大地震が起こったら

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地震発生時の行動と判断
(発生から2~3週間まで)

地震発生~ひとまず揺れがやむ

まずすること

安全の確保

行動と判断

「とにかく自分の身を守る」自分のいる場所は安全か?「とりあえず安全な場合は、しばらくその場を動かない(できればドアを開けておく)」「安全とは言えない場合は、状況に応じて一時避難場所か広域避難場所へ避難する。」

揺れが完全におさまる

まずすること

・火災への対応 ・応急手当 ・避難 or 帰宅

帰宅の場合の目安は自宅とキャンパスの距離が20km以内であるかどうか

行動と判断

大学にいるときは学内放送に従ってください

「適切な情報収集」交通機関が動いていない場合「自宅への距離が20km以内の場合は、歩いて自宅へ」「自宅への距離が20kmを超える場合は、避難所へ」※ただし、地震の規模、起きた時間、交通機関の状況、経路の安全性、自身の体調や体力によって臨機応変に決めてください。

帰宅する場合の注意
  • 余震がおさまってから帰宅を開始 ※明るいうちに自宅に到着できるように。
  • 夜間の行動は避ける。
  • 幹線道路を通ること。
  • できるだけ同一方向の仲間と帰宅すること。

[避難所の利用]
大学内の避難所開設は学内放送等で告知します。食料や飲料水など一定の備蓄品を用意しています。

数日後

行動と判断

避難所の学生は帰宅

ボランティア活動への参加

2~3週間後

まずすること

ホームページで確認

行動と判断

大学再開へ

状況別行動ガイド

教室にいる時
  • 衣服や持ち物で頭を覆い、落下物から身を守る。
  • 机の下などに身を伏せ、体勢を安定させるために机の脚をおさえる。
  • 余裕があれば、ドア付近にいる人はドアを開け出口を確保。
  • 本棚や窓、モニター等の天井付属物など、落下や破損の危険のあるものから離れる。
廊下にいる時
  • 窓が割れたり壁が倒れてくる危険があるので、できれば近くの教室に避難して机の下にもぐる。
  • 近くに教室がない場合は蛍光灯など落下の可能性のあるものや窓のそばから離れ、衣類や持ち物で頭を覆ってかがむ。
運動場や体育館に
いる時
  • 落下物の危険のない場所に避難し、頭を保護してかがむ。
  • 落下物がない場所ではその場にかがんで揺れがおさまるのを待つ。
実験室にいる時
  • 火の始末をし、電気器具などの電源を切る。
    ※火の始末が不可能な場合はまず身の安全をはかる。
  • 危険物の取り扱いに注意する。
  • 火災が発生した場合は、揺れがおさまってから消火活動を。初期消火が不可能と判断した場合はすみやかに部屋のドアを閉めて避難する。
エレベーター内に
いる時
  • すべての階のボタンを押し、停止した階で降りる。ちなみに地震時管制装置がついているエレベーターは自動的に最寄りの階に停止する。
  • 途中で停止した場合は非常ボタンもしくはインターホンで外部に救助を求める。
  • 万が一閉じ込められたと判断しても、むやみに脱出口から出るのは危険。落ち着いて救助を待つ。
家屋内にいる時
  • 木造住宅の場合は頭部を保護してすばやく外に出るか、倒壊しやすい大きい部屋を避け、柱が多く壁に囲まれた部屋に避難、頑丈な机などの下に身をかくす。
  • 落下や転倒の恐れがある家具、窓際から離れ、テーブルや椅子の下に身を伏せる。
  • すみやかに火の始末をする。ガスの元栓を閉める。電気のブレーカーを落とす。
  • 乳幼児や病人、お年寄りなどの安全を確保する。
  • はだしで歩き回らない。
公共交通機関に
乗車中の時
  • 急停車に備え、吊り革や手すりにしっかりつかまる。座っている時は、足をふんばって上体を前かがみに。持ち物で頭を保護する。
  • 途中で止まっても勝手に外に出るなどの行動は慎み、乗務員の指示に従う。
    ※線路外に高圧電流が流れている部分があるので、勝手に行動すると危険。
  • 階段やホームにいた場合は転落しないよう姿勢を低くして、固定物につかまりながら避難する。
地下街にいる時
  • 大きな柱や壁面に身を寄せて揺れがおさまるのを待つ。
  • 地下街は比較的安全といわれる。仮に停電してもすぐに非常灯がつくので落ち着いて係員の指示を待つ。
  • 万が一火災が発生した場合は煙を吸わないようハンカチを口にあて、姿勢を低くして壁づたいに地上へ避難する。
  • 約60mごとに出口があるので冷静に行動を。
キャンパス内
(屋外)や路上を
歩行中の時
  • ガラスの破片や瓦、看板などの落下物を避けるため頭を衣類や持ち物で保護しながら近くの空き地や頑丈な建物の中などに避難する。
  • 木造建築の中、自動販売機やブロック塀のそば、ビルの壁際などへは決して避難しない。
  • 切れて垂れ下がった電線には近づかない、さわらない。
  • 地面の亀裂・陥没・隆起や、電柱・塀などの転倒に注意する。

