立命館 特集

2019 ATHLETE

Mar 17, 2020

[写真]各部活の主将

CAPTAIN

硬式野球部、サッカー部、ホッケー部(男子)、ホッケー部(女子)、ラグビー部、女子陸上競技部、
アメリカンフットボール部、男子陸上競技部の主将にチームへの思いや今シーズンにかける意気込みなどをインタビュー!

[写真]大本拓海さん [写真]大本拓海さん
  • 硬式野球部
  • 大本 拓海 さん
  • [文学部4回生]

150人もの部員が所属する硬式野球部で、強いスイングと長打力を強みに、捕手としてチームを支える大本さんは、自主性を重んじ、その雰囲気づくりを大切にしている。「明るく元気なチームの良さはそのままに、甘えをなくしていこう」とチーム力の向上を目指してきた。新チーム発足以降、部員たちのミスに対する指摘の声や、プレーの細かい部分を追求する姿勢などその変化を感じているという。そして、レギュラーメンバーとレギュラー以外のメンバーとの間にできた距離感も少しずつ縮まり、レギュラー以外のメンバーが、集客のために奮闘するなど、一体感ができつつあると、笑顔をみせる。

2019年度関西学生野球連盟春季リーグ戦では、2年連続、39回目のリーグ優勝を果たし、「苦しいシーズンで楽な試合は一つもなかったが、粘りながらも優勝できたのは、大きな財産であり、これからのプラスになる」と春季リーグ戦を振り返る。昨年の秋季リーグ戦では優勝を逃し、春、秋ともに勝ち抜く難しさを身をもって知る大本さんは、「春季リーグ戦のままでは、秋季リーグ戦は勝ち抜けない。より強いチームを作り上げ、他大学を圧倒できるよう心技体を充実させて、万全の状態でシーズンに臨みたい」と意気込む。

そして、6月に関西学生野球連盟代表として出場した第68回全日本大学野球選手権での初戦敗退、という悔しさをバネに目指すのは、大学日本一だ。「結果を出し、やり残したことはない、といえるようやりきりたい」と力強く語る姿から、最後のシーズンに賭ける強い思いを感じた。「RITSUMEI PRIDE」を胸にチーム一丸となって、一戦一戦を戦い抜いてくれることだろう。

活動写真
[写真]山岡宏朗さん [写真]山岡宏朗さん
  • サッカー部
  • 山岡 宏朗 さん
  • [スポーツ健康科学部4回生]

部員である自分たちがチームを愛し、誇りを持ち、地域と関わりを持って愛されるチームでありたいという思いから、「愛し愛されるクラブ」をスローガンに関西学生リーグ1部で活動するサッカー部。誰よりも走り続ける体力と守備力でチームに貢献する主将の山岡さんは「貢献、挑戦、コミュニケーション」この3つの目標を掲げ、大学サッカーで全国制覇を目指すと語ってくれた。

大切にしているのは「風通しが良く、地域やたくさんの人と関わりを持つチーム」であること。126人もの部員がいるなか、トップチームのAから順にB1、B2、Cの4チームに分かれている。Cチームにいた頃は自分の意見を伝える場が少なかったという山岡さん。現在はAチームの主将として副主将や幹部と協力し、部員一人ひとりと個人面談を行うなどチーム全体から意見を吸い上げることに努めている。清掃活動やサッカー教室などの地域貢献活動にも熱心で、地域の人たちとの関わりを大切にしている。「いつも練習で山奥の原谷グラウンドを使うために地域の人たちに協力してもらっている。恩返しをするためにも、サッカーで勇気を与えたい」と笑顔をみせる。

悔しくも第43回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント出場は叶わず予選敗退し、全国大会に出られるチャンスは12月に行われる第67回全日本大学サッカー選手権大会のみ。2019年関西学生リーグで4位以上に入り、全国大会出場を狙う。「練習から“4回生の本気”をみせてチーム全体の意識を高めていく。私たちの集大成として、全国制覇という最高の結果で締めくくりたい」。ぶつかり合う彼らの“本気”に熱い気持ちが湧き上がる。

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[写真]加藤凌聖さん [写真]加藤凌聖さん
  • ホッケー部(男子)
  • 加藤 凌聖 さん
  • [経営学部4回生]

ホッケー部(男子)の主将を務めるのは、得点力とドリブル力を評価され、日本代表選手に選出された加藤さんだ。日本代表U-16、18、21を経験し、今年2月にシニアの日本代表になった。日本代表での厳しい練習や、より深く学んだホッケーの知識は、大学チームでも生かせている。大学チームで以前より具体的にコーチングができるようになり、メンタル強化や、よりよい状況判断につながっていると話す。

大学入学後は高校までと違い、すぐにメンバー入りできず、1回生の後期は、怪我や病気で長期間プレーすることができなかった。その挫折と経験が、改めてホッケーと向き合い、プレーを磨く機会になったという。その結果、3回生で関西リーグ、日本リーグでも得点王に輝き、「つらい時期もあったが、それが今の自分につながっている」と乗り越えてきた試練を振り返る。主将就任後は、多忙で代表チーム、大学チームとの両立や主将としての役割を果たすのは簡単ではないが、「引き受けたからにはきちんとやりたい」と語る加藤さん。オンとオフの切り替えを心がけており、上下関係なく意見を言い合えるチームだという。

