大学院は就職先が見付からなかったから仕方なく行くところではありません。
大学院では研究室中心の生活になり、人との交流もこれまでの学内の学生・教員のみならず、学会や日々の研究では国内外の一線の研究者とも直接的、間接的に繋がりをもつことになります。つまり、学部時代の生活とは一変します。
また、修士や博士の学位を授与されるに足る研究成果を出すことに対する粘り強い忍耐力も求められます。これまで授業の試験やレポート作成で四苦八苦していたこととは比べものになりません。
学部生はまだ未成年同然なので、周りの人が親身に接してくれることが多いですが、大学院生はれっきとした社会人であり、周りの人との約束を守り、自ら信頼関係を築き上げていかなければなりません。
当研究室での大学院進学については、これらのことを十分に認識し、(1)自らのこれまでの大学生活における授業や勉学に対する取り組み方はどうであったか?(2)科学への探究心や向学心がすでに自分に備わっているかどうか?そもそも(3)自分の性格が「研究すること」に向いているかどうか?を真摯に省み、また、将来の大学院生活やその後の人生設計に対して想像を張り巡らせ、くれぐれも慎重に検討してください。
その上で、当研究室は大学院への内部進学を大いに歓迎し、また、さらなる高みを目指す人は、他研究科・他大学への大学院進学も応援します。
参考:
大学院へ行こう(物理科学科ウェブページ)
理工学研究科 入試情報に関する重要事項