避難時の注意点

避難する時には余震に注意しながら、周囲の人の安全をおびやかさないように落ち着いて行動する。

  • 室内ではガラス等に注意しつつ、壁づたいに歩き、廊下は中央を通る。
  • 避難時は必ず階段を使う。エレベーター・エスカレーターは使わない。
  • できればまずドアを開ける。負傷者や身障者を優先し、手助けをしながら避難する。
  • 誰も残っていないことをしっかり確認し、ドアは開けたままにしておく。ただし火災が発生している場合はその部屋のドアを閉める。

びわこ・くさつキャンパスでの注意点

理工系の研究室・実験室、X線施設、危険物管理施設、放射線施設、高圧ガス施設などにおいては、次の点について留意をお願いします。
  • 燃焼物の種類によって適切な消火器を使用する(平常時より燃焼物の種類によって適切な消火器を把握しておく)。
  • ドラフト内の火災は、有毒ガス、煙の発生を伴うなどの特殊な場合を除き、原則として換気を止めて消火する。
  • 可燃性ガスボンベからガスが噴出、発火した場合には、まず周囲の可燃物を除去してから注水、消火する。
  • 有毒ガス発生の恐れがあったり、煙が多量に発生する場合には、防毒マスクや空気呼吸器などの防護用具を着用し、できるだけ風上側から消火する。
  • 火災の大きさ、有毒ガスや煙の発生などの状況によって素人の手に負えないと判断した場合や天井に炎が達し延焼しはじめた場合には、すみやかに屋外に退避する。
  • 退避にあたっては電源、ガス源などを断ち、危険物などの処理をできるだけする。
  • 退避ルート上に危険箇所がある場合には、あらかじめ危険ルートに指定するなど、二次被害の防止に向けた準備をしておく。
※いずれのキャンパスにおいても、緊急自動車(消防車、救急車)が入構してきた場合は進入路をあけるよう心がけてください。

風水害の危険が迫ったら

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風水害発生時の行動と判断

襲来前

行動と判断

家の外を整える

  • 窓や雨戸の戸締まり
  • 倒れたり飛ばされたりしやすいものの固定・撤去
  • 水はけの悪い場所の掃除

非常時の備え

  • 懐中電灯の準備
  • 水、食料の確保
  • 非常持ち出し袋のチェック
  • 必要な場合は家具の移動、危険物のチェック等安全点検を行う

通過中

行動と判断

風水害情報のチェック

テレビやラジオから最新情報を入手できるようにする。大学のHPもチェックする。

すみやかな避難

避難勧告が出た時や危ないと感じた時は、近所の人と連絡を取り合いながら早めに避難をする。避難方法や避難場所は事前に確認しておく。

危険な場所に近づかない

高潮や浸水、土砂災害の発生しそうな場所には近づかない。

応急手当

行動と判断

浸水後の消毒

浸水があった場合は、伝染病予防のために家や家具を消毒。

危険の確認

  • 灯油など危険物の漏れ出しがないか確認
  • 電線の断線を発見したら電力会社か役所、消防署、警察署などに通報

状況別行動ガイド

台風に備える

台風は事前に予測できる自然災害。規模や襲来時間などの情報を正確にとらえ、必要な準備をして臨機応変な行動ができるようにしましょう。

台風の強さ

呼び方
最大風速(m/s:秒速)
台風
17m/s 以上 33m/s 未満
強い台風
33m/s 以上 44m/s 未満
非常に強い台風
44m/s 以上 54m/s 未満
猛烈な台風
54m/s 以上

風の強さと被害想定 ※風速は目安です

10m/s
雨傘をさすと壊れることがある
15m/s
取り付けの悪い看板が飛ぶことがある
20m/s
まっすぐ立っていられず、風に向かって歩きにくい
25m/s
屋根瓦が飛ばされ、樹木が折れる
30m/s
屋根が飛ばされ、家や電柱が倒れることもある
35m/s
列車の客車が倒れることがある
40m/s
身体を45度に傾けないと倒れる
50m/s〜
たいていの木造家屋が倒れる。樹木は根こそぎ倒れる
集中豪雨に備える

