12月3日（火）、びわこ・くさつキャンパス（BKC）リンクスクエア2階教授会会議室にて、「西園寺記念奨学金」の給付証書授与式を開催しました。

授与式で代表謝辞を務めた、3回生の阪口加奈さん（生命科学部　応用化学科）は、「私が大学生活での学びにおいて大切にしてきたことは、一つの分野にこだわらず、幅広い知識を得、思慮や知識の及ぶ範囲を広めることです。この点を重視してきた理由は、様々な視点を知ることで、自らの視野を広げ、将来的に自身の研究などにおいて、物事を様々な角度から捉え、新たに気づくことができることもあると考えるからです。私は、生物分野には苦手意識がありました。しかし、生命科学部という特徴を活かして、1回生のころから生物分野の授業も積極的に受講してきました。そのことで、生化学や分子生物学などの分野の基礎知識を学び、物事を多角的な視点から捉える姿勢を身に付けてきました。また、短期留学やUCデービスプログラムにも参加し、国内では得られない多くの刺激を受け、新しい考え方や価値観を知ることができました。4月からは4回生となり研究室生活が始まります。これまでの学びを通して、生物の奥深さに感動し、もともと興味を持っていたエネルギー問題に携わる研究がしたいです。これまでの経験を活かして、広い視野を持って、生体を越えるような機能の創出や人工光合成によるエネルギー問題の解決に少しでも貢献出来たらと考えています。」と述べました。

授与式終了後は、懇親会をリンクスクエア1階食堂にて開催しました。懇親会には、菊地学部長はじめ、各学科の先生方も参加し、受賞者から受賞の喜びと今後の抱負が語られ、参加者間の交流も深まり、大いに盛り上がりました。