2013年度 短期留学プログラムが開講されました!~Vol.1~

Posted on 2013.10.18

産業社会学部では、昨年に引き続き、スポーツを中心とした海外
短期研修プログラムが実施されました。8月に2週間程度で実施する
本研修プログラムは、サンディエゴ州立大学での講義とアリゾナ州
フェニックス近郊でのフィールドトリップを通じて、スポーツとエ
コツーリズム、スポーツと都市開発、地域社会におけるスポーツ産
業の役割等、全専攻に関わる内容を学術的かつ体験的に学びます。
今回から3回に渡り、本研修プログラムに参加した産社生を紹介します。
第1回目はメディア社会専攻2回生の北﨑優希さんです。

<メディア社会専攻 2回生 北﨑優希さん>

Q.普段産業社会学部の中でどのようなことに関心を持ち、学びを進め
ていますか?

A.私はメディア(広告やテレビ)に関わること、その中でも特に
メディアとスポーツに関連づいた分野に興味関心を持っています。
例えば、マーケティングの面から言えば、SNSを活用してプロスポーツ
の情報発信をしていくことで、日本のスポーツに今後どのような影響を
与えるのか、という点などに着目し学びを進めています。

Q.本研修プログラムに参加しようと思ったきっかけはなんですか?
A.本研修プログラムは、スポーツに限らず多方面から様々なこと
(メディアに関すること福祉に関すること等)を学べるところに魅力を
感じました。産業社会学部の学びと密接に関わるスポーツの現状を
追及したかったことも参加を決めた理由のひとつです。

Q.本研修プログラムへの参加を通して身についたこと、勉強になったと
思うことは何ですか?

A.アメリカでは、スポーツを様々な面から発展させようという取り組み
が見受けられます。スタジアムでは、ただ単にスポーツを楽しむためだけ
でなく、観客が喜ぶようなイベント等も実施されており、エンタテインメント
の要素を取り入れた工夫が施されていることが印象的でした。また街全
体を活性化させるため、スタジアムの周りには商業施設等も充実しており、
相乗効果をうまく生み出していると感じました。
アメリカで学んだスポーツの文化は、今後の学びに必ず活かすことができ
ると感じています。


〈私たちが訪問した女子プロバスケットボールチームでは、試合開始前
のウォーミングアップを間近で見させてもらった上に選手と一緒に記念
撮影をさせてもらいました。このように、アメリカのスポーツチームは観
客を楽しませることを常に意識してくれている様子が随所に見られました。〉


Q.日本とアメリカとの違いで特に印象に残っていることはありますか?

A.私が一番印象に残っていることは、アメリカと日本ではスポーツに対
する捉え方が違うことです。というのも、アメリカのプロスポーツ界では、
チーム内での格差が生まれないよう徹底されています。これは、サラリー
キャップ制度によるもので、日本にはまだ根付いていない文化です。また、
スポーツを通じて「特別な体験を提供したい」という現地の方々の思いを
感じ取ることができました。

※サラリーキャップ制度とは、プロスポーツチームが所属する全ての選手
の年俸の総額を毎年一定の上限金額を設けて規定する制度です。スポ
ーツの分野、またはリーグの違いによって詳細は様々です。

Q.本研修プログラムでの経験を、今後の産業社会学部での学びや将来の
進路にどう活かしていきたいですか?

A.実際に現地に足を運んだことで、今後、日本のプロスポーツを発展
させるためにはどうすれば良いのか、自身の視点で考えるようになりま
した。日本の強みや弱みを多角的に分析し、これからの学びに活かして
いきたいと思います。今はまだ将来の進路は漠然としていますが、スポ
ーツやメディアに関わっていく中でこれから進む道を見出していければ
と思います。

Q.来年、本研修プログラムへの参加を考えている方へ一言お願いします!
A.少しでも興味を持っていれば、ぜひ参加してみてください!現地で
学ぶことはもちろんですが、事前・事後研修などでも様々な知識を身に
つけることができます。私自身、本当に貴重な経験をすることができた
と感じています。学生の間にしかできないことに自ら積極的にチャレン
ジしてください!


このページの上部へ