集中豪雨は、狭い地域に突発的に降るため、台風よりも予測が困難です。自分がいる場所の土地条件や環境などを把握し、十分な対策を。特にがけ付近や造成地、扇状地などでは気象情報に注意しましょう。

1時間の雨量と降り方

10〜20mm
雨音で話し声がよく聞こえない
20〜30mm
どしゃ降り。側溝や下水、小さな川があふれる
30〜50mm
バケツをひっくり返したように降る。道路が川のようになる
50〜80mm
滝のように降る。土石流が起こりやすい。車の運転は危険
80mm以上
雨による大災害発生の危険あり。厳重な警戒が必要

気象庁が発表する注意報・警報(京都地方気象台の基準) 

大雨注意報
大雨によって災害が起こる恐れがある場合
大雨警報
大雨によって重大な災害が起こる恐れがある場合
洪水注意報
洪水によって災害が起こる恐れがある場合
洪水警報
洪水によって重大な災害が起こる恐れがある場合
強風注意報
強風によって災害が起こる恐れがある場合(平均風速 陸上12m/s以上)
暴風警報
暴風によって重大な災害が起こる恐れがある場合(平均風速 陸上20m/s以上)
土砂くずれに要注意

多量の雨が降って土の中にしみこむと、土と土の粒子が流動化し、くずれやすい状態になります。そして、ある限度を超えると一気に土が押し流され土砂くずれになります。家のそばに高さ4m以上のがけがある場合は、次の兆候に注意し、不安があればすぐに避難しましょう。

土砂くずれの兆候

  • 雨がやんだのに、いつまでもわき水がでる
  • 斜面から小石や土がバラバラ落ちてくる
  • わき水や渓流が急に濁る
  • 地面にひび割れができる
  • 山鳴りがする
避難勧告が出たら

台風や集中豪雨の時は、テレビやラジオに注意し、最新の情報を入手するよう努めることが大切です。一定の基準雨量を超えると避難勧告が発令され、報道機関や自治体、消防署、警察署から避難が呼びかけられます。指示に従って、速やかに避難しましょう。

避難時の注意点

  • 避難の前にガス・電気・火の元を点検(ブレーカーや元栓を閉める)
  • できるだけ一人での避難は避け、近所で声をかけあう
  • 近所のお年寄りなどの避難には積極的に協力する
  • 避難場所を確認し、万一家族や友人と途中で離ればなれになった時の集合場所を決めておく

火災が発生したら

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火災発生時の行動と判断

火災発生・通報

行動と判断

大声を出しまわりに知らせる

非常ベルを鳴らす

通報がまだの場合は正確に119番

初期消火

行動と判断

火はどの程度か?「天井まで燃え移っている場合は、消火をあきらめ避難」「天井には届いていない場合は、協力者とともに消火」

避難

行動と判断

煙を吸わないよう注意し、すみやかに避難

できればガスの元栓と電気のブレーカーを切ってから避難を

応急手当

行動と判断

やけどやケガのある場合は応急処置を

消火器の使い方

  • 安全ピンをひっぱるように抜く
  • ホースを外してノズルを火元に向ける(有効距離は約3m)
  • レバーを強く握って消火剤を放射する

状況別行動ガイド

知らせる
  • 「火事だ!」と大声を出して、まわりの人や近所に知らせ助けを求めます。声が出ない時はなべを叩くなどして大きな音を出しましょう。
  • 非常ベルがあれば使用。小さな火事でも、ただちに119番通報を。

    119番は落ち着いて
    火災現場の位置と目標を正しくはっきりと伝えます。
    例)「火事です。北区衣笠立命館大学です」「大学の西側の○○が燃えています」

初期消火
  • 判断のポイント

    出火から3分以内、炎が天井に燃え移る前ならば消火できる可能性あり。瞬時に判断し、落ち着いてすばやい行動を。消火が困難と判断したら、すみやかに避難しましょう。

  • 消火する時の注意点

    消火器があれば使用し、火元に向けて噴射するのがいちばん。手元にない場合の消火方法は以下のとおりです。

    電化製品
    まずコードをコンセントから抜き、余裕があればブレーカーを切ってから消火。いきなり水をかけると感電の危険が。
    石油ストーブ
    毛布などをかぶせ、バケツの水を真上から一気にかける。
    タバコ
    火を消したつもりでも、数時間経って燃えだす無煙燃焼(燻焼)の危険あり。広範囲に水をかけること。
    油なべ
    なべに合うふたを手前から向こうにかぶせ、ガス栓を締める。シーツなど大きめの布を水に濡らし、かたくしぼってなべ全体を覆いガス栓を締める。
    ※いずれの場合も温度が完全に下がるまでふたや布をとらない。
    カーテンやふすま
    ひきちぎる、けり倒すなどして火元から遠ざけた上で消火する。
    衣服
    地面などで転がりまわって火を消す。風呂場のそばにいる場合は浴槽の水をかぶるか浴槽に飛び込む。
避難する

