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映像学部 奨学生インタビュー 第3回~西園寺記念奨学生編~

2023.11.27

2023年春学期に行われた、奨学金給付証書授与式にて授与された奨学生へのインタビューを行いました!!!

春学期奨学金給付証書授与式の様子はこちら

今回は、「西園寺記念奨学生」にインタビューを行いました。
前回の記事はこちら

西園寺記念奨学金の目的・・・学士の学位を得るための教育課程において優秀な成績をおさめ、本大学における学びと成長の模範となる学生を励ますことを目的としています。

優秀な成績をおさめた奨学生の皆さんが、普段どのようなことを意識して授業を受講しているのか、
大学生がどのような授業を受講しているのか、たくさん聞いてみましょう!!!

※なお印象に残っている授業は、2023年度春学期までに開講された授業です。2024年度以降の開講科目と異なる場合があります。

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西園寺記念奨学生 時田桃々子さん(3回生*)*奨学金授与時の回生
cias/db20231122

授業を受講するにあたって、意識していることは何ですか?

好奇心を持つことです。もともと何にでもすぐ興味を持つ性格なので、特に意識しているわけではないのですが、大学で物事を学ぶにあたっては良い影響があったのではないかと思います。また、それに伴って、できるだけ多くの分野の授業を受講するようにはしていますね。在学生はみなさん共感してくれると思うのですが、映像学部にいると、思考が映像だけに凝り固まってしまいがちです。何を作り、何を極めるにも文化史や社会学、語学などの知識が必要なのはもちろんですが、新しい刺激を得たり、思考の逃避の場所を作ることも大学生として大切なスキルに思います。自分の学生生活を顧みる形にはなりますが、自分の知的好奇心に従順に、かつ広く学ぶことが新鮮な気持ちを保ち続けられた要因だったのかもしれません。


映像学部の授業で印象に残っている授業を教えてください!


座学でいうと 「映像と音楽」「物語理論」「アニメーション映画史」の三つですね。担当教員の方はそれぞれ、ゲーム音楽研究者、小説家、アニメーション研究者で、わたしたち学生とも感覚が近かったように思います。「コンテンツが好き!」というある意味ミーハーな気持ちを、研究というアカデミックな行為に結びつけるにぴったりな授業です。また、実習だと「映画上映実習」が印象的です。自分たちで特集上映を組んでコンペをして、最終的にお客様を招待したのですが、あんな貴重な体験は今後もできないのではないかと思います。会場であった京都みなみ会館が閉館してしまったので今後この授業があるかはわかりませんが、好きな作品・監督をたくさんの人と共有したい!という方におすすめです。

 
今頑張っていることや力を入れていることを教えてください。

ゼミでの邦画研究と語学学習です。研究対象が40~70年代の古い日本映画作品のため、資料収集や当時の社会情勢を調査するのにかなり苦労していますが、その時代の解像度が少しずつ上がっていくのがモチベーションになっています。また、社会に出る前に広い視野を身につけたいと思い、今更感はありますが英語学習をはじめました。立命館の短期留学生バディプログラムや、BBP: Beyond Borders PlazaのLanguage Exchange Partner制度などを活用し、海外の方とコミュニケーションをとっています。タイミング的に留学は難しいですが、今いる環境を最大限活かしているつもりです。あとは、こぢんまりとですが8mmフィルムでの個人制作をはじめました。映画制作にもちょこちょこ携わっていますが、集団制作にはあまり向いていなくて。それがわかっただけでも挑戦した価値があったと思います。今は自分のペースで好きに撮ることができるのでとっても気楽です。


映像学部を目指している皆さんへのメッセージをいただきました!

映像学部には多方面に尖った学生がたくさんいます。自分は戦える!と思って入学してみたら周りの多才さに圧倒され自信をなくす、それは(ほぼ)全員が経験する、いわば通過儀礼のようなものです。最初は絶望するかもしれませんが、自分にできないことをいとも簡単にやってのける学生にたくさん出会う機会はそうそうないので、それ自体を価値だと思い、活かしていけると自然に大学生活が上向くと思います。私はそれに気がつくのが遅かったので、とっても苦しみました笑。一般常識と「学び」の意思さえあればどんなフィールドでも大丈夫です。どんな時でも自分と相手を大切に、映像との邂逅を楽しんでもらえると嬉しいですね。

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時田さんありがとうございました!
次回は、西園寺記念奨学生の昌山さんにインタビューです。おたのしみに・・・!

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