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映像学部の授業を知りたい! vol.11

2023.6.12

vol.11 「CG実習Ⅰ」

映像学部ってどんな授業をしているのだろう?という声を耳にします。

この企画は、授業担当の先生の説明や受講生の声を通して、映像学部生が一体どんな授業を受けているのかを皆様に知っていただくための企画です。

「映像学部のことを知りたい!」と思っていただいている皆様の一助となれば幸いです。

※授業は2023年度開講のカリキュラムです。2024年度は科目名称等が変更になる場合があります。


*****第11回『CG実習Ⅰ』*****
第11回は『CG実習Ⅰ』の授業の紹介です。

授業担当の北原聡先生に授業について聞いてみました。

Q.CG実習Ⅰはどんな授業ですか?
の授業は入門コースとして、CGの作り方を学ぶ最初の実習授業です。Mayaというプロ用のソフトを中心にその使い方を学び、作品制作のための初歩的技術を身に付けます。初心者向けなので、これまで全くCGに触れたことのない人でも問題なく受講することができます
 ソフトの基本的な使い方に始まり、物体の形状を作るモデリング技術、質感をコントロールするマテリアルやテクスチャの作り方、光を演出するライティング、そしてカメラワークなど、一通りの行程を学びます。全15回の授業を終える時のゴールとして、一枚の静止画を完成します。
 現在、卒業してハリウッド大作映画有名アニメ作品の制作現場で活躍しているOB/OGが沢山いますが、みんな最初にCGに触れたのはこの授業でした。頑張って勉強すれば、将来そうした作品に携わることも夢ではありません。
ちなみに、先輩たちの作品は、こちらで見ることができます!

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Q.授業の進め方はどんな形ですか?
回、豊富に用意した教材データを配布します。それを実際に触ってもらいながら、順を追って丁寧に教えていく方法を取っているので、非常に分かりやすい授業になっています。教材データは持ち帰り自由なので、各自であとから復習する際に使うこともできます。
CGと聞くと、プログラミングや数学の知識が必要かと思うかもしれませんが、全くそんなことはありません。Mayaはアーティストが使いやすいように開発されたソフトなので、理数系が苦手な人でも直感的に操作できるように作られています。理数系というよりも、美術や図工に近い感覚と言えます。
教科書や参考書も不要です。そのかわり、ノートをたくさん取ってもらいます。これは、「自分で作ったノートこそが、世界に1冊しかない最高の参考書になる」という考え方に基づいています。一回の授業で教える内容が多いので、受講生も大変かとは思いますが、その分、作れるものがどんどん増えていくので、達成感も非常に大きい、という声をよく聞きます。
なお、ES(授業中にサポートをしてくれる先輩)も2名いるので、PC操作に自信が無い人でも安心して受講することができます。

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それでは受講生の声を聞いてみましょう!
回は、3名の学生が回答してくれました!!

★なぜこの授業を受講しようと思いましたか?
Aさん
私は元々CGに興味があり、先生のもとでCGを学ぶことに憧れを抱いていました。その上で、自分の進路について本格的に考え、CGを使った仕事への興味が強まったため、映像学部でCGを本格的に学べるこの授業を受講することを決めました!

Bさん
普段目にする映画やドラマ、アニメなどの作品の多くにはCG技術が使われています。私の好きな映画にもたくさんのCG技術が使われており、ずっと興味を持っていました。「CG実習Ⅰ」は、作品を制作するに当たって必要とされるCG技術の基本を学べる貴重な授業です。今までCGに触れたことがない私でも学ぶ第一歩を踏み出せると思い受講しました。

Cさん
この学部に入ったからには、挑戦できることは可能な限りやってみたいと感じています。CGは今まで見る機会はたくさんありましたが、自分で作るような機会は全くなかったので学べるのであればやってみたいと思い受講を決めました!