消火不可能と判断したら、タイミングを逃さずにすぐに避難を。

  • 安全な避難のポイント[押すな・走るな・しゃべるな・戻るな]
    • 服装や持ち物等にこだわらず、すばやく避難する。
    • 避難は、お年寄り、子ども、病人を優先する。
    • 一度避難したら、二度と建物の中には戻らない。
    • 逃げ遅れた人がいる場合は、すぐに消防隊員に知らせる。
  • もしも煙に巻かれたら

    煙には有毒ガスが大量に含まれていて、吸い込むと昏倒してしまいます。消火活動の時も煙の様子には十分な注意を。
    避難時には、煙を吸い込まないようタオルなどを口と鼻にあてて床面に顔を近づけ、はって脱出しましょう。 呼吸は鼻から吸って口から吐くこと。
    ※煙の拡がる速さは、水平方向では毎秒約0.5メートルですが、垂直方向(上方)へは毎秒3メートル〜5メートルにもなります。垂直方向では人が歩く速度よりも速いため、階段等では特に注意が必要です。

  • 火災時の避難場所

    火災が風上300m・風横150m・風下100mまで迫ったら速やかに退避を開始。状況を見ながら、安全な場所を通って避難すること。
    日頃からキャンパス内の各基準距離の目標物を確認しておく。

火災予防のポイント
電化製品
タコ足配線をしない、コードの上に重いものを置かない、プラグの発熱に注意、電気器具の使用後はプラグを抜く。
ストーブ
点火後炎の調節をする、まわりに燃えやすいものを置かない、つけたまま寝ない、火をつけたまま給油しない。
タバコ
灰皿の始末には要注意、寝タバコ厳禁。
コンロ
火をつけたまま目を離さない、天ぷら油の引火に注意。
たき火、花火
そばに水を用意し、終わったらしっかりと消火する。
放火
ゴミは収集日の朝に出し、家のまわりに燃えやすいものを置かない。

災害鎮静後の対応

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鎮静後の行動

負傷者への対応

負傷者がいればいち早く救出し、できる範囲で応急処置をほどこします。

止血

止血法の対象者

外傷により大出血を起こしている負傷者には、ただちに止血の手当が必要です。止血の前に、出血の種類、性状および程度のほか、傷病者の顔色、四肢の変形、ショック症状(冷や汗、顔面蒼白、四肢冷感など)はないか、冷静に全身の症状を見ましょう。特に緊急な止血を必要とするのは、瞬間的に多量の血液を失って失血死の恐れがある「動脈性出血」。真っ赤な血液が脈打つように噴き出す状態です。赤黒い血液が湧くように出血する「静脈性出血」も、持続すれば多量出血となるので止血の処置が必要です。

直接圧迫止血法

出血部位に清潔なガーゼやタオルを置いてその上から手で強く圧迫して出血を止める方法です。片手で止血できなければ、両手で圧迫したり体重をかけて圧迫して止血します。ほとんどの出血は、この方法で止血することができます。

血液感染予防

止血をする時には、飛び散る血液が手当する人の皮膚に直接ふれないように注意することが必要です。手近にあればゴム手袋、なければビニール袋など身近なものを活用し、直接血液にふれない工夫をしましょう。手当の後は必ず流水で手洗いをおこなってください。

AEDの使用について

AED(自動体外式除細動器)は一次救命講習を受けていなくても使用が認められていますが、講習は機会があれば受けるようにしてください。

やけど

できるだけ早く、患部を水で15分以上冷やすこと。ただし、強い水圧は当てないように注意。衣類を着ている場合は衣類の上から水をかけます。薬品によるやけどの場合は患部を流水で洗いながら冷やします。脱水症状を防ぐため、本人が求める場合は水を飲ませましょう。医師の診断を受けるまで、患部には何も塗らないように。

骨折

骨折が疑わしい場合は、添え木を当てて患部を固定します。この際、1.骨折部とその上下の関節を動かさないように気をつける2.出血していれば止血する3.骨が飛び出していたり骨折部が変形していても無理に直さない4.添え木を当てて、骨折部を中心に前後の関節を固定するなどの点に留意します。全身状態にも気を配り、慎重に対処しましょう。

