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研究科長のつぶやき 2022年4月〜7月バックナンバー

2022/08/04設置
2022/07/07[情報共有]Gengo Kenkyu Anthology Vol. 1 & Vol. 2

今日は七夕でしたね。イラストはいらすとやさんによるものです。
 短い梅雨が明けて、京都が天然のサウナになる季節がやってきました。立命館大学でもマスク着用ルールが一部緩和されました。しかし、新型コロナ感染者数が急激に増えて第7波到来という報道もあります。引き続き用心してください。
 しばらく「研究科長のつぶやき」の更新を休んでいましたが、うれしい知らせが二つあります。
 1点目は佐々木が論文指導している院生が修士論文を無事提出したこと。コロナ禍の中、研究を継続するのは本当に大変だったと思います。佐々木もほっと胸を撫で下ろしています。
 もう1点は、Gengo Kenkyu Anthology Vol. 2が刊行されたことです。この刊行物は日本言語学会の機関紙『言語研究』に掲載された優れた和文論文を英訳して世界に発信するという意図のもと企画されました。2020年度からこの刊行物の編集を一つの目的とした小委員会が日本言語学会で立ち上げられ、まずは会長就任講演論文で和文のものを英訳したものを掲載することになりました。佐々木は小委員会の立ち上げ当初からのメンバーでもあります。
 2021年度にGengo Kenkyu Anthology Vol. 1が日本言語学会のサイトで『言語研究』の増刊号として公開されました。全ての論文を世界中からオンラインで閲覧できます。そして、2022年6月にVol. 2が刊行されました。誌名のホットリンクをクリックするとGengo Kenkyu Anthologyを公開しているサイトにアクセスできます。
 「日本語の書き言葉は読みにくい。特に古い学者の文章はとっつきにくい」と感じている方も英訳されたバージョンならサクッと読めるかもしれません。無料でアクセスしてダウンロードできますので、是非アクセスしてみてください。
2022/04/15[情報共有]ブカレスト大学との国際シンポジウムを開催しました。
 3ヶ月ぶりの更新です。あまりに忙しくて「研究科長のつぶやき」の文章を書けませんでした。桜もほとんど散ってしまいましたね。新入生を祝う意味を込めて、写真は4月初旬に撮影した桜にしておきますね。入学おめでとう!
 言語教育情報研究科のウェブページでも報告されていますが、4月8日金曜日・9日土曜日の両日、ブカレスト大学日本研究センターと立命館大学大学院言語教育情報研究科の共催で日本学に関する国際シンポジウムがオンラインで開催されました。8日の冒頭で研究科長の佐々木がThe decline of irregularity: What happens to the verb morphology in the Japanese dialectsと題する基調講演を行ったほか、9日にはブカレスト大学と立命館大学の院生セッションも行われました。ブカレスト大学とは教員間では以前から交流があったのですが、双方の院生が参加しての企画は初めてです。プログラムはこちらのブカレスト大学外国語学部日本語学科のブログで確認してください。
 まだ、コロナ禍の影響でオンラインで開催せざるを得ませんでしたが、次のシンポジウムはブカレストで開催されることを期待しています。ご存知の方も多いと思いますが、立命館大学では院生の学会参加をサポートする学会奨学金があります。海外で開催される国際学会の場合は10万円程度の金額が支給されます。こうした制度を使って、院生に国際的な学会で発表する機会を持ってもらいたいと思っています。このような院生の研究のサポート体制についてはこちらのウェブページを参照してください。
 コロナ禍前の話ですが、10万円って格安チケットならヨーロッパやアメリカの都市との往復チケットが買える金額です。こんな制度があるなんて立命館大学の院生は恵まれています。

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