2015.03.05

2014年度障害学生支援室フィードバック結果について

2014年度、サポートスタッフによるサポートを受けた障害学生7名(聴覚3名、視覚3名、肢体1名)と、実際にサポート活動を行った学生(前期39名、後期33名)を対象に、サポート活動を振り返るためのフィードバックを提出してもらった。結果については以下の通り。

■結果の概要 → 詳細はコチラを参照してください


【サポートスタッフ】
  • ほとんどのサポートスタッフ が支援室の活動で「良かったことや意識が変わったことがあった」と回答。
  • 「学生コーディネーターからのフォローが適切だった」、「チームミーティングが非常に役立った」とする回答が後期は前期に比べ大幅に増。
【学生コーディネーター】
  • できるだけサポートスタッフや障害学生とコミュニケーションをとるようにし、後輩サポートスタッフに学生コーディネーターの役割を知ってもらうよう努めた。
【障害学生】
  • サポート内容について、サポートスタッフから改善策を提案してもらったことでより分かりやすくなった。
  • サポートスタッフと打ち解けることに時間がかかった。十分なコミュニケーションが大事。
  • 新規サポートスタッフを集めること、また急なキャンセルやサポートスタッフと連絡がつかない場合など、連絡調整のルールをもう少し整えるべき。

2014年度は約7割が新人のサポートスタッフであったことから、前期は障害学生もサポートスタッフも支援技術やコミュニケーションの面で様々な不安を感じていたが、後期になると技術面の不安が徐々に解消されていることが分かった。
しかし課題として残ったのが、障害学生やサポートスタッフ同士のコミュニケーションである。もっとコミュニケーションをとりたいとする意見が多く、今後、学生ルームや講座、交流会などのイベント企画、LINEなどを活用した、サポート活動やメーリングリストに留まらない学生同士のコミュニケーションの活性化が望まれる。
また前期と比べ後期は学生コーディネーターの存在感の高まりが感じられる結果となった。これは前期の学生コーディネーターがモデルとなったことで、後期に様々な工夫が可能であったことがうかがえる。しかし学生コーディネーターからのフィードバックでは、支援室との連絡調整の点で課題が指摘されるなど、今後もさらなる改善が目指される。
教員に関しては前期とほとんど変わらず、依然協力を得られない教員も一定程度いることが分かった。今年度も引続き、障害学生支援室の学生と共にFD/SD研修の実施を目指していきたい。


■「サポートスタッフ、障害学生の声」はコチラを参照してください
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