ライフラインのチェック

災害につきものなのがライフラインの遮断。復旧まで、落ち着いて対処しましょう。

ガス

必ず元栓を締めておく。復旧してもガス会社の点検があるまではそのままで。ガス漏れに気づいた場合は、窓を開けて換気する。換気扇のスイッチを入れると爆発の危険。

電気

ブレーカーを切っておくこと。復旧が最も早いライフライン。復旧後は、漏電や感電の恐れがあるので電気器具はよく点検してから使用する。

水道

日頃から風呂の水を溜め置きする習慣を。マンションの給水塔の水や井戸水は生活用水に利用できる。

電話

電話線が寸断されると電話、ファックス、インターネットが使用不可に。携帯電話もつながりにくくなる。日頃から万が一の時の緊急連絡先を決めておき、簡潔に無事を伝えたり、情報を一本化する工夫を。

地震等が起こった時の電話の利用方法

地震、事故等の災害発生時に、大量の電話が殺到すると、被災地域内における電話が大変つながりにくくなってしまいます。このため、安否確認や、消防、警察への連絡等に支障が多く発生しています。

電気通信事業者では適切なネットワークのコントロール、災害時優先電話の提供、災害用伝言ダイヤルの提供、臨時電話の設置などさまざまな方法により、通信の確保を図っています。

次のような電話利用をこころがけ、効率的に安否等の連絡を取るようにしましょう。

  • 通信設備の容量には限りがあるので、できるだけ手短な電話とするようにしましょう。
  • 通常の電話がつながらない場合は、比較的つながりやすい次の方法を利用しましょう。
    • 「災害用伝言ダイヤル171」
    • 「災害用伝言板(web171)」
    • ケータイ・スマートフォン「災害用伝言板」(NTTドコモ、au、ソフトバンクモバイル、Y!mobile等)
    • 携帯電話メール(携帯電話各社)等
  • 被災地からの電話は、公衆電話が比較的つながり易くなっています。
  • 災害時の安否確認方法を、家族、友人間等で決めておくと、いざという時に役に立ちます。
  • 災害直後は被災地への電話が集中するためつながりづらいものです。被災地内の緊急な電話がスムーズに利用できるようにするため、不急な電話やリダイヤルを控えて暫くたってから掛け直しましょう。
災害用伝言ダイヤル[171]

自分の情報を相手に伝えたいとき=伝言録音

「171」+「1」+「自分の電話番号」+「自分のメッセージ録音」
❶ 「171」をダイヤルする
❷ ガイダンスに従って「1」(暗証番号ナシ)をダイヤルする
❸ 自分の電話番号をダイヤルする
❹ 30秒以内で自分のメッセージを録音する
※暗証番号がある場合は「171」+「3」+「4ケタの暗証番号」+「自分の電話番号」+「自分のメッセージ録音」

相手の情報を聞きたいとき=伝言再生

「171」+「2」+「相手の電話番号」+「相手のメッセージ再生」
❶ 「171」をダイヤルする
❷ ガイダンスに従って「2」(暗証番号ナシ)をダイヤルする
❸ 相手の電話番号をダイヤルする
❹ 相手のメッセージを再生する
※暗証番号がある場合は「171」+「4」+「4ケタの暗証番号」+「相手の電話番号」+「相手のメッセージ再生」

(参考)「災害用伝言ダイヤル171」、「災害用伝言板(web171)」のトライアル(体験利用)について
災害用伝言サービス(体験日)
●毎月1日・15日 ●防災週間(8月30日~9月5日) ●防災とボランティア週間(1月15日~1月21日) ●正月三が日(1月1日~1月3日)
※ 実際に災害が発生した際には体験利用ができない場合があります。 (一般社団法人電気通信事業者協会)

避難生活のルール

誰もが不安と不便を抱えておくる共同生活です。集団のルールに配慮し、節度と思いやりをもって行動しましょう。

  • 避難所では火気の使用禁止、禁煙、禁酒、土足禁止が原則。
  • 互いに協力しあい、助けあって生活しやすいように配慮する。
  • 体調が悪くなった場合は、避難所の臨時対策本部(事務所)へ連絡する。
  • できる限り避難所周辺の復旧に協力を。
  • 救援物資の配給、ごみの集積場所、トイレについては、避難所の指示に従うこと。

<断水した場合のトイレの使用>

給水体制が整備されるまでは、既存の水洗トイレは使用禁止となります。給水の具体例としては、以下の方法があり、これを利用してトイレで流す水を確保します。

  • 防災井戸のある避難所は防災井戸の水をトイレに運ぶ。
  • プールなどの水が使える場合はその水をトイレに運ぶ。
  • 行政の給水車等による給水が豊富にあり、飲料水を確保してあまりある場合は、その水を使用する。
  • 近くに川や池がある場合はその水をくみ上げて運ぶ。

