施設・設備

調理学実習室

電磁調理器、オーブンレンジなど最新の機器を備えた大型の調理学実習室が2室あります。調理が食材にもたらす変化や、各食材に特有の化学的性質を利用して、どのようにおいしさを引き出すかという点について、実際の調理を通して講義で得た知識や理論を確認し、理解を深めていきます。

官能評価実習室

24の官能評価ブースを備え、食品や飲料の繊細なフレーバーの特徴や違い、その表現方法、品質検査などについて、学生が自らの感覚を用いて学習する施設です。視覚的要素を統制するための照明も設置しています。円卓エリアでは、評価とその結果からディスカッションを行い、人の感覚や食嗜好、食品への理解を深めます。

コモンラウンジ

学生がグループで学習したり、リラックスするための自由なスペースです。隣には全面ガラスのキッチンも設けており、調理を伴う活動やイベント開催などにも活用されます。

ライブラリーギャラリー

カルチャー領域を中心とした各種資料を収蔵、展示するとともに、それらを利用するための施設です。食のアーカイブ室としての機能を兼ね備え、世界の食文化にかかわる実物資料が常設展示されるほか、学生や教員による企画展の開催、ポスターセッションなど研究成果発表の場としても活用されます。

このほかにも、以下の
実習室があります。

  • 味嗅覚実習室

    味覚や嗅覚についての心理学実験や官能評価に対応する機器測定を行います。味覚センサー、匂い嗅ぎ質量分析計、物性測定装置、視覚特性分析装置などが設置されています。

  • 視覚実習室

    本格的な視覚についての心理物理学実験を行うための実習室です。光学的なノイズを排除して統制した視覚刺激を提示する環境を実現するために、高性能モニターを設置した暗室が設置されています。

  • 食事機能実習室

    体の中での食品成分のはたらきを調べるために、細胞や組織を培養して実験を行います。食品成分を細胞に作用させ、装置を用いて細胞の機能の指標となる遺伝子発現量の変化等を解析します。

  • 環境実習室

    SDGsとも関わる食と環境との関係について、食品残渣の堆肥化の実習や、環境評価、環境教育に関する実習を行います。

  • 食科学実習室

    人間の食に関わる行動を科学的に理解し、その法則性を見出すための様々な実習を行います。

  • ワークショップ

    ライブラリーギャラリーの各種資料を用いた作業やグループワークを行います。