EIZOVOICE

映像学部の授業を知りたい! vol.12

2023.6.26

vol.12 「社会調査論Ⅰ」

映像学部ってどんな授業をしているのだろう?という声を耳にします。

この企画は、授業担当の先生の説明や受講生の声を通して、映像学部生が一体どんな授業を受けているのかを皆様に知っていただくための企画です。

「映像学部のことを知りたい!」と思っていただいている皆様の一助となれば幸いです。

※授業は2023年度開講のカリキュラムです。2024年度は科目名称等が変更になる場合があります。


*****第12回『社会調査論Ⅰ』*****
第12回は『社会調査論Ⅰ』の授業の紹介です。

授業担当の井上明人先生に授業について聞いてみました。

Q.社会調査論Ⅰはどんな授業ですか?
の授業では、社会調査の基礎を学びます。社会調査とは、社会の現状を調べるために、調査票やアンケート、インタビューなどを使ってデータを収集し、分析する方法です。この授業では、社会調査の基礎的な知識や方法を学び、卒業論文データサイエンスなどの分野で役立てることができます。
より具体的には、この授業では、次の3つの内容を学びます。(1)数字を使った調査(基礎統計学)(2)社会科学における研究計画の方法(3)質的調査の3つです。授業では、毎週簡単な課題が出されます。課題に取り組むことで、社会調査のスキルを身につけることができます。

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Q.この授業ではどんなことを学ぶことができますか?
まざまなデータを「根拠」として、会社の経営的な決断、政治的決断、あるいは人生の決断が行われています。では、どうやってその根拠それ自体をつくったり、解釈することができるのでしょうか。この授業は、その「根拠」を考え、学ぶためのそれを学ぶことができます。

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それでは受講生の声を聞いてみましょう!
回は、2名の学生が回答してくれました!!

★なぜこの授業を受講しようと思いましたか?
Aさん
他学部生の友人が社会調査士という資格取得に奮闘しており、「統計学」という分野に興味を抱いていました。そんな時に、「社会調査論Ⅰ」という授業があり、学問として数字に触れる機会がない学生に向けた専門基礎科目として安心して受講できると思い、受講を決めました。

Bさん
昨今、AIやSNSなどのデジタルの発達により、扱うデータの数はもちろん、触れることも多くなったと思います。今日、SNSで当たり前のように見るその情報は、本当に正しいのでしょうか。この複雑な時代に、自分で判断できる知恵を身に着け、データを受け身ではなく、思考して自分で考える力を、養いたいと感じ、受講を決めました。


★この授業を受講して、どのような魅力を感じましたか?
Aさん
数理系に弱い映像学部生を意識したカリキュラムに魅力を感じました。統計学の専門用語の意味を、自身のペースでゆっくり理解することができます。少人数でサポートが厚く、分からなくなった時いつでも質問できる環境です。課題を通して、理論と実践を繰り返しながら身につけていく授業に魅力を感じました。

Bさん
データを扱うと言っても、様々な手法があります。毎週新しい手法を学ぶと、まだ知らぬ世界の意外な特徴に気付いくことができました!

★この授業で学んでいることを今後どのようにいかしたいですか?
Aさん
統計学に抵抗がなくなりました。研究に統計学という選択肢が増えたと感じています。統計学を用いることで、研究内容を数理的な視点から根拠づけられるし、差別化も図れるとおもいます。今後論文を書く時には強い武器になると感じています。

Bさん
今後、扱われる情報の量は、より爆発的に増加していくと思います。その中で、メディアだけに頼らず自分の頭で、世の中を見られる目を持てるようにしていきたいです。

★最後に・・・
Aさん
様々な映像コンテンツに触れられる点が映像学部のいいところです。映画、ゲーム、インタラクティブコンテンツ等々多くのメディアを横断して学ぶことができます。また、色々な人がいます。私が学内団体の企画で雑誌を制作した際、「表紙を作る」という作業に必要な、カメラマン、照明、コピーライター、ロゴデザイナー、カラー(色味補正)、など極めている人が全て映像学部生で存在していました。何か一つのメディアを作るために、全力を尽くせる環境と突き進む力をもつ同級生、教職員が自身をがっちり支えてくれる学部であると思っています。


Bさん
映像学部は、本当に面白い学部と自信を持って言えます。周りを見ると技術的なことで言えば、すごい映画が作れる人がいたり、すごいプログラミングを書いてメディアアートを作る人がいたり、ゲームを作れる人がいたり、小説書いてる人やビジネスコンテストで優勝してるひとがいたり…。こんなに様々な個性、価値観を持った人が集まっている環境は、毎日が刺激的で、自由で、好きを爆発させることができます。先生たちも、色んな人がいらっしゃって、きっとあなたが、どの分野に興味を持っても、応援してくれる人がいますし、この環境なら突き進めると思います。ぜひあなたも、この刺激的な環境で、熱中してみてください。

今回は、2名の受講生に回答いただきました。皆さんの一助となれば幸いです。

*****

第12回は『社会調査論Ⅰ』でした!
この科目では、社会科学的な観点から、産業、企業、マネジメント活動を研究するための基礎力として、量的分析や統計学の基礎を学んでいく授業です。本科目は映像学部の5つのゾーンのうち「映像マネジメントゾーン」に属する科目ですが、「根拠」に基づいて考えることは5つのゾーンどの分野でもとても重要な要素です。


「映像学部ってどんなことしているの?」という疑問が解消できていたらとても嬉しく思います。

★2023年度オープンキャンパスの日程のご案内★
8月5日(土)・8月6日(日)です。
詳細は、立命館大学入試情報サイト をご覧ください。
映像学部の企画については、EIZOVOICEを含め、
映像学部の公式ツイッター@rits_eizo でも情報をお伝えします!!

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