今年春の関西リーグで優勝したものの、3連覇がかかった第37回全日本大学ホッケー王座決定戦は3位に終わった。その結果を踏まえ、現在、ベーシックスキルを高める練習に取り組んでいるという。「ベーシックスキルを大事に、戦術などをより徹底していけば、レベルも上がる」と先の大会を見据えて、「日本リーグ、秋の関西リーグ、インカレ、全日本選手権4つのタイトルで優勝したい」と意気込む。日本代表として、成長を続ける彼が引っ張るチームの今後に注目したい。

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[写真]沼田紗綾さん [写真]沼田紗綾さん
  • ホッケー部(女子)
  • 沼田 紗綾 さん
  • [産業社会学部4回生]

今年7月に開催された第38回全日本大学ホッケー王座決定戦(以下:王座決定戦)で山梨学院大学との激戦を制し、15年ぶりの優勝を果たしたホッケー部(女子)。彼女たちの並々ならぬ勝利への思いが実を結び、主将としてのプレッシャーを抱えながらも、チームを牽引してきた沼田さんは、「このチームを信じてきてよかった」と喜びを語った。

4月の大学リーグ開幕戦で、立命館と同じく大学4強である天理大学、東海学院大学に勝利したものの、5、6月には、4強との対戦で1度も勝てなかった。結果を出せないことに責任を感じ、不安や悔しさで苦しい時期だったが、4回生を中心にモチベーションを高め、王座決定戦に向けて徹底して準備をしたという。東海学院大学との準決勝では、先制されたものの2-1と逆転し、決勝戦へ駒を進めた。「みんなの勝ちたい思いが前面に出ていた。ベンチの声援も大きく、チームが一つになったことを感じた」と振り返る。決勝戦は、この4年間1度しか勝てなかった山梨学院大学との対戦だったが、「試合が楽しみで仕方ない」と、明るい雰囲気だったという。そして、「これまでに見たことがないほど、多くの方が応援に来てくれた」と、驚くほどの多くの声援が彼女たちの力になり、大学日本一という一つの目標を成し遂げた。

「主将として、誰よりもチームメイトのことを信じる。どんな状況でもこのチームに一番の自信を持つ」その思いを胸に主将として、学生最後のシーズンを駆け抜ける。11月の全日本学生ホッケー選手権大会で、再び大学日本一の栄冠を手にする彼女たちの笑顔をみたいと思わずにはいられない。

※立命館大学、天理大学、東海学院大学、山梨学院大学

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[写真]片岡涼亮さん [写真]片岡涼亮さん
  • ラグビー部
  • 片岡 涼亮 さん
  • [経営学部4回生]

相手ディフェンスのタックルポイントをずらし、ボールを前に進めるランニング力を武器に、チームの先頭でラグビーに熱を注ぐ片岡さん。第56回全国大学選手権でベスト8を狙い、闘争心を燃やしている。プレー中はチームメイトの意見を集約して「これからどうするのか」と具体的な解決策を提案し、チームの覇気を高める存在であり、一人のプレーヤーでありながらも、客観的に物事を判断する冷静さを持っている。「私には絶対的なリーダーシップがないけれど、だからこそ、みんなでチームをつくっていきたい」と、チームワークの向上に努めている。

課題はプレー中、チーム全体の雰囲気に浮き沈みがあること。試合では雰囲気の良し悪しや少しの意識の差が結果を左右するという。部員一人ひとりが自信を持つことが大切で、チーム全体の重要な課題として日々の練習のなかで向き合っている。競技力では十分に全国大学選手権ベスト8を狙える位置にいるため、強化練習や合宿を通してチームの自信を深めていきたいと話す。2019年関西大学ラグビーAリーグを1位通過できればより大きな自信になるため、一層厳しさを持ってリーグに挑む。

「好きだった先輩が私たちに自主練習の大切さを教えてくれた。それを今は自分たちが後輩に伝えている立場であると思うと、大学ラグビーが最後であることを実感する。4年間の最後だけれど、常に“今”を全力で戦いたい。ベスト8獲るぞ、絶対に獲る」。力強く宣言する「BREAK THROUGH」をスローガンに掲げ、彼らは目標に向かって駆け抜ける。

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[写真]柴田知春さん [写真]柴田知春さん
  • 女子陸上競技部
  • 柴田 知春 さん
  • [スポーツ健康科学部4回生]

「自信、信頼、挑戦」をスローガンに、女子陸上競技部65人の部員を率いる柴田さん。2019年6月に開催された「第96回関西学生陸上競技対校選手権大会(以下、関西インカレ)」では、3年連続の総合優勝に輝いた。

