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応用人間科学研究科の修了生へのインタビュー

障害・行動分析クラスター

松田 光一郎

Koichiro Matsuda

松田 光一郎 さん 社会福祉法人北摂杉の子会

対人援助学領域 障害・行動分析クラスター 2006年度修了

現在の仕事と、研究科で行ったことの関連

現在、私は大阪府高槻市に本部を置く就労移行支援事業所で、知的や発達に障害のある方々に対して就労支援を行っております。研究科在籍中は、「学生ジョブコーチシステム」というプロジェクトに参加させて頂きました。「学生ジョブコーチシステム」とは、障害のある生徒に対して就労促進や職場実習における支援を学生組織によって大学教育の随伴性の中で遂行しょうとするものであり、大学(学生)、特別支援学校、企業という3つのセクターに与えるメリットを展望し、その独自の意義を検討するものです。

とりわけ、実習現場で発見される援助設定について、その内容を前提とした教授を学校で行い、再び実習現場に戻るといった連関的発展を個別の生徒に対して行うことは、社会適応の「不足の部分」を補うことに基準を置くのではなく、出来ることに注目し、個人と環境との相互作用に着目して、「今を認める」という態度から、障害のある個人がより良い環境で、より長期に働き続けるための理論的枠組みや方法を学ばせて頂いたと思います。


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