★この授業を受講して、どのような魅力を感じましたか?
Aさん
授業ではCGソフトMayaを使って3DCGを制作し、実践的な技術を学びます。また、学生は授業で学んだことを生かして作品制作をするのですが、中途半端な態度で受講していると課題の制作が難しくなります。その本格的なご指導がとてもありがたいです。

Bさん
Mayaの使い方を基本から丁寧に教えていただけるので、今までMayaに触れてこなかった人でも基本的な操作や簡単な作品を制作できるレベルに達することができます。教わった技術を使いこなせる楽しさや、練習は必要ですが、自分が想像した作品が制作できる楽しさを感じられるのがこの授業の魅力です。

Cさん
CGの授業は他の学部では学べない、この学部ならではの授業です。Mayaを一から自分で学ぶのはとても難しいと授業を通して感じているので、その知識を吸収できるというのはこの授業を受講する上での大きな利点だと考えています。


★この授業で学んでいることを今後どのようにいかしたいですか?
Aさん
私は、ビジュアルアートを作ることに興味があります。その時にCGを使った創作に特に興味があるため、今後自分で作品を作る経験を重ね、授業で学んだ技術への理解を深め、新しく自由な表現ができるようになりたいです。

Bさん
CG実習Iでは基本を勉強します。限られた知識の中で、自分の作りたい作品を作る時、どのように工夫して作るのかを考えなければいけない機会が多かったです。今後、教わった技術を活かして作品を制作するのはもちろんですが、作品を工夫して制作しなければならない時の考え方にも活かしていきたいです。

Cさん
せっかくCGを学ぶ機会があるので、少しずつ自分で作れるものを増やしていきたいと感じています。CGクリエイターとして活躍したいと思っているわけではないですが、自分の特技や趣味として話せるくらいにはなりたいなと考えています。

★最後に・・・
Aさん
映像学部の一番の魅力は映像に関して多角的に学び、実際にいろんな経験ができるところだと思います。CGを学んだり、ゲームを創作したり、実写映画を作ったり、マネジメントについて学んだりすることもできるため、とても楽しいです。 

Bさん
映像学部では多種多様な仲間ができます。実写映画を自分で作り発信している人、カメラが好きで写真の撮り方を極めている人、自分の確立した世界観を持った絵を描く人など様々な面白い仲間ができます。お互いに学んだことを教えあったり、一緒に作品を作ってみたり、時には同じ土俵で戦うライバルになって切磋琢磨したり、本当に楽しい毎日が過ごせます。そして自分でもこういった作品作ってみたいなと行動するモチベーションになったりします。

Cさん
映像学部は他の学部と全く違ったタイプの科目がたくさんあります。多くの機材を触ったり、Mayaやフォトショップなどのアプリに触れたりする機会がたくさんあり、実技的な要素が多いです。映像学部で学んだことが、経験として貴重なものになると思います。


「CG実習Ⅰ」は、2回生から受講可能な科目です。また、CG実習はCG実習Ⅰの中級向けの授業として「CG実習Ⅱ」、上級向けの授業として人体モデリング等を行う「CG実習Ⅲ」もあります。受講生の声でも上がったように、「CG実習Ⅰ」は初級向けの授業として、今までCGに触れたことがない人でも基本から学ぶことができます。これがこの授業の魅力です。

今回は、3人の受講生に回答いただきました。皆さんの一助となれば幸いです。

*****

第11回は『CG実習Ⅰ』でした!今回は、2023年度初の授業紹介となります。
今年度も映像学部の授業を紹介していきます!!!
「映像学部ってどんなことしているの?」という疑問が解消できていたらとても嬉しく思います。

さらに、2023年度オープンキャンパスの日程が決定しました!
8月5日(土)・8月6日(日)です。
詳細は、立命館大学入試情報サイト をご覧ください。
映像学部の企画については、EIZOVOICEを含め、
映像学部の公式ツイッター@rits_eizo でも情報をお伝えします!!!


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