その他

1. 卓上横型両端引張試験装置
2. 小径ホーニング型内径研磨装置



卓上横型両端引張試験装置


















卓上横型両端引張試験装置とは,小型試験片に引張試験を行うと同時に光学顕微鏡を用いた変形特性やき裂の発生・進展の観察を可能とした試験装置である.試験装置の特徴としては,試験片の両端を引っ張ることができる両端クロスヘッド型であるということであり,これにより観察点を移動させないまま顕微鏡による観察を行うことを可能とした.
試験装置の最大発生荷重は3298Nであり,ストロークはレーザー変位計を用いて計測を行う.


小径ホーニング型内径研磨装置

          研磨装置内部


ホーニング砥石を拡張,回転および上下移動させることで,円筒型試験片の内面を研磨する装置である.砥石は中子を押し込むことで外径が拡張する仕組みになっている.研磨工程は粗加工,中加工および仕上げ加工の3工程で,それぞれの加工で拡張速度および仕上がり内径の設定が可能である.
従来までの試験片研磨は手研磨であり,多大な労力と時間が掛かっていた.
それらの大幅な短縮を目的として,本研磨装置を新たに開発した.現在は検証試験の段階にあり,実用化に向けた検証試験を進めている.