緊急災害時に、障がいや病気・けが等により支援が必要な方が、直接支援を求めてきた場合や、困っている様子を見かけた場合は、可能な範囲でサポートしながら一緒に避難しましょう。

緊急災害時のサポートは、そのとき身近にいる人々が協力することが大切です。例えば、教室で一緒に講義を受けている学生と教員が協力して、情報共有、誘導、介助等を行いましょう。

また、支援が必要な方は、日頃から周りに協力を呼びかけるなど、緊急災害時の対策について常に意識を高めておくよう努めましょう。

以下に、一般的な支援例を記載しています。実際にサポートする場合は、支援が必要な方の要望を聞きながらサポートすることも大切です。

一般的な支援例

視覚障がい

周囲の状況や掲示物など緊急災害時の視覚情報を、口頭で説明するように努めましょう(音声ガイド)。

避難経路を確認し、誘導しながら一緒に避難しましょう(ガイドヘルプ)。

聴覚障がい

館内アナウンスや避難指示など緊急災害時の音声情報を身振りや筆談等で視覚的に伝えるように努めましょう。

肢体不自由

車いすや杖を使用している方への支援は、1人でサポートすることが困難な場合があります。難しいと感じた場合は、周囲の人に声をかけ協力をしながらサポートしましょう。

大学からの情報を知る

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非常時の大学からの情報発信

地震や洪水など大規模な災害については、下記のようにしてください。

災害発生時に大学にいた時

大学の教職員の指示に従ってください。

災害発生時に大学にいなかった時・海外にいた時

情報はホームページでお知らせしますのでご確認ください。
https://www.ritsumei.ac.jp/top/
また、被災した学生に対しては、奨学金等により経済援助を行い、学費の減免・延納等の特別措置を講じますので、学生オフィスに相談して下さい。
※災害時の安否確認など大学からの問い合わせには応答してください。

暴風警報または気象等に関する特別警報が発令された場合
もしくは気象等により交通機関が不通となった場合の授業等の取り扱い

(必ずCAMPUS WEB等で最新情報を確認してください。)

暴風警報または気象等に関する特別警報が発令された場合もしくは気象等により交通機関が不通となった場合の授業の取り扱いは、下記の通りとします。
なお、定期試験および追試験において暴風警報または気象等に関する特別警報が発令された場合の取り扱いは、下記と同様とします。また、「立命館大学授業に関する規定」の定めにない取り扱いを行う場合は、学長が決定します。

1 衣笠キャンパスおよび朱雀キャンパスの場合

休講とする場合
  • 暴風警報または気象等に関する特別警報が京都市または京都・亀岡区域に発令された場合。なお、15時の時点で暴風警報または気象等に関する特別警報が発令中の場合は、全時限休講とする。
  • 交通機関の運行状況が、次のいずれかに該当する場合。
    • 京都市営バスが全面的に不通の場合。なお、15時の時点で運行を再開していない場合は全時限休講とする。
    • 京都市営バスが運行中であっても、京都市内乗入れのJR西日本(大阪―草津間)、阪急(梅田―河原町間)、京阪、近鉄の4交通機関のうち、3交通機関以上が不通の場合。なお、15時の時点で4交通機関のうち2交通機関以上が運行を再開していない場合は全時限休講とする。
  • 前2項につき授業等が開始されている場合は、直近の時限から休講する。
授業等の開始
  • 次に定める場合は、下表の基準により授業等を開始する。
    • 暴風警報または気象等に関する特別警報が解除された場合
    • 京都市内乗入れのJR西日本(大阪―草津間)、阪急(梅田―河原町間)、京阪、近鉄の4交通機関のうち2交通機関以上が運行中または運行を再開し、京都市営バスが運行中または運行を再開した場合
    時刻
    時限
    6:30まで
    第1時限
    10:00まで
    第3時限
    12:00まで
    第4時限
    15:00まで
    第6時限
  • 連続時限で実施している授業については、途中時限からの授業開始は行わない。

<遠隔授業の取り扱い>

交通機関の不通または暴風警報または気象等に関する特別警報の発令により休講となった場合、遠隔授業は次の通り取り扱う。

  • 遠隔授業の送信側キャンパスで休講が判断された場合は、全てのキャンパスで当該授業を休講とする。
  • いずれかの遠隔授業の受信側キャンパスで休講が判断された場合は、当該キャンパスのみ当該授業を休講とし、中継配信は行わない。なお、他の遠隔授業の受信側キャンパスでは通常通り授業を実施する。

