2015.02.10

2014年度障害学生支援室 全体交流会開催しました

201522日(月)に、全体交流会が朱雀キャンパス多目的室で開催されました。

障害学生支援室にかかわる学生24名が参加しました。

 

第一部では、障害学生支援室の支援制度のひとつである、学生コーディネーターについて議論をしました。学生コーディネーターの経験があるサポートスタッフや障害学生がその経験や考えたことを話題提供し、学生コーディネーターの活動をあまり知らなかった学生も学生同士でサポートをコーディネートすることによるピア・サポートについて学ぶことができました。

 

昼食の時間には、各々席を移動し、普段あまり話す機会がなかった学生同士の交流を楽しんでいました。

 

第二部では、本学の卒業生でもある中村周平氏に「障害学生支援室のスタート~支援室への想い~」という講演をしていただきました。事故で頚髄を損傷し、車いすを利用して生活する中村氏が、大学に入学したころは、まだ障害学生支援室がなく、学生のボランティアによって大学生活が成り立っていました。在学中に障害学生支援室が設立されたことで、インフォーマルなサポートも、フォーマルなサポートも経験することになった中村氏は、サポートする側、サポートを受ける側、という枠を超えた、学生同士の関係が重要であり、それこそが「ピア・サポート」につながる、ということを述べられました。

 

また、障害学生より今年度受けたサポートの報告と、サポートスタッフの代表学生よりマニュアル作成、パソコンテイク講座、「Assembly for Peer Supporters 2014(主催:教育開発推進機構)の報告を聞きました。サポートスタッフは、自分がしているサポート以外のサポートについて知る機会がなかったため、「そんなサポートもあるんだ」と学びを深めていました。また、障害学生も自分以外の障害学生と関わる機会が少ないため「視覚障害の学生は、道具(拡大読書機、ブレイルメモ等)を使って、授業を受けていることを初めて知った」と他の障害への理解も深めていました。

 

参加者からは、「障害学生とサポートスタッフなど学生同士のコミュニケーションの大切さを学ぶことができた」、「いろんなスタッフがいておもしろかった」、「また参加したい」という感想が寄せられました。

 

終了後は、学生達が自主的に交流しようと声が上がりました。交流会一日だけの関係ではなく、今後もつながっていくことができる、充実した交流会となりました。

  

 

 

参加者からのコメントはコチラ(pdf)