これまで主将やリーダーの経験がなかった柴田さんは、主将になった当初、大きな不安を抱えていた。しかし、「正解はないのだから、やってみないとわからない」と、調和を大事にする自分の良さを生かして、みんなをひっぱっていこうと考えるうちに不安もなくなっていったという。「陸上競技を本当に楽しむチームにしたい。勝つことを目指すうえで、それぞれが何かを掴み、今後の人生に生かしていければ」と語る。

「チームのみんなが大好きなんです」そう笑顔で話すとおり、それぞれの良さや特性を知れるように部員全員とわけ隔てなくさまざまなことを話しているそうだ。これまで短距離・フィールドパートと長距離パート間にあった距離感も、今では、ミーティングの雰囲気や、応援する姿勢も変わり、チーム全体で頑張っていこうと一体感ができつつあると実感しているという。

女子陸上競技部は、「関西インカレ総合優勝、全日本インカレ総合優勝、杜の都駅伝優勝、富士山女子駅伝優勝」の4大目標を掲げている。関西インカレでは、「出場する選手、応援やサポート、そしてマネージャーの全員が総合優勝に向かって頑張ろうという強い思いが結果としてチームのまとまりに繋がった」と振り返る。「関西インカレの結果に満足せず、個人個人が目標をもち、さらに上を目指して努力していきたい」と話す彼女。その笑顔と明るさがチームを明るく盛り上げているのだろう。

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[写真]鈴木総司郎さん [写真]鈴木総司郎さん
  • アメリカンフットボール部
  • 鈴木 総司郎 さん
  • [スポーツ健康科学部4回生]

中学校からアメフトを始めて10年。中学時代に日本一を経験した鈴木さんは、10年という節目の年に、主将として160人もの部員と共に大学日本一を目指す。しかし、近年はライバルである関西学院大学に敗れ、大学日本一を決める甲子園ボウルへの出場を果たせていない。その現状を打開し、強いチームになろうという彼らの思いを込めたスローガン「BREAK THROUGH」を胸に闘志を燃やす。

高校でも主将を経験したが、結果を出せずに自分の甘さを痛感したという鈴木さん。その後悔を克服し、「大好きな仲間と共に、日本一という喜びを味わいたい」という強い思いで主将に立候補した。新チームになり、主将を含む幹部の提案で、新たにファミリープロジェクトとアンケートを始めたという。ファミリープロジェクトでは、回生、ポジションも関係なく6.7人の小グループをつくり、接点がない選手やスタッフが交流する機会を設け、アメフトや担当業務のこと、学生生活のことなどさまざまな話をしているという。プロジェクトを始めて以降、課題となっていた選手間、選手とスタッフ間の温度差が縮まっていると実感している。そして、トレーニング期とフットボール期のタームごとにアンケートをとり、個人の目標や現状を確認し、中間にフィードバック、さらにターム終了時に振り返りを行うことで、短期目標を立てて練習に取り組めるようにしているという。

シーズンに向けて不安もあるが、例年にない程の厳しい練習も乗り越えてきたため、その成果を発揮できることが楽しみでもあるという。「この3年、一度も日本一を獲れず、全員が危機感を持ち、努力してきた。勝ち抜いて、日本一になりたい」と、160人全員の思いでもある意気込みを語った。

活動写真
[写真]岡田浩平さん [写真]岡田浩平さん
  • 男子陸上競技部
  • 岡田 浩平 さん
  • [スポーツ健康科学部3回生]

種目によって7つのパートからなり、約130人が所属する男子陸上競技部の主将を務めるのは、今年の「第31回出雲全日本大学選抜駅伝競走(出雲駅伝)」で6位入賞にも貢献した長距離パートの岡田さんだ。

長距離パートは、練習内容やシーズンの時期も異なることから、他のパートと距離を感じていたという。「全パートがまとまり、全員が一体となったチームになれば」と、考えていた岡田さんは、「長距離パートである自分が主将を務めることで、何かを変えていけるのではないか」と、主将への立候補を決めた。次期主将になることが決定した頃は、大人数のクラブをまとめていけるのかプレッシャーも大きかったという。しかし、前主将の「絶対にみんなが支えてくれる」その言葉に不安は和らいだ。そして、今年9月に主将に就任後、他の幹部の支えもあり、「今は、楽しく取り組めている」と笑顔を見せた。各パートの意見は、全体で共有できるよう、各パート長らが集まる幹部会で話し合い、積極的にそれぞれのパート長と話をするように気を配っているという。今では、駅伝での応援や、大会の補助員の交代など、部内での助け合いができるようになっていると少しずつチームの変化を感じている。

男子陸上競技部が目指すのは、2020年の関西インカレでの大差をつけての総合優勝だ。そして、岡田さんは、「相互理解を深め、全てのパートがまとまって男子陸上競技部という集団をつくりたい」と語る。人と関わることが好きで、1回生の頃から練習の終わりに他のパートの選手に声をかけたり、同期で食事会を企画するなど、積極的に他のパートとも関わってきた。仲間とのつながりを大切にする彼がまとめていく男子陸上競技部は、これからさらに団結力を強めていくことだろう。

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