2 びわこ・くさつキャンパスの場合

休講とする場合
  • 暴風警報または気象等に関する特別警報が草津市または近江南部区域に発令された場合。なお、15時の時点で暴風警報または気象等に関する特別警報が発令中の場合は、全時限休講とする。
  • JR西日本(京都―米原間)が不通の場合。なお、15時の時点で運行を再開していない場合は全時限休講とする。
  • 前2項につき授業等が開始されている場合は、直近の時限から休講する。
授業等の開始
  • 次に定める場合は、下表の基準により授業等を開始する。
    • 暴風警報または気象等に関する特別警報が解除された場合
    • 休講とする場合第2項の交通機関が運行を再開した場合

    「経済学部」「スポーツ健康科学部」「食マネジメント学部」「経済学研究科」「言語教育情報研究科」「スポーツ健康科学研究科」

    時刻
    時限
    6:30まで
    第1時限
    10:00まで
    第3時限
    12:00まで
    第4時限
    15:00まで
    第6時限

    「理工学部」「情報理工学部」「薬学部」「生命科学部」「理工学研究科」「情報理工学研究科」「生命科学研究科」「薬学研究科」

    時刻
    時限
    6:30まで
    第1時限
    10:00まで
    第5時限
    12:00まで
    第7時限
    15:00まで
    第11時限
  • 連続時限で実施している授業については、途中時限からの授業開始は行わない。

<遠隔授業の取り扱い>

交通機関の不通または暴風警報または気象等に関する特別警報の発令により休講となった場合、遠隔授業は次の通り取り扱う。

  • 遠隔授業の送信側キャンパスで休講が判断された場合は、全てのキャンパスで当該授業を休講とする。
  • いずれかの遠隔授業の受信側キャンパスで休講が判断された場合は、当該キャンパスのみ当該授業を休講とし、中継配信は行わない。なお、他の遠隔授業の受信側キャンパスでは通常通り授業を実施する。

3 大阪いばらきキャンパスの場合

休講とする場合
  • 暴風警報または気象等に関する特別警報が茨木市または北大阪区域に発令された場合。なお、15時の時点で暴風警報または気象等に関する特別警報が発令中の場合は、全時限休講とする。
  • JR西日本(大阪―草津間)および阪急(梅田―河原町間)の2交通機関の両者が不通の場合。
  • 前2項につき授業等が開始されている場合は、直近の時限から休講する。
授業等の開始
  • 次に定める場合は、下表の基準により授業等を開始する。
    • 暴風警報または気象等に関する特別警報が解除された場合
    • 休講とする場合第2項の交通機関のいずれかが運行を再開した場合
    時刻
    時限
    6:30まで
    第1時限
    10:00まで
    第3時限
    12:00まで
    第4時限
    15:00まで
    第6時限
  • 連続時限で実施している授業については、途中時限からの授業開始は行わない。

<遠隔授業の取り扱い>

交通機関の不通または暴風警報または気象等に関する特別警報の発令により休講となった場合、遠隔授業は次の通り取り扱う。

  • 遠隔授業の送信側キャンパスで休講が判断された場合は、全てのキャンパスで当該授業を休講とする。
  • いずれかの遠隔授業の受信側キャンパスで休講が判断された場合は、当該キャンパスのみ当該授業を休講とし、中継配信は行わない。なお、他の遠隔授業の受信側キャンパスでは通常通り授業を実施する。

4 大阪梅田キャンパスの場合

休講とする場合
  • 暴風警報または気象等に関する特別警報が大阪市に発令された場合。なお、15時の時点で暴風警報または気象等に関する特別警報が発令中の場合は、全時限休講とする。
  • 交通機関の運行状況が次のいずれかに該当する場合。なお、15時の時点で開通していない場合は全時限休講とする。
    • 大阪シティバス、大阪メトロが全面的に不通の場合
    • 大阪市内乗り入れのJR西日本、阪急、京阪、近鉄、阪神、南海の6交通機関のうち、4交通機関以上が不通の場合
  • 前2項につき授業等が開始されている場合は、直近の時限から休講する。
授業等の開始
  • 次に定める場合は、下表の基準により授業等を開始する。
    • 暴風警報または気象等に関する特別警報が解除された場合
    • 休講とする場合第2項の交通機関が運行を再開した場合

    「経済学研究科」「経営学研究科」「テクノロジー・マネジメント研究科」「言語教育情報研究科」「経営管理研究科」

    時刻
    時限
    6:30まで
    第1時限
    10:00まで
    第3時限
    12:00まで
    第4時限
    15:00まで
    第6時限

