立命館大学 文学部校友会 文学部校友会


【開催報告】 立命館大学文学部動物行動研究室(衣笠) 閉室式
日時:2019年2月23日(土)
場所:立命館大学衣笠キャンパス 敬学館KG101
参加者:文学部心理学専攻 卒業生43名

 

    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 文学部動物行動研究室は,1989年4月に心理学専攻内に設置されました。そして,2016年度総合心理学部開設にともない,2019年3月を以て,動物行動研究室の実験施設および飼養施設は,その教育と研究の使命を終え,30年間の歴史に幕を降ろすこととなりました。そこで,動物行動研究室は,これまで本研究室を支えていただいた方々へ感謝を申し上げる場として,去る2019年2月23日に閉室式を開催いたしました。式には,心理学専攻・心理学専修卒業生と現動物飼育班の学生,合わせて43名の方々にご参加いただきました。

 

 閉室式では,文学部特任教授・名誉教授の藤健一先生より,「動物行動研究室の30年:1989~2019」と題した講演が行なわれ,文学部内の動物実験室の歴史について,当時の写真や記録とともに語られました。また,日本の大学・大学院における研究と教育の両観点から,自発的参加者から構成された動物飼育班が果たした役割についての考察が披露されました。続いて,1996年に撮影された飼育室の清掃作業の一場面が放映され,当時の思い出を振り返りながらの解説が行なわれた後,参加していただいた卒業生の方々から「動物行動研究に従事したことの意義と意味」についてご意見をいただきました。最後に,総合心理学部准教授の中鹿直樹先生から,「大阪茨木キャンパス(OIC)動物行動実験室とその将来:2016~」として,新しく設けられた動物実験室や現在の実習の様子についての紹介と解説がなされ,文学部動物行動研究室の担ってきた教育と研究が,総合心理学部動物行動実験室において現在も確かに引き継がれていることを示されました。

 閉室式の後,場所を上七軒に移して行なわれた懇親会では,動物行動研究室の歓送迎会の場として長年お世話になりました「廣東料理 糸仙」にて,提供された料理に舌鼓を打ちながら,皆さまは楽しいひと時を過ごされ,会の終わりには,おひとりずつ動物行動研究室の思い出を語っていただきました。

 このたびの閉室式または懇親会にご参加いただきました皆さま,残念ながら本式へのご参加が叶わないながらもご支援をいただきました皆さまへ,心より感謝申し上げます。
           (文責:立命館大学文学部 村上嵩至)