今年のお酒ができました。
産業社会学部が展開する「京北プロジェクト」
の一環で、深刻な過疎化が進む京北地域の再生
と活性化を目指し、産業社会学部の学生と地元
の羽田酒造が連携して、酒米の生産から仕込み
作業に取り組みながら、新ブランドの立ち上げ
を行っています。
昨年製造した日本酒「和祝切符」に続き、第2
弾として「一陽来福」が完成し、2016年6月11
日から販売をスタートしました。
このお酒には、京都の酒造好適米「祝」や酵母
「京の琴」、桂川源流域地下水など100%京北
産の素材を使用しています。濃厚で少し甘みが
あり、インパクトのある純米吟醸に仕上がって
います。
名前の由来としては、「一陽来復」という故事
成語の、“悪いことが続いた後は幸運に向かっ
ていく”という意味に共感し、未来に向かって
精励するすべての人に幸福が来ることを願う想
いをこめて、“福よ来たれ!”との願いを込め
ました。ラベルには、羽田酒造の看板銘柄「初
日の出」を広く知ってもらいたい、初日の出の
ロゴを見ることで京北地域を連想してもらいた
いという想いも乗せて、日の出をデザインしま
した。地元の活性化を願って頑張っている方々
が造った日本酒を手に取ってくれた人、そして
呑んでくださる方々に元気になってもらいたい
と考えています。
今後、この「一陽来福」を京都のお土産物とす
べく、活動を展開していきたいと考えています。
今年は500ml瓶を960本製造しました。税別価格
で1本1600円。地元京北の道の駅「ウッディ京
北」で常設販売しています。京都伊勢丹フェア
(酒類販売コーナーにて)での販売は8月3日(火)
~9日(水)の予定です。どうぞお立ち寄りくだ
さい。インターネット通販でのお問い合わせは
羽田酒造TEL075-852-0080まで。どうぞ宜しく
お願いします。
文責:子ども社会専攻 景井充教授
京北プロジェクト~「一陽来福」完成~
Posted on 2016.07.04