2011年度後期「デジタル/ネット文化・産業論Ⅱ」第9回講義が開講されました!

Posted on 2011.12.06

今年で開設8年目を迎える音楽関連団体共同寄附講座「デジタル/
ネット文化・産業論」は、一般社団法人日本音楽出版社協会、
一般社団法人コンサートプロモーターズ協会、社団法人日本芸能
実演家団体協議会・実演家著作隣接権センターの3つの団体の
寄附から成り立つ講座で、音楽評論家の反畑誠一客員教授の
コーディネートによって、コンテンツ産業界の最前線で活躍
されている方々をゲスト講師として招聘するリレー形式の講義
です。この科目では、デジタル化とインターネットがもたらした
文化・産業の構造変化を多角的に現状分析・認識し、次世代の
方向性を研究することを課題としており、コンテンツビジネス
やエンタテインメントビジネスに関心を持つ多くの学生が受講
しています。

11月23日(水)に行われた第9回講義では、株式会社アニ
プレックスの代表取締役執行役員社長としてエンタテインメント
業界の最前線でご活躍中の夏目公一朗氏をお招きし、日本の
アニメの現状と課題について講義が行われました。

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<株式会社アニプレックス代表取締役執行役員 夏目 公一朗氏>

 

講義ではまず、アニメに関する写真を多数提示していただきながら
、「テレビアニメ」と「劇場アニメ(映画)」のビジネス構造や
ビデオグラム市場の現状について分かりやすく説明していただき
ました。ハイリスクハイリターンなビジネスであることや、
アニメ産業がビデオ市場を支えている実態をお話しいただきました。
また、テレビアニメが減衰傾向にある原因や海外市場における
様々な課題についてもお話しいただき、特に違法配信の問題は
アニメ産業をはじめエンタテインメント業界全体に大きな影響を
与えていることを学生は痛感しました。

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さらに、違法配信の回避など様々なメリットのある劇場アニメに
ついて詳しく解説していただき、これからのアニメ産業を考える
にあたり、劇場アニメや物語の舞台となった地を訪問するアニメ
ツーリズムが重要なポイントとなることを示していただきました。
アニメの見られ方が変化し課題も増える一方で、新たな可能性
についても言及し、今後のアニメビジネスのあり方について
学生が深く考えるきっかけとなりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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