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  • 折笠 有基准教授
  • Yuki Orikasa
  • 応用化学科
  • 研究室無機電気化学研究室
  • 専門分野無機化学、電気化学
  • 担当科目無機化学Ⅲ、エネルギー変換化学
    • エネルギー変換
    • 機能材料
    • 新物質
Q1研究の内容を教えてください。

 現代社会で使用しているスマートフォンやノートパソコン等の携帯機器は、化学反応を組み合わせて応用した二次電池の性能向上により利用が拡大しました。私は、携帯機器を動かすための電源を供給する二次電池の研究をしています。二次電池は近い将来、クリーンなエネルギー媒体として、自動車用電源や自然エネルギーの蓄電への利用が広がっていくと予測されています。二次電池は無機化学・有機化学に関連が深い材料を多く使用しており、電池内部での化学反応を理解して性能向上をはかる必要があります。現在よりも、より長持ちし、より安全で、より素早く充電できることが求められるだけでなく、コストや環境適合性を考慮する必要があります。化学の知識を活用し、化学反応の理解と新規材料開発を通して、現代では生命と深く結びついているエネルギー・環境の問題に挑んでいます。

Q2研究に興味を持ったきっかけを教えてください。

 我々の中学・高校時代はちょうど環境・エネルギー問題が広く認識されてきた時代でした。この時期に、何らかの形で環境問題の解決に貢献したいと思ったのがきっかけです。ただ、学生時代は(少なくても研究室配属以前は)、野球ばっかりやっていた記憶しかありません。現在の研究に関連が深い電気化学は、研究室配属の時にはじめて面白そうだと思ったことがきっかけです。

Q3高校生へメッセージをお願いします。

 高校時代における理系の学習内容が、現代の様々なデバイスにとって必要不可欠な内容であることは、イメージすることが難しいかもしれません。しかし現代は、多くの手段で、学習内容と関連が深いデバイスについての情報を得ることができます。高校生には是非、授業等で学んだ内容が、現代社会で何と関係があるのかを自主的に学習する機会を多く持つことを期待しております。

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電気化学会 編『電池はどこまで軽くなる? -くらしを支える電子とイオン-』