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「特殊講義~ハリウッド映画におけるCG史~」9月5日より北米にて研修実施中!

2018.09.12

【現地レポート①】

 

 

映像学部では、近代ハリウッド映画において、CGがどのように発展してきたかを学ぶ授業として、「特殊講義(専門Ⅰ)ハリウッド映画におけるCG史」を開講しています。この授業では、CGそのものの発展史だけではなく、ハリウッドのCG制作会社の歴史とそこで働くクリエイターの活躍についても学ぶことを目的としています。
   今年は2回生12名が参加し、
9月5日(水)〜9月13日(木)の期間、ロサンゼルスとラスベガスにて研修を行っています。


現地では最先端のCG制作現場の視察やクリエイターの方々との意見交換を通して、日米間の制作現場、意識の違いや課題等を学びとるだけではなく、学生自身が卒業後のキャリアを考える契機にもしています。また、異国の風景や文化に触れることにより、既存の価値観を超え、世界を舞台に活躍するクリエイター、プロデューサーとしての資質を高めることを目的としています。

 


【研修1日目】

台風21号の影響が心配される中、交通遅延などは発生したものの無事羽田空港を出発した研修一行。








そして無事にロサンゼルスへ到着。
現地ガイドさんと合流して、専用バスでサンタモニカへ向かいます。



サンタモニカでは90分間の自由行動。全員が映画『フォレストガンプ』の舞台となった西海岸最古の桟橋へ。男子参加者からは「グラセフ(grand theft auto)のマンマや!」と感嘆の声が上がります。同桟橋はルート66の終点であり、モニュメントの前で集合写真を撮影。ちょっと曇りなのが残念。






続いての訪問先は「Sony Pictures」。
長寿クイズ番組『ホイルオブフォーチュン』撮影スタジオの見学をおこないました。各見学先では案内スタッフの女性に参加学生たちは流暢な英語で質問していました。




他にも人気ドラマ『ゴールドバーグ』のセットを見学。このドラマにはなんと600名のスタッフが関わっており、エキストラだけで200名が出演しているとか。規模の大きさに一同驚きです。『ゴーストバスターズ』に登場する移動車エクトワン(Ecto-1)の前で集合写真も撮りました。




その後チャイニーズシアター、ドルビーシアターを観光。楽しみにしていた「Hollywood」の文字は残念ながらモヤで見えませんでした。




アナハイムのホテルにチェックイン。夜は北原先生の案内で映画『フォレストガンプ』の世界からやってきた大人気のアメリカン・シーフードレストラン「BUBBA GUMP SHRIMP」で懇親。



出発日が誕生日だった参加者鳴嶋くんをサプライズのケーキでお祝い。お店のスタッフのコールで一気食い。とても盛り上がりました!その時の写真はブレブレだったので掲載しておりません!

食事後はミーティング。激動の1日目がようやく終わりました。

【研修2日目】

朝から南カリフォルニア大学を訪問しました。



参加学生は一様にそのキャンパスの規模の大きさに驚いた様子。そして北原先生と親交がある映画芸術学部ワインバーグ先生の講義を受けました。先生が芸術と科学の融合を目指し制作されたマイクロスコープ撮影の微生物4K映像2作品が上映され、制作環境と機材も紹介いただきました。ワインバーグ先生が語る微生物とその映像化への熱い思いに学生もひきつけられ、「ひとつのことを極めること」の真髄と、映像と他分野との融合の魅力について改めて考える時間となりました。




その後学生が制作した静止画CGを個別に学生が英語で説明し、それに対してワインバーグ先生に講評いただく時間も。まだMAYAを使い始めて3ヶ月という皆さんでしたが、先生から高評価を受け、学生の励みになりました。

大学の専用棟館内に展示スペースがあり、『スターウォーズ』をはじめ様々な映像関係の資料を展示。翌日にはなんとゲストでジョニーデップが来るとのことを聞き、今日でなかったことに学生一同ガックリ。。




講義後は、南カリフォルニア大学の学生と昼食を取りながらの懇親。様々なトピックについて少し緊張しながらも同世代の外国人学生と意見交流し、刺激になりました。やはり「アニメ」の話題は万国共通で盛り上がります!



午後はCG制作会社「the Third floor」「Method studios」へ訪問。
社屋内にはビリヤード台やパーティースペースなどが設けられており、両社ともクリエイターがリラックスして作品作りができる雰囲気づくりがされています。これには学生もため息。



映像学部のCG授業でもで使用されているMAYAが制作ツールとして使われているため、参加者も作業内容がよく分かり、今後スキルをさらに高めたいとの意欲に繋がった様子でした。

制作に関する具体的な内容や、クライアントとのやり取りについて参加学生は積極的に質問しました。また、なかなか聞けない年収、福利厚生の情報まで質問がおよび、日本に比べて恵まれている条件が確認でき、一部の参加者からは将来アメリカで働くことが視野に入ってきた様子が感じられました。



残念ながら両社とも制作現場の撮影は不可でしたが、実際の現場を目の当たりにし、学生も自ずと自分の将来について考える一日となりました。

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3日目以降の研修レポートは近日公開します!

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