研究発表会を開催しています。本年度も、去る2月1日
に、衣笠キャンパス以学館にて開催されました。会場
には、ゼミの3、4回生の他に、ゼミの卒業生や学部教
員、院生学部1、2回生、ご父兄など学内外の関係者40
名以上が集まって下さいました。
発表会では、4期生にあたる4回生6名による卒業研究
成果の発表と3回生5名による卒業研究計画の発表に加
え、ゼミ出身の大学院生による発表も行われました。
3回生による卒業研究計画発表では、自身が関心を持つ
現代社会の問題の説明から、どのような研究を進めて
いくのか、具体的な方法を含めて発表が行われ、より
計画を具体化、充実化するために、するどい指摘、質
問がなされ、有意義な議論が行われました。
続いて、卒業研究発表では、4回生が2年間のゼミ活
動を通じて積み重ねてきた成果が発表されました。
褒めることと運動学習効果の関係や姿勢制御時の体性
感覚情報処理、女性の摂食行動、庭園の観察を通した
異文化理解の仕組みなど、例年同様多様なテーマが発
表されましたが、それぞれに現代社会の諸問題に根差
した課題設定を行い、実際の調査、実験によって検証
した成果が紹介されました。発表後は、多くの質問や
意見が出され、幅広い議論が行われました。
発表会終了後は、歴代の卒業生も参加して送別会兼
同窓会が行われ、同じ世代同士ではもちろんですが、
世代を超えた交流が行われ、大いに盛り上がりました
(校友会HPにも紹介される予定です)。
産業社会学部で学んだ学生たちがゼミという場を通し
てつながり、年々そのつながりが大きく、多様になっ
ていくことが、今後も楽しみです。
文責:スポーツ社会専攻 漆原 良 准教授