生	左から、飯田さん、太田さん、東さん

サービスラーニングカフェの様子は録音し、編集して後日公開予定です。お楽しみに！