    「理工学研究科」

    時刻
    時限
    6:30まで
    第1時限
    10:00まで
    第5時限
    12:00まで
    第7時限
    15:00まで
    第11時限
  • 連続時限で実施している授業については、途中時限からの授業開始は行わない。

<遠隔授業の取り扱い>

交通機関の不通または暴風警報または気象等に関する特別警報の発令により休講となった場合、遠隔授業は次の通り取り扱う。

  • 遠隔授業の送信側キャンパスで休講が判断された場合は、全てのキャンパスで当該授業を休講とする。
  • いずれかの遠隔授業の受信側キャンパスで休講が判断された場合は、当該キャンパスのみ当該授業を休講とし、中継配信は行わない。なお、他の遠隔授業の受信側キャンパスでは通常通り授業を実施する。

大学からの各種連絡について

本学では、休講・補講、教室変更、定期試験・レポート試験の情報、各種ガイダンスの実施、学生呼び出しなどの諸連絡は、CAMPUS WEB(立命館大学ホームページ→在学生の皆さまへ→CAMPUS WEB)を通じて連絡します。必ずこまめに確認してください。

なお、電話での問い合わせは受付していません。緊急時以外は電話での問い合わせは控えてください。

ふだんの心構え

マニュアルPDFダウンロード

日常生活で心得ておくこと

  • 棚やタンスの転倒防止、照明器具の落下防止をしておく。
  • 避難経路、避難場所を確認しておく。
  • 家や部屋の出口周辺に避難を妨げるものを置かない。
  • 家族や友人との連絡方法、避難場所を決めておく。
  • 防災訓練に積極的に参加する。
  • 貴重品は安全な場所に保管しておく。
  • 非常持ち出し袋を準備しておく。
  • 住宅の強度の確認。
  • 自分の緊急連絡先、既往症、アレルギーの有無などを記したカードを身につけておく。

※当ガイドのマニュアルPDFをダウンロードして、身につけておく。

大学で心得ておくこと

  • 避難経路の確認(最寄りの非常口、非常階段の位置)。
  • 最寄りの消火器の設置場所を確認し、使い方を把握しておく。
  • 一時避難場所や広域避難場所の確認。
  • 自宅へ徒歩で帰宅する場合の経路の確認。
  • 家族との連絡方法を決めておく。
  • クラス・ゼミ・研究室の関係者の緊急連絡先を知っておく。
  • 薬品や実験器具の転倒防止、安全確保。化学反応を起こす恐れのある薬品については混触を起こさないよう整理しておく。

非常持ち出し品の準備

生命をつなぐために欠かせないもの、自分にとって最低限必要なものをできるだけコンパクトにまとめ、年に一度は点検するようにしましょう。いざという時にすぐ持ち出せる場所に置いておくことが大切です。

第一次持ちだし品

さしあたっての必需品。重さの目安は男性で15kg、女性で10kg程度

貴重品
印鑑
預金通帳
健康保険証
現金(10円玉)など
非常食品
カンパン
チョコレート
ミネラルウォーター
応急医薬品
常備薬
絆創膏
包帯
傷薬
目薬
生理用品
衣 類
下着
上着
靴、衣類を包むビニール袋など
携帯ラジオ
予備電池も用意
照明器具
懐中電燈(予備電池も用意)
ローソク
マッチ
ライター

第二次持ちだし品

長期の避難などに備えた生活物資品

食 料
米(レトルト・アルファ米)
おかず(缶詰・レトルト)
調味料
菓子など
飲料水として1人1日3Lが目安
卓上コンロ
ガスボンベ式
その他
笛など

帰宅困難に備える

徒歩による登下校マップを作っておく。
※幹線道路のみを使うように

帰路の危険箇所は赤マーク

橋、陸橋、鉄道、高速高架橋、石油タンク、ガスタンク、化学工場、コンビナート、等

帰路に頼れる所は緑マーク

区役所、市役所、町村役場、これらの出張所、消防団分室、警察署、交番、保健所、病院、学校、郵便局、デパート、スーパー、コンビニ、ファミレス、公衆電話、公共トイレ、公園、球場、競技場、駅、ガソリンスタンド

知っておくと役立つ関連情報

日の出・日の入り(日没)時刻
〈京都〉
日の出 日の入り(日没)
春分(3/21)
06:01  18:08
夏至(6/21)
04:43  19:14
秋分(9/23)
05:45  17:53
冬至(12/22)
07:01  16:49

国立天文台天文情報センター 暦計算室
http://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/

災害情報入手方法

地震情報
http://www.jma.go.jp/jp/quake/
台風情報
http://www.jma.go.jp/jp/typh/
自治体からの災害エリアメール受信の際には要チェック