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研究科長のつぶやき 2020年11月バックナンバー

2020/12/03設置
2020/11/12[情報共有]修士論文の書式
 修士論文の書式に関する規定はどこに書いてあるのかという問合せを受けることがあります。「学修要覧」に書いてあります。まだ、入国できていない院生の中には紙の冊子としての「学修要覧」を受け取っていないかたもいると思います。その場合は、manaba+Rに「学修要覧」のデータがありますので、そちらを参照してください。
 レイアウトや表紙の在り方といった書式は、内容に比べれば重要ではないと考える方もいるかと思いますが、大幅に規定から外れると減点されることもありますので、注意してください。言語教育情報研究科では、修士論文に関して、1ページの行数は定めていますが、ページ数は定めていません。無理に行間を詰めたりせず、規定通り1ページ30行本文の文字は10.5ptの設定で書いてください。それでも、ページ数に制限がないので、のびのびと文章を展開できるはずです。
2020/11/12[情報共有]末川博名誉総⻑が起草した「⽇本学術会議の発⾜にあたつて科学者としての決意表明(声明)」の草案
 ⽇本学術会議会員候補の任命拒否という事態に対して立命館大学では複数の学部や教職員組合が抗議声明を発信してきました。10月28日には学長による声明も発表されています。
 立命館大学教職員組合の『ゆにおんNEWS』33号によると⽇本学術会議第1 回総会において発表された「⽇本学術会議の発⾜にあたつて科学者としての決意表明(声明)」の草案は末川博立命館大学名誉総⻑が起草したものだそうです。以下に、引用します。「昭和24年」は1949年です。文章中の「これまでわが国の科学者がとりきたつた態度」は戦争協力を指すものと考えられます。
昭和24年1月22日
日本学術会議第1回総会
⽇本学術会議の発⾜にあたつて科学者としての決意表明(声明)

 われわれは,ここに人文科学及び自然科学のあらゆる分野にわたる全国の科学者のうちから選ばれた会員をもつて組織する日本学術会議の成立を講評することができるのをよろこぶ。そしてこの機会に,われわれはこれまでわが国の科学者がとりきたつた態度について強く反省し,今後は,科学が文化国家ないし平和国家の基礎であるという確信の下に,わが国の平和的復興と人類の福祉増進のために貢献せんことを誓うものである。そもそも本会議は,わが国の科学者の内外に対する代表機関として,科学の向上発達を図り,行政,産業及び国民生活に科学を反映浸透させることを目的とするものであつて,学問の全面にわたりそのになう責務は,まことに重大である。されば,われわれは,日本国憲法の保障する思想と良心の自由,学問の自由及び言論の自由を確保するとともに,科学者の相違の下に,人類の平和のためあまねく世界の学界と提携して学術の進歩に寄与するよう万全の努力を傾注すべきことを期する。
 ここに本会議の発足に当つてわれわれの決意を表明する次第である。


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