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映像学部10周年記念企画「企業連携プログラム(イメージスタジオ109)」OBOGトークバトル 開催レポート

2017.10.03

映像学部10周年記念企画「企業連携プログラム(イメージスタジオ109)」OBOGトークバトル 開催レポート



 去る9月21日(木)4限、衣笠キャンパス創思館カンファレンスルームにて映像学部10周年記念企画として映像学部キャリア形成科目「企業連携プログラム(イメージスタジオ109)」(担当:大島登志一教授)の派生企画『OBOGトークバトル』が開催されました。


 米窪先生

 この授業は、イメージスタジオ109のテクニカルスーパーバイザー米窪康成氏(以下「米窪先生」)を講師に迎え、通常カリキュラムにアドオンする形で、様々なシチュエーションを想定して、テクノクレーンや様々なカメラ、レンズ等の撮影機材を駆使した実践的なワークショップを行っています。受講生の多くが卒業後、実際の映像制作業界で活躍しており、米窪先生と撮影現場で一緒になることも目立って増えてきたとのこと(記事最後の「おまけ」参照)。

 そこで、映像現場で現在活躍する本授業のOB(残念ながらOGは参加ができませんでした)6名を迎え、卒業後に携わった仕事や近況報告、在学生への就職アドバイス、そして在学時に感じていたことなどを本音で語っていただきました!



 

 
  進行役を務められた米窪先生からは、OBたちに「在学時になぜあの企業の内定を辞退したの!?」や、「てっきり映画業界に進むと思っていたけどなぜテレビの世界に行くことにしたの!?」など、とても鋭い質問がバシバシと飛び、それに対してOBの皆さんは「ぶっちゃけトーク」かつ理路整然と回答。あまりにも隙のないOBの回答に、先生からは「君たち、ちょっと見ない間に随分といい事を言うようになったねぇ!」とため息が漏れました。

 




 OBからはそんな米窪先生の在学時・卒業後と多岐に渡るサポートに対する感謝の念と、
「在学時もっともっと遊べばよかった」
「世界中のいろんな人とコミュニケーションを取れるような力を付けておけばよかった」

などの後悔、そして
「充光館に留まらず、もっと枠から離れて活動することが大事」
「限られた今ある条件の中で最高のパフォーマンスをすることが本当のプロ。ないものねだりは誰でもできる」

といったクリエイターとしての熱い想いが寄せられました。

 特に、1期生の瀧川元気さんからは、「映像学部卒業生の皆は行く行くは現場を動かしていくプロデューサーになっていくべき存在であるということを自覚すべき。そのために最も必要なのはコミュニケーション力。様々なクライアントと仕事をする上で、趣味や知識の幅を広げ、常に相手のニーズに応えられるよう準備しておくことが大事」とのメッセージが語られ、同席していたOBの皆さんも深くうなずいていました。

 このトークバトルで印象に残ったのは、米窪先生をはじめ、OBの皆さんがそれぞれ「夢」をもって仕事をしているということ。「夢」があることで自ずとそこに向けた「ビジョン」が生まれ、それを実現するための「手段」「人脈」が増えていき、同じ志を持った人間がつながって最高のパフォーマンスを成し得ることができる彼らの自信と希望に溢れたトークは、きっと映像業界をめざす後輩の皆さんに「夢」を与えたのではないでしょうか。


お忙しい中、遠方よりお越しいただいた米窪先生とOBの皆さん、本当にありがとうございました!

~おまけ~
 1期生でトークバトルにも登壇いただいた瀧川元気さんが現在プロデューサーとして携わっておられる映画「恋のしずく」(2018年公開予定)の仕事現場でのひとコマをいただきました!米窪先生(写真左から2番目)をはじめ、同じ1期生の岩本拓磨さん(写真左)、映像学部4回生の松本龍馬さん(写真右から2番目)、そして瀧川さん(写真右)と映像学部メンバー集結の図です!

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