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映像学部の授業を知りたい! vol.16

2024.01.19

映像学部ってどんな授業をしているのだろう?という声を耳にします。

この企画は、授業担当の先生の説明や受講生の声を通して、映像学部生が一体どんな授業を受けているのかを皆様に知っていただくための企画です。

「映像学部のことを知りたい!」と思っていただいている皆様の一助となれば幸いです。

※授業は2023年度開講のカリキュラムです。2024年度は科目名称等が変更になる場合があります。

*****第16回『クリエイティブ数学』*****
第16回は『クリエイティブ数学』の授業の紹介です。
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授業担当の望月茂徳先生に授業について聞いてみました!

Q.クリエイティブ数学はどんな授業ですか?
の授業ではグラフィックス表現の基礎となる数学的な知識について学習を行います。具体的には、グラフィックス表現や画像処理、ゲームに幅広く利用できる幾何学の基本概念やベクトルや行列、三角関数について学習を行なったり、動きのあるグラフィックス表現のための運動モデルやアルゴリズムについても学びます。また、数式を理解して計算を行うことだけでなく、数学的知識をプログラミングへと実際に応用する方法についても学びます。

Q.この授業の特徴を教えてください!
校までの数学の学習では、数字と記号からなる数学的な表現を用いた定式化や解法についての学びが中心であったと思われます。この数学の学びは大きな意味があるのですが、身近なグラフィックス表現との関わりのイメージがなかなか持てなかったという声も聞かれます。この授業では、グラフィックス表現に関わる数学を改めて学びながら、目に見える形で学習を進めることを重視しています。また、手で計算を行うだけでなく、実際に数学の概念をプログラミングに置き換えるための知識も合わせて身につけることで、数学の理解度を向上させ、数学を用いたグラフィックス表現を創造できるようになることを目指しています。

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それでは受講生の声を聞いてみましょう!
回は、2名の学生が回答してくれました!!

★なぜこの授業を受講しようと思いましたか?
Aさん
元々数学が好きだったため、授業名に「数学」という言葉があるのを見て興味を持ちました。その後、授業の概要が書かれた資料を読む中で、グラフィックス表現の観点から数学を学ぶ授業であると知り、高校数学以前とは異なる切り口から数学に触れることが出来る点に惹かれたため、受講しようと思いました。

Bさん
クリエイティブ・テクノロジーゾーンに興味があり、この授業で学ぶ内容がその分野に繋がっていると思い、受講を決めました。

★この授業を受講して、どのような魅力を感じましたか?
Aさん
数学的知識をどのようにグラフィックス表現に活用するか、プログラミングを用いて実際に手を動かしながら学ぶことが出来るところが本授業の魅力だと思います。自分でプログラミングをすることで理解が深まるだけでなく、プログラムを完成させる経験は自信になりました。

Bさん
数学や物理などの計算とプログラミングの繋がりを感じることができました。また、授業を聞くだけでなく、実際に手を動かして学習することで、更に理解が深まりました。

★この授業で学んでいることを今後どのようにいかしたいですか?
Aさん
授業を通して数学的知識を学んだり、数学的思考力を培ったりしたことで、作品制作におけるグラフィックス表現の幅が広がったのではないかと思います。今後、作品制作の際に構想を実現するためにこのような知識や力を生かしていきたいです。

Bさん
この授業で学んだことは数式をプログラミングすることの基礎なので、今後はそれらの基礎知識を発展させてメディアアートなどに発展させていけるように学習を進めていきたいと思います。

★最後に・・・
Aさん
映像学部には映像分野を志す個性豊かな人が沢山います。実写作品の撮影に頻繁に参加している同級生や情報機器に詳しい同級生、映像分野の知識が豊富な先輩など。そのような人たちと映像に関することを語ったり、共に作品を作り上げたりする日々は刺激的で充実した学生生活を送ることが出来ます。このような環境こそが映像学部の一番の魅力だと思います。

Bさん
映像学部の魅力は学べることの幅の広さだと思います。映像学部というと映画などの映像に特化している印象を持ちますが、実際はその他にも、社会学的なことやプログラミングのように様々なことを学ぶことができます。また、学べることが多いので、人によって興味のあることが違います。様々なことに興味を持った人と一緒に幅の広い学習ができることがこの学部の魅力だと思います。

今回は、2名の受講生に回答いただきました。皆さんの一助となれば幸いです。

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第16回は『クリエイティブ数学』でした!
映像学部には5つのゾーンがあり、映画芸術ゾーン、ゲーム・エンターテインメントゾーン、クリエイティブ・テクノロジーゾーン、映像マネジメントゾーン、社会映像ゾーンがあります。
この科目は、クリエイティブ・テクノロジーの基礎となる数学的な知識と映像表現メディアへの接続させる考え方について学ぶ授業です。


「映像学部ってどんなことしているの?」という疑問が解消できていたらとても嬉しく思います。

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