2006年度研究会報告
第1回(2006.4.21)
テーマ | ランカスター大学との共同研究の進め方について |
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報告者 | 中谷 義和(法学部教授)、篠田 武司(産業社会学部教授) |
報告の要旨
本研究会は、グローバル化が進む中で公共性という視点からグローバル民主性の可能性をリージョンとの関連において探るものであり、昨年度はその理論的枠組みの議論と、各リ-ジョン、あるいはグローバルレベルでの個別課題について意識的に検討してきた。グローバル化は複雑な過程である。現在は新自由主義的なグローバル化の流れが強いが、その反発も社会運動として進んでいる。いま問われているのはどのようなグローバル化なのかである。また他方で、グローバル化は現実にはリージョナル化として進んでおり、そのグローバル化のあり方、また課題も違う。それらを解明するのが本研究会の課題である。②イギリスのランカスター大学との共同研究は、進んでいる。今年の3月には「超権力、リージョンと諸国家」と題して、ランカスター大でワークショップがもたれた。2008年3月には立命館大学で開催の予定である。③最終的には本(全3巻)として成果を公刊する予